スカーレットジェムは人口餌を食べる?繁殖の仕方や混泳など飼育方法

スカーレッドジェム

スカーレットジェムはバジスバジスの仲間で主にアカムシやスネールを食べます。性格も温厚な部類に入るので混泳させやすく、メインまたはサブどちらで飼育しても綺麗でおすすめ。スネール除去役として導入にも向いている魚です。この記事ではスカーレットジェムの繁殖方法などの情報をまとめています。

目次

スカーレットジェムの生体情報

スカーレットジェム
スカーレットジェムの情報
分類スズキ目
バディス科
ダリオ属
分布インド
学名Dario dario / Scarlet badis
別名泳ぐ宝石/赤い宝石
スカーレットバジス
大きさ3cm前後
寿命2年〜3年
育成難易度
温度18〜26度
水質6.5〜8.5
硬度1〜15
繁殖葉の裏なのにばら撒き
参考価格160円〜600円

スカーレットジェムはバジスバジスの仲間

バジスバジス
写真はバジスバジス

スカーレットジェムはバジスバジスの仲間(近種)で食性やフォルムなどもそっくりです。ただ、スカーレットジェムは赤色が際立つ見た目が印象的で、赤い宝石や泳ぐ宝石とも呼ばれています。サイズはバジスバジスの成魚ほど大きくならないため、複数飼いもしやすいのが特徴です。

スカーレットジェムはスネールも食べる

カワコザラガイ
カワコザラガイも好んで食べる

スカーレットジェムはバジスバジスと同様にスネールを食べる傾向にあります。本来はアカムシを好んで食べますが、餌を与えない間はスネール探して食べてくれます。まじまじと探す姿は愛くるしいですよ。ヒラマキガイ、カワコザラガイでの捕食を確認済み。

スカーレットジェムの販売相場

ショップやネットによって販売価格に差はありますが、1匹あたり160円〜600円が相場になっています。1匹あたり600円前後の場合はネットでの購入の方が安い場合があります。埼玉や神奈川にある「かねだい」といったやすく生体を取り扱っているお店では160円前後で購入することも可能です。

スカーレッドジェムの飼育に必要なもの

小型水槽で飼育する場合

ここでは小型水槽は横幅30cm未満の水槽よりも小さい水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。小型水槽では外掛けフィルターが手入れも簡単でおすすめです。
▶︎ 外掛けフィルターおすすめ一覧
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎15cm水槽ライトおすすめ一覧
▶︎20cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用ファン水槽用ファンは5月〜9月頃まで必要になるアイテムです。夏場は高水温になると魚が死んだり、コケ(藻)が発生するので必須です。
▶︎水槽用ファンおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。ファンで冷える時はクーラーはいりません。
▶︎水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。
中型水槽で飼育する場合

ここでの中型水槽は横幅30cm以上、60cm未満の水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。30cm〜45cmの中型水槽では外部フィルターがおすすめです。
▶︎ 30cm水槽向け外部フィルターおすすめ一覧 
▶︎ 45cm水槽向け外部フィルターおすすめ一覧
▶︎ 外掛けフィルターおすすめ一覧
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 30cm水槽ライトおすすめ一覧
▶︎ 45cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用ファン水槽用ファンは5月〜9月頃まで必要になるアイテムです。夏場は高水温になると魚が死んだり、コケ(藻)が発生するので必須です。
▶︎ 水槽用ファンおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。ファンで冷える時はクーラーはいりません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。
大型水槽で飼育する場合

ここでの大型水槽は横幅60cm以上の水槽と定義します。
水槽のサイズと水量は水槽サイズ一覧をご覧ください。

濾過フィルターろ過フィルターは飼育するのに必需品です。ろ過フィルターがないと水の汚れが早まり魚がすぐに死んでしまいます。60cm以上の大型水槽では外部フィルターがおすすめです。
▶︎ 外部フィルターおすすめ一覧 
水槽ライト水槽用のライトの明かりは人間で例えると太陽のようなものです。水槽用ライトがないと魚は健康的に育たず、綺麗な体色になりません。
▶︎ 60cm水槽ライトおすすめ一覧
エアレーションエアレーションは通称ブクブクです。夏場は水中のco2濃度が上がるのでブクブクがないと死んでしまう恐れがあります。
ヒーターヒーターは10月〜4月頃まで必要になるアイテムです。魚の多くは20度以上の水温が必要なので加温できるヒーターは必須です。
▶︎ 水槽用ヒーターおすすめ一覧
水槽用クーラー水槽用クーラーは5月〜9月まで必要になるアイテムでファンの上位互換です。ファンで水槽が冷えない時は水槽用クーラーを導入するしかありません。
▶︎ 水槽用クーラーおすすめ一覧
カルキ抜きカルキ抜きは魚飼育で必須アイテムです。カルキ抜きを使わずに水道水を使用すると残留塩素によって呼吸器を痛めて死んだり、寿命が縮む恐れがあります。100均でも売っています。
掃除ポンプ掃除ポンプはアクアリウム専用の物を用意すべきです。吸い込みや使い勝手、耐久性が違うので水槽掃除のストレスが大きく変わります。

スカーレットジェムの飼育方法

熱帯魚の飼育方法まとめ

水合わせを行おう

スカーレットジェムを購入した場合、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

スカーレットジェムの食性と餌

フレーク顆粒タイプイトメ
スネールを食べるキラースネール
冷凍アカムシブラインシュリンプスネール

スカーレットジェムは基本的にアカムシが主食となります。乾燥アカムシも食べる子もいますが、吐き出してしまう場合も少なくありません。

割合は6割程度のスカーレットジェムが乾燥アカムシを食べるといったところ。無難に飼育するなら冷凍アカムシを与えるのがベストです。スネールの多い水槽では餌を与えず、スネールを食べ続けながら生きる個体もいます。

人工餌を食べる個体は稀

フレークを食べることもありますが吐き出す個体が多いです。

人口餌を食べるスカーレットジェムは稀で珍しいと思った方がよく、原則的に人口餌は食べないと思うのが生存率を上げるコツです。食べない時は全く食べずにそのまま餓死するのでフレークだけでの飼育は原則的に難しいです。

飛び出し防止柵は必須

水槽の隙間2

スカーレットジェムの飛び出し事故は稀に発生します。流木や石が水面に近い場合や水位が高すぎる場合は飛び出してしまうことがあります。身体はかなり細い部類なので1cm幅でも飛び出す可能性は十分にあります。したがって蓋の隙間は必ず埋めるようにしましょう。

スカーレットジェムの病気と対応

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも影響がないためおすすめ。気になる場合はヒコサンZやアグテン、メチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあります。塩浴をすると悪化するので注意。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、気になるようなら隔離水槽でヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

スカーレットジェムの混泳について

ミナミヌマエビとの混泳は可能?

チェリーシュリンプやミナミヌマエビの稚エビは食べられる可能性があります。自分と同等のサイズや近いサイズのミナミヌマエビやチェリーシュリンプは食べるられることは少ないです。個体によっては抱卵したエビの卵だけ狙って襲うときもあります。

別種の熱帯魚との混泳は?

スカーレットジェムは温厚な部類のため、他の熱帯魚とも混泳させやすいです。温厚というより干渉しないに近いでしょう。ただ同種は時折追いかけたりつついたりすることがあります。あまりに執拗な追いかけを行うのであれば「隠れ家を用意する」「サテライトに移して様子見」などを行うのが良いでしょう。

3cm以上の魚には逆に襲われる場合も

スカーレットジェムの販売時の大きさは1.5cm〜2cmほどと小さい場合がほとんど。成魚になっても3cmほどと小さいので5cmサイズのカラシンでも尻尾を齧られる、煽られるなどの被害を受ける場合があります。

餌を与える時に突かれてストレスを感じてしまうなどの場面が発生しがち。ヒレをあまりに齧られたり執拗な追いかけがある場合は避難させてあげるのが理想です。

スカーレットジェムの繁殖方法

適性温度24〜26度
pH6〜7

スカーレットジェムのオスメスの見分け方

オスは赤色の発色が良い個体、メスは色味のない地味な個体です。メスのスカーレットジェムはあまり入荷されないので結構レアかもしれません。

隠れ家はしっかり用意しよう

常に隠れて居られる場所の確保が必要になります。常に場所を点々としている状況だと中々ペアにならず、卵を産み付けることもできなくなってしまいます。隠れ家は水草と流木によって空間を作ってあげるか、土管を砕いて部屋を作ってあげると言った方法を取るのが良いでしょう。

稚魚のエサはブラインシュリンプ

孵化後から1週間はヨーサックを持つので、数日は放置でも良いようです。また、ブラインシュリンプを与えても問題ありません一度に食べられる量は少ないので一気に与えてしまうと水質悪化を招くので要注意です。

スカーレットジェム繁殖成功動画

稚魚の姿や様子をご覧になりたい方はこちらの動画を参考にご覧ください。

スカーレットジェム飼育まとめ

スカーレットジェムは体の大きさが3cm前後とかなり小さめの熱帯魚です。アカムシをピンセットで直接与えるようにするとこちらに気づいて泳ぎ回る姿も見せてくれます。可愛いですが、餌の好き嫌いが多いためフレークを与えている熱帯魚との餌分けをしなければならなかったり面倒なところもあります。

pHの関係もありますが、環境に馴染めばどんどん赤くなっていくので水草水槽との相性は抜群。アクセントとして映えるしスネール対策にもなるので是非水槽に加えてみては如何でしょうか。

スカーレットジェムによくある質問

スカーレットジェムの最大体調は?

スカーレットジェムは大きくても2.5cm程度にしかなりません。ショップで販売されている個体も2cmほどが多く、そこから大きく成長することはほとんどありません。スネールイーターとして小型かつ温厚な部類になるので初心者でも育てやすいのが特徴です。育て方や混泳相性についてはこちらをご覧ください。

スカーレットジェムの寿命は?

スカーレットジェムの寿命は2年〜3年ほどになります。割と短命ですが、繁殖もしやすい品種なのでメスを購入して繁殖にチャレンジしてみるのも良いでしょう。繁殖の仕方はこちらをご覧ください。

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