当サイト開催!水草水槽レイコン投票受付中

らんちゅう(金魚)の飼い方と適正水槽サイズ・寿命・販売値段相場

らんちゅう(金魚)の飼い方と適正水槽サイズ・寿命・販売値段相場

らんちゅうは金魚の中で最も人気が高く品評会も開催されています。一点物として値段が高く吊り上がりやすい傾向があります。

らんちゅうはうまく成長すると20cm前後まで成長し、目の回りを起点に頭部の全体に肉瘤(にくりゅう)が発達する金魚です。らんちゅうは1000円程度から購入することができるため、誰でも飼育を始めることができます。しかし、青子や黒子になると値段が跳ね上がるので魅力にハマればハマるほどお金がかかるかもしれません。

らんちゅうは適切な水槽サイズや濾過器を用意しないと思うような成長をさせることができません(肉瘤を発達させたり)。また、病気になるリスクもあるので基本的な魚の飼育方法は知っておきたいところ。本記事ではらんちゅうの飼育についてまとめているので参考にご覧下さい。

目次

らんちゅう(金魚)の特徴

らんちゅうの育て方
らんちゅうの情報
分類コイ目
コイ科
フナ属
学名Carassius auratus auratus var.
別名金魚の王様
ライオンヘッドゴールドフィッシュ
大きさ15cm〜20cm
寿命平均5年
10年以上の場合もある
育成難易度
温度10〜26度
水質PH7.0〜PH8.0
硬度1〜19
繁殖産卵床への産みつけ
参考価格980円〜

らんちゅうは背鰭がなく肉瘤(にくりゅう)がある

らんちゅうは金魚の中でも人気が非常に高く金魚の王様とも呼ばれています。体長は大きくて20cm前後にまで成長します。ずんぐりと丸いフォルムと頭にできた肉瘤と呼ばれるコブがあるのが特徴です。また、背ビレを持たない珍しい金魚でもあります。

らんちゅうの大きさ

らんちゅう黒子の育て方

らんちゅうは大きいと20cm前後になりますが、12cm〜15cm程度に落ち着くことも珍しくありません。水槽サイズは余裕をもって60cm水槽からの飼育が望ましいです。混泳を考慮する場合は別で水槽を設けるか入れる数を絞るか検討する必要があります。

らんちゅうとオランダ獅子頭の違い

らんちゅうとオランダ獅子頭は体系的特徴と口の位置で違いを見ることができます。らんちゅうの大きな外見的特徴は背鰭がないことです。一方でオランダ獅子頭は背鰭があり頭部に発達した肉瘤があります。

口の位置が異なる

らんちゅうは口の位置が下向きになっているため、沈下性の餌が食べやすい傾向にあります。オランダ獅子頭は口が下に向いておらず、並行(横向き)なため、浮上性の餌が食べやすい傾向にあります。体系的な違いで餌の選び方も変わってくるので混泳はできることなら避けた方が飼育しやすいでしょう。

らんちゅう飼育は難しいのか?

品評会に出し、評価を得たい場合は、上から見た姿や泳ぎ方などを重視して育成をしていかなければならず、単純な飼育とは違い難しいです。また、らんちゅうは身体が大きく丸いため消化不良を起こしやすく転覆病などを患いやすいです。餌の量やタイミング、品質にも気をつける必要があります。単純にらんちゅうが好きで個人的に楽しみたい方にとっては基本的な金魚飼育と変わらないので難しくはありません。

らんちゅうの販売値段と種類

らんちゅう更紗・黒子・青子・キャリコ

らんちゅうの種類分けの方法の一つが色です。更紗色は赤と白の2色の配色からなる金魚で、黒子は黒色、青子は青というより銀色に近い色をしています。キャリコは赤・白・黒・青の色がバラバラに入った色を意味します。他には綺麗な橙色や真っ白ならんちゅうが紅葉色やミルク色という名前でも販売されています。

らんちゅう更紗の販売値段

販売値段相場980円〜

らんちゅう 黒子の販売値段

販売値段相場2,000円〜

らんちゅう 青子の販売値段

販売値段相場3,000円〜

らんちゅうキャリコの販売値段

販売値段相場8,000円〜

白らんちゅう(ミルク)

販売値段相場5,000円〜

らんちゅうの飼育方法

らんちゅうの水槽サイズ

冒頭でも紹介したようにらんちゅうは成魚になると20cmほどのサイズになるやや大型の金魚です。金魚飼育おすすめセットなどの名称で販売されている30cm水槽では飼育はできません。

金魚サイズ水槽サイズ数目安水量
〜15cm幅45cm×奥行き30cm1匹〜2匹27L
20cm幅60cm×奥行き30cm1匹〜3匹57L
水槽サイズと水量一覧

らんちゅう1匹に対して水槽サイズは45cmから始めるのが無難です。2匹飼いたい場合は60cmとサイズアップが必要になります。

濾過フィルターも充実したものを用意する

らんちゅうはサイズも大きく、大食漢であるため、水を汚すスピードが速いです。スリムフィルターや小さめの外部フィルターでは濾過が追いつかないため、上部フィルターや大きめの外部フィルターを採用すると良いです。

らんちゅうのおすすめの餌・消化の良い餌

らんちゅうをはじめとする金魚は食欲が非常にあるため、餌を決まった時間、決められた量を与えるようにしないと転覆病や松かさ病などを発病しやすいです。どちらも治療が難しく難病と言われています。

らんちゅうにおすすめの餌

らんちゅうは沈下性のある餌の方が体の構造上食べやすいため、沈下性のある餌を与えるようにしましょう。沈下性の餌ではキョーリンが販売しているベビーゴールドがおすすめです。

消化効率の良いおすすめの餌

らんちゅうは何でも食べますが、体を大きくするために高タンパク質・高脂肪の餌を与え続けると消化不良しやすくなってしまいます。脂質の少ない餌選びをするようにしましょう。また、最近では消化を助ける乳酸菌を配合した金魚の餌も販売されています。

らんちゅうの肉瘤を大きくする方法

らんちゅうの最大の特徴である肉瘤のサイズは飼育から2年以内で発達が進むと言われています。飼育から2年以上たち、変化がない場合は水槽のサイズを大きくしたり、外で飼育することで発達するとも言われますが、確実性は保証できません。

  1. 遺伝で決まる
  2. 飼育環境は屋内より屋外飼育が良い
  3. 高タンパクのある餌を与える
  4. 水質環境を常に良好に維持する

元々、肉瘤の大きな個体同士で生まれた、らんちゅうは骨格が違うため、肉瘤が大きくなりやすいです。また、飼育水槽のサイズが大きいほど金魚もサイズアップが望め、結果的に肉瘤の肥大を狙えます。

飼育水槽は室内飼育だと大きくならない傾向が強く、屋外飼育が理想とされています。

屋外飼育の利点は

  1. 屋内よりも大きな水槽を用意しやすい
  2. 人間の生活音や光によるストレスを与えにくい
  3. 寒暖差による刺激を与えられる

といったことが肉瘤を大きくするアプローチにつながるとされています。

栄養のある餌は、金魚を大きくするために高蛋白質の餌を与えることが考えられていますが、高栄養な餌は水質悪化を招くだけでなく、消化不良による病気の発病などのリスクがあります。

らんちゅうのオスメスの見分け方

オスとメスは追い星といって繁殖期にエラの部分やヒレに発現する白い斑点で見分けることが出来ます。追い星がない個体がメスで、追い星がある個体がオスになります。

その他の見分け方には肛門の形(オスは細長く、メスは丸い)や身体を指で押した時に全体的に柔らかいのがメス、硬いのがオスといった見分け方もあります。

らんちゅうの好む水質

らんちゅうをはじめとする金魚はPH7.0〜PH8.0の中性を好みます。PHがさらに低くなると弱酸性となり、水質的には好みません。どちらかというとPHが8.0以上になる方がまだ平気といったところでしょう。

日本の水道水はPH7.0〜PH8.0の場所も多く水質維持は比較的しやすいはずです。しかし、水質悪化や流木をたくさん入れている、土壌をソイルにしているといったことが原因で弱酸性に傾いてしまうことがあります。PH低下を防止するためにフィルター内に牡蠣殻(カキガラ)を入れるケースも珍しくありません。

購入時は水合わせをしよう

らんちゅうを購入した際は水槽に入れる前に水合わせをきちんと行いましょう。金魚は丈夫という観点から水合わせをせずに入れるケースが多々見られます。(金魚掬いで貰ってきた金魚など)

水合わせをせずに違う水質の水槽へ入れるとPHショックを起こし、すぐに死んでしまうことがあります。また、水温差があればストレスとなり、病気を発病するリスクにもなります。スイホウガン(水泡眼)を健康的に育てるためにも水合わせはきちんと行いましょう。

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

点滴法による水合わせがおすすめ

点滴法とは、エアチューブを利用して水を少しずつ加えていき、30分〜1時間ほどかけて水槽の水と購入時の水をチューニングする作業になります。先述したざっくりとした水合わせよりも魚にかかるストレスが少なく、病気の発病防止などに役立ちます。

STEP
水温を合わせる

まずは袋を開けずに水槽にそのまま浮かべて放置しましょう。袋の中身と水槽の水温を合わせるために行います。(※例なので写真は違う魚です)

季節によって温度差があると思いますが、購入してすぐに合わせるならおおよそ30分〜1時間ほど浮かべておけば大差ない温度になっているはずです。

購入時の袋が大きければ、水量も多いので水槽の中身を減らさないと溢れます。

STEP
バケツに袋の水と魚を入れる

水温を合わせたらバケツに袋の水と魚を入れます。冬場の場合は温度が水温が著しく落ちないようにヒーターを投入するのがおすすめです。(当たり前ですが水量とヒーターのサイズ等を間違えないように)

STEP
エアチューブを使って水槽の水を垂らす

エアチューブを水槽に取り付け、その下にバケツを設置します。(水槽からバケツへはサイフォンの原理をしようします。)

STEP
点滴の量は1秒に6滴

点滴法をあまりにゆっくり時間をかけるととんでもない時間になってしまいます。長時間かけても大差ないため、30分〜1時間ほどが良いです。

終わったら網で生体を掬い飼育水槽へ移しましょう。

水流は弱めが良い

らんちゅうの泳ぐ姿

らんちゅうは泳ぐのが得意な金魚ではないため、水流は弱めに設定しましょう。らんちゅうの肉瘤も水流が強すぎると形が崩れる原因にもなりかねません。

水温は活動量のコントロールで決める

金魚の適温は15度〜26度程度とかなり幅があります。この水温幅から丈夫と勘違いされるのかもしれません。金魚は水温によって活動量が異なり、水温が低ければ活動量は少なく、水温が高ければ活動量が多くなります。

夏場の高水温は活発化するだけでなく、水質悪化も著しいです。特に高水温になれば酸素不足にも陥るため、体調不良を起こすやすくなるのでクーラーなどの設置が必要になります。

また、冬場には水温が低すぎるとストレスになる、昼と夜の水温差が大きいことが原因でストレスや病気になるというリスクを抱えています。したがって、水温を一定に維持できるヒーターは導入したいところ。

らんちゅうの肉瘤を大きくする方法

らんちゅうの最大の特徴である肉瘤のサイズは飼育から2年以内で発達が進むと言われています。飼育から2年以上たち、変化がない場合は水槽のサイズを大きくしたり、外で飼育することで発達するとも言われますが、確実性は保証できません。

  1. 遺伝で決まる
  2. 飼育環境は屋内より屋外飼育が良い
  3. 高タンパクのある餌を与える
  4. 水質環境を常に良好に維持する

元々、肉瘤の大きな個体同士で生まれた、らんちゅうは骨格が違うため、肉瘤が大きくなりやすいです。また、飼育水槽のサイズが大きいほど金魚もサイズアップが望め、結果的に肉瘤の肥大を狙えます。

飼育水槽は室内飼育だと大きくならない傾向が強く、屋外飼育が理想とされています。屋外飼育の利点は

  1. 屋内よりも大きな水槽を用意しやすい
  2. 人間の生活音や光によるストレスを与えにくい
  3. 寒暖差による刺激を与えられる

といったことが肉瘤を大きくするアプローチにつながるとされています。栄養のある餌は、金魚を大きくするために高蛋白質の餌を与えることが考えられていますが、高栄養な餌は水質悪化を招くだけでなく、消化不良による病気の発病などのリスクがあります。

らんちゅうの病気と対策

転覆病

体が自由に動かせなくなり、体がひっくり返って浮いてしまう病気です。消化不良やストレスが原因となり内臓疾患として発病するとも言われ絶対に治るとは言えません。塩浴やメチレンブルーによる対処療法しかありません。転覆病にならないように普段から消化の良い餌、温度を管理する必要があります。

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも影響がないためおすすめ。気になる場合はヒコサンZやアグテン、メチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあります。塩浴をすると悪化するので注意。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、気になるようなら隔離水槽でヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

松かさ病

松かさ病は丸々と膨れ上がり、鱗も逆立っている状態に見える病気です。初期症状から体が少し晴れたように見え、鱗も若干逆立ったように見えるのでおかしいと思ったらすぐに隔離して薬浴する必要があります。末期になると治すことが困難で死に至ります。グリーンFゴールド顆粒などが主な治療薬になります。

らんちゅうによくある質問

らんちゅうの寿命は?

らんちゅうの平均寿命は5年前後になります。他の品種と同じように飼育環境によっては10年以上生きることもあるようです。

らんちゅう1匹あたりに必要な水量は?

らんちゅうは15cm〜20cm程度まで成長するため、1匹あたり20Lあたりは確保したいところ。幅45cm、奥行き30cmの水槽なら27Lほど確保できるので1匹から2匹程度飼うことができます。飼い始める場合は余裕を持って45cm水槽で始めたいところですが、幅30cm奥行き30cmのキューブ水槽でも飼育することができます。

金魚に関する記事一覧

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アクアリウムはまだまだニッチなジャンルで、情報が綺麗にまとまっていないのが現状です。アクアリウムに関する様々なログや情報をお届けしていきます。定期的にコンテストも開催し、アクアリストを繋ぐメディアの運営に努めています。

目次