ユマクリアは油膜取りに最適!改造もできる?|コトブキ工芸

コトブキユマクリアの使用レビュー

ユマクリアの評価は?

コトブキ工芸から販売されているユマクリアは油膜取り器の中でも1000円前後で買える激安商品!安すぎて不安になるかもしれませんが、性能はピカイチ。これで1000円?と思えるほどのパワーを持つので油膜に悩んでいる人やフィルターとは別途水流を作りたい人におすすめです。

本記事ではユマクリアの使用感やメリット・デメリット、他製品との比較しながら評価レビューしていくので参考にご覧ください。

目次

コトブキ工芸ユマクリアのスペック

コトブキ工芸ユマクリア
コトブキ工芸ユマクリアの情報
製品サイズ本体部分幅40cm×奥行45cm
高さ12.4cm
コードの長さ145cm
定格消費電力2.8W / 2.4W
1ヶ月の電気代2.1円 / 1.8円
流量50Hz:3.0L/分
60Hz:3.3L/分
販売者コトブキ工芸株式会社
参考価格Yahoo! 1,460円〜
Amazon 1,400円〜
楽天市場 1,060円〜

コードが下になる形状

コトブキのユマクリアは水中モーターから出るコードが下からとなっています。そのため、一度湾曲させてから水槽外に出るといった構図を取らないといけません。

ADAの油膜取りのブッパ2と比べるとコードが水槽内に見えてしまうので景観としては少し見栄えが悪いです。しかし、ブッパよりも優れたメリットがあります。

手軽な油膜取りにおすすめ

水槽の油膜取りができる商品はサーフェススキマーとして括られますが、ユマクリアは数ある商品の中でも費用面、吸い取りの力、水流のバランス、手入れのしやすさからサーフェススキマーの中でもトップクラスの性能があります。

サーフェススキマー
おすすめランキング
1位
詳しくは「サーフェススキマーおすすめランキング」をご覧ください。

コトブキ工芸ユマクリアのレビュー【メリット】

蓋に干渉しない

水槽の蓋は魚の飛び出し防止として、基本的にどの家庭でも取り付けている事と思います。

見た目的にはオシャレなADAの油膜取りブッパⅡはフックタイプ故に蓋に当たってしまいキッチリ蓋を閉められない、当たる部分によって振動が生まれうるさいといったデメリットがありました。

コトブキ工芸のユマクリアは吸盤で取り付け、コードで電源を引っ張る形なので蓋に干渉せず、取り付けることができます。そのため、振動が生じてうるさいということがありません。

吸引力が強い

ユマクリア吸引力
分かるかな〜?

代表的な3製品の中でもパフォーマンスに優れているユマクリア。油膜の吸い取りはもちろん、水草の切れ端などもガンガン吸いこんでくれます。正直1000円でこれだけの吸引力があるなら他の油膜取りを買う気になれないです。現在はヤフーショッピング、Amazon共に値段が500円〜800円ほど上がっています。

水流はゆるやか

ユマクリアの水流はそこまで強くないため、60cm水槽で水流を生み出したいという場合は少し力不足に感じるかもしれません。45cmの幅で端までしっかり届く程度。強い水流を好まない魚へのストレスが軽減できるので利用できる水槽は多いです。

価格が約1000円と安すぎる

油膜取りは水面のゴミを取るちょっと変わった水中フォルター。エーハイムの油膜取りでも約3,000円程する中、コトブキ工芸のユマクリアは約1000円。

他製品とは比較対象にならないくらい安いため逆に買うことを躊躇うレベルです。ADAのブッパⅡと比べると約1/13の価格です。(ブッパⅡの価格は13,000円)

コトブキ工芸ユマクリアのレビュー【デメリット】

メリットばかりでデメリットがないはずない!と思う方も多いかもしれません。既にデメリットがあったとしても使い捨てレベルで使用出来るため、一瞬で壊れる以外はかすり傷。そんな中で気になった点について紹介していきます。

水中フィルターの蓋が開けづらい

ユマクリア

オレンジ色の部分がモーター部分の蓋になっています。開けやすい物は空くのですが、使用を続けているものや、個体によってカチカチな時があります。中身のスポンジもしっかり洗いたいという場合には少し苦労します。

たまにエア噛みして吸わない

ほとんどが取り外して掃除した後に起きる現象ですが、取り付け時に一度水中に沈めないとエア噛みを起こして正しく動作しないことがあります。

ユマクリア

その場合はヘッド部分を押し付けて一度水を入れてあげると復活します。

吸盤とコードの向きで本体が水槽に当たる

買ったばかりの時は吸盤やコードが硬く、ユマクリアの向きが定まらないと思います。そのため水槽にユマクリア本体が当たる形になり振動音が気になる状態に。

力技ですが傾いてる方と逆に押し込むような形で曲げる、コードをひねって調整するといった方法で回避は可能です。

たまに吸盤が取れる

吸盤が外れたユマクリア
ずっと放置するとエア噛みを起こす

吸盤が小さいのでコケが増えたタイミングなどで取れてしまうことも。景観が損ねるのに加えてもう一度つけるのって面倒ですよね。ちなみに、取れても半分以上が水中に沈んでいるため、噴水状態になってしまうなんてことにはなりません。

水槽キャパが大きいと油膜が取れなくなる

水槽が60cm幅になると吸引量が増えるため、すぐに小さいスポンジにゴミが詰まり吸わなくなってしまいます。吸わなくなったユマクリアを放置しておくと異音が鳴るので、すぐに取り外して洗った方が良いです。

ユマクリアを実際に使用したレビュー

他の油膜取りとの比較

ADA ブッパⅡ

ADAブッパ2
参考価格13,000円

ADAの特約店のみで購入できる油膜取り器です。価格は13,000円とかなり高いです。ステンレス製で見た目はカッコイイですが、油膜や水面のゴミ取りはユマクリアに劣ります。また、ステンレス製ゆえに部分的に錆びてしまうという残念なポイントも。油膜取りが欲しいならユマクリア、ADA製品が欲しいならブッパ。

エーハイム スキマー350

参考価格Yahoo! 2,800円〜
Amazon 3,215円〜
楽天市場 2,800円〜

3000円ほどで購入出来るコスパの良い油膜取り器。吸引力が非常に強く効果は絶大。水流は弱〜強と操作ができますが、30cm水槽の幅だと少し強すぎる印象です。

60cm以上の水槽で使用するのが無難です。大型水槽では安価で導入しやすいメリットを持ちますが、内部のエンペラーが壊れやすいのでコスパが良いとも言いきれません…。60以下の水槽ならユマクリアの方がおすすめです。

ユマクリアを使用しての注意点

ヘッドは取れない

ユマクリア

フィルターの中を掃除しようとしてヘッドを取ろうとしても取れません。無理やり引っ張ると壊れてしまいます。フィルターはコードが出ている下のオレンジ色部分になります。

ユマクリア

濾過能力は期待してはいけない

ユマクリア

フィルターはこのスポンジのみなので、濾過器としての機能は期待してはいけません。スキマー自体油膜と水面のゴミを集めるだけなので、濾過能力を求める場合は水中フィルターを使用した方が良いでしょう。

ユマクリア評価まとめ

ユマクリアは1000円台で購入できる手軽な油膜取り。油膜に悩んでいる方はお手頃に入手できすぐに効果を体感できるので非常におすすめです。

水槽スペックは30cm〜45cm水槽あたりが適正でしょう。60cm水槽ワイドで使用してみましたが1週間ほどで根詰まりを起こすことが多かったです。サイズの大きい油膜取りが欲しい場合はエーハイムスキマーなどがおすすめです。

ユマクリアは改造できる?

コーナーフィルターなどの安価なアクアリウム商品は割と改造することができますが、ユマクリアでの改造はそんな使い道がなそうです。フィルターを詰め込んでも詰まるだけなのであまりおすすめもしません。

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