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サーフェススキマーとは水槽の水面に発生する油膜やゴミを除去できる器具です。

サーフェススキマーには水中モーターで動く自律型と外部フィルターと連結する他律型があります。サーフェススキマーのおすすめメーカーはコトブキ、エーハイム、カミハタ、ADA、アズーなどが挙げられます。

ただし、メーカーで決めるよりも自分の水槽サイズや水量、濾過フィルターの種類に合わせて選ばないと使い物にならないものを買って後悔することになります。

この記事ではサーフェススキマーの失敗しない選び方や水槽サイズ別におすすめの製品をランキング形式で紹介しています。

目次

サーフェススキマーとは

サーフェススキマーとは水槽に発生する油膜や水面のゴミを取り除く器具のことです。

油膜や水面に漂うゴミを効率よく吸い取ることができるので、水草の光合成の効率を上げることにも期待できたり、油膜によって魚の餌がうまく拡散しないといったことを解消することができます。

サーフェススキマーは2種類ある

サーフェススキマーは水中モーターで稼働して濾過する自律型と外部フィルターと連結して動力やフィルターを自身で持たない他律型があります。

自律型のサーフェススキマーの特徴

吸盤が外れたユマクリア

自律型は自身のフィルターを手入れしないと根詰まりを起こし、油膜やゴミを吸い取れなくなるデメリットを持ちますが、簡単に着脱ができるので気軽に導入と撤去ができるメリットがあります。

また、濾過フィルターが単純に追加されることになるので水質維持の向上に役立ちます。

他律型のサーフェススキマーの特徴

グラスサーフェススキマーはホースさえあればOK

他律型は呼水式の外部フィルターに取り付けるので、自身のフィルターを持ちません。そのため、手入れ頻度は自立型よりも少ないメリットがあります。

しかし、着脱するには呼水式の外部フィルターの再設定が必要になるので気軽さには欠けます。

さらにサーフェススキマーは水槽の高さの相性があり、高さのある水槽だと低床のゴミが取り切れず、結果的に水換え頻度が高くなるといったことが起きます。

飼育している生体の数、水槽サイズによって状況は変わるので試してみないと分からないという所があるよ。

知らないと後悔するサーフェススキマーの選び方

水中モーター式なら後悔が少ない

サーフェススキマーには水中モーターで水面のゴミや油膜を取り除く自律型と外部フィルターに直結する吸水パイプと連結してゴミや油膜を取り除く他律型があります。

自律型他律型
吸盤が外れたユマクリアグラスサーフェススキマーはホースさえあればOK

自律型は濾過フィルターとは別にスキマーとして取り付けるので、油膜が気になる時だけ取り付けるといった使い方ができ、どの水槽にも着脱ができて後悔が少ないです。

一方で他律型は、水槽の高さによっては水面のゴミや油膜は取れるものの、低床のゴミは取れなくなってしまったといったトラブルが起きやすいです。水槽との相性が悪ければ水質悪化も生みやすいです。

失敗のリスクが少ないのは水中モーターで動くスキマーなのは間違いないので、スキマーを導入したい人はコトブキ、エーハイム、ADAといったメーカーの商品を選ぶのがおすすめです。

水量に合わせて買わないと後悔する

水中モーター式のスキマーは流量(排水量のこと)と水量がマッチしているかも考えて買わなくてはいけません。

小型水槽に流量の多いスキマーを取り付けると水槽内が洗濯機のようになってしまい、魚や水草に多大なストレスを与えてしまいます。

小型水槽にはコトブキの製品、大型水槽にはエーハイムといった適性があるので、値段ではなく、水槽サイズにマッチした商品を選ぶべきです。

当サイトのサーフェススキマーの評価基準

1.濾過能力

ユマクリア吸引力

実際に使用して水面のゴミや油膜がどれだけ取れるかを検証し、水槽内の環境維持できるパフォーマンスの良さを評価します。濾過能力(水槽内の環境維持への影響)が最もランキングの順位に影響しています。

結果的に水換え頻度が変わらなかったり、水換え頻度が上がるような製品は順位が下がるようになっています。

2.取り付けられる水槽の数

流量や取り付けの条件によって取り付けられる水槽の数が決まっていきます。

流量の少ないサーフェススキマーなら油膜取りとして大きな水槽に取り付けることもできますが、逆に流量の多いサーフェススキマーだと小型水槽では水流が強すぎて取り付けられないといったことがあります。

また、外部フィルターと連結させるタイプでは、そもそも外部フィルターを使用できる水槽ではない場合、取り付けることができないといったことがあります。

取り付けられる水槽の数はユーザーの利便性に大きく関わるので濾過能力と同様にランキングに大きく影響を与えます。

3.価格

手に取りやすい価格であるか、機能に対して購入する意味がある価格なのかを評価します。コスパを考慮する上でも価格はランキングに影響します。ショップごとに発生する「セール」は評価の対象外です。

水槽油膜取りサーフェススキマーおすすめランキング

1位:ユマクリア

濾過能力汎用性
価格1,360円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

コスパ最強!お試しなら決定

ユマクリアの最大の魅力は値段がめちゃくちゃ安いことです。ネットでも1500円以内で購入でき、アクアショップなら1200円以内で買える場所もあります。

お試しとしての性能も非常に高く、油膜や切れ葉の回収にはピッタリです。

幅30cm〜幅45cm水槽まで快適に使える

45cm水槽(36L)以下の水槽での使用がおすすめです。水流も30cm幅の水槽なら強すぎないので問題なく設置ができます。

30cm水槽〜45cm水槽で使用した場合、濾過フィルターの掃除は2週間もしくは3週間に1回程度がベストと感じられました。

60cm水槽以上はパワー不足

60cm水槽になると水流と濾過性能が見合わないです。根詰まりは1週間で起きるので、濾過能力が追いついていないことが分かります。

また、水流を強くすることは出来ないので水を回したいときもパワー不足です。大きい水槽ではワンランクパワーのあるエーハイムスキマー350がおすすめです。

もっと詳しい評価はこちら

2位:エーハイムスキマー350

濾過能力汎用性
価格3,030円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

大型水槽の油膜取りに最適な製品

エーハイムスキマー350は流水量が多いスキマーのため、90cm水槽を超えるサイズでもしっかり水面の油膜をとり、水流を生み出せるスキマーです。

ただし、45cm水槽以下になると水流調整で最も低い設定にしても強すぎてしまいます。水流が強いと黒髭苔サンゴ苔が発生してしまう原因となるので、45cm水槽以下はコトブキのユマクリアやガラスパイプスキマーを使用すべきです。

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3位:カミハタ Rio+ サーフェススキマー

濾過能力汎用性
価格2,569円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

90cm水槽まで対応したモーター式スキマー

カミハタから販売される水中モーターによる水面のゴミを取るスキマーです。水中モーターによる油膜取りなのでゴミ取り性能はピカイチです。

ただし、Rio+サーフェススキマー自体のサイズが幅8.5cmと大きめなので小型水槽での取り付けは不向きです。

co2添加もできる

カミハタRio+サーフェススキマーにはco2レギュレーターとの連結ができるようになっているため、co2ディフューザー(co2ストーンのこと)の代わりにもなります。

水流に乗せてco2を水槽全体に送ることができるので大型の水草水槽との相性は良いです。ただし、デュフューザーのきめ細かさは専門の商品と比べると気泡が荒いため、co2効率が良いとは言えません。

co2効率よりも景観を気にする人には利便性の高い商品だと思いますけどね。

4位:ブッパⅡ

ADAブッパ2
濾過能力汎用性
価格15,730円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

ADAのブッパⅡはネット販売しておらず、特約店になっているアクアショップでしか購入ができません。

幅広い水槽に使用できる

ブッパⅡは水槽フレームの上から引っ掛けて取り付けるタイプの水中モーター式のスキマーです。吸水力があり、強すぎない水流を生み出すので30cm水槽〜60cm水槽で使用ができます。もちろん180cmクラスの水槽でも油膜取りとしては機能します。

水槽の蓋と相性が悪い

ADAブッパ2の欠点
金具や導線が蓋にあたる

同じ水中モーターで稼働するスキマーと比べてブッパⅡは、外掛け式なので水槽の蓋と干渉してしまい異音が発生しやすい欠点があります。

蓋なしにすると魚が飛び出すリスクがあるからなぁ。

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5位:ガラスサーフェススキマーmini(アズー)

濾過能力汎用性
価格2,816円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

内径12mmならなんでも対応

アズーのガラスサーフェススキマーは水面のごみ取りと吸水パイプの役割が一体型になったスキマーです。水中モーターを使わず、呼び水で水を汲み上げる外部フィルターに取り付けて使用します。

ホースのサイズが内径12mmの外部フィルターならアズーの商品でなくても、エーハイムやテトラなどの外部フィルターでも使用できます。

高さのある水槽には不向き

ガラスサーフェススキマーはストレーナーの役目を持つパイプの長さが上下含めて10cmしかありません。そのため、高さのある水槽で取り付けると下層部分から吸水できないので、沈澱しやすい魚のフンなどを効率よく吸い取ることができません。

グラスサーフェススキマーのサイズ

水面のゴミは取れても糞害がひどくなるので水換えの頻度を上げなくてはいけないということになりかねません。特にフンをたくさんするプレコを飼育している時は不向きです。

異径ジョイントを使えば全てのホースサイズに使える

ホースのサイズが違うと使用できないの?

そんなことはないよ。サイズ違いのパーツでもジョイントを噛み合わせれば使用することができるよ!

内径12mmのホースを使用する外部フィルターなら買った時から装備ができます。しかし、ワンサイズ小さい内径9mmやワンサイズ大きい内径16mmで使用したいときは異径ジョイントを繋ぎ合わせればサイズ違いでも使用できます。

異径ジョイントはテトラやエーハイムといったメーカーから販売されていますが、使用用途はメーカー不問です。もし使用している外部フィルターのホースサイズと違う場合はジョイントをうまく使用しましょう。

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6位:ガラスパイプスキマー(中華製)

濾過能力汎用性
価格1,999円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

内径16mmまで対応するコピー製品

Amazonを中心に販売される中華製のガラスパイプスキマーは内径12mmと内径16mmの2種類が販売されています。そのため、ホースのサイズに合わせて購入することができます。

低床にゴミが溜まりやすい設計

吸水調整によって水面のゴミ取り量をコントロールできます。ただし、U字になっている部分は15cmになるため、水深15cm以上に取り付けることができません。

そのため、フンやゴミが低床に溜まりやすい状態を作ってしまいます。

油膜取りという意味ではコスパが良いけど、水槽の濾過を考えると微妙な性能ね…。

7位:サーフェーススキマー

濾過能力汎用性
価格1,671円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

横幅の大きい水槽におすすめ

サーフェススキマーはプラスチック製で外部フィルターのストレージ代わりにパイプと直接繋げるタイプのスキマーです。

つまり、ホースだけでは取り付けることができず、必ず吸水パイプが必要となります。

安価ではありますが、水槽内のスペース(横幅)を大きく奪うので横幅の小さい水槽には向いていません。アズーのプラスチック製のサーフェススキマーを使用するなら60cm水槽以上の大きさが望ましいです。

吸水パイプはガラスパイプと交換する時に捨てちゃったんだけど!

その場合は吸水パイプを別途購入する必要があるね。ガラスパイプとの連結はできないからね…。

水中の吸水力はコントールできない

アズーから販売されているガラスサーフェススキマーは水中の給水量を調整することで水面の吸水力をコントロールできましたが、プラスチック製のサーフェススキマーは吸い込み口の開閉機能がないので給水量のコントロールができません。

流水量の少ない外部フィルターだと場合によっては水面のゴミが取りきれないかもしれないなぁ。

高さのある水槽には不向き

サーフェススキマーは可変できる上部のパイプが10cm程度にしかならないため、最大限伸ばしても水深20cmまでしか取り付けることができません。

つまり、高さ30cm水槽では低床から10cm離れた状態でしか取り付けることができなくなるので、低床に溜まりやすい魚のフンを吸い取りづらくなります。そのため、高さのある水槽での使用は不向きです。

高さがなくて横幅のある水槽なんてかなり限られるんじゃ…。

8位:マスターパルプラススキマー30

濾過能力汎用性
価格1,980円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

おまけ程度の機能

マスターパルプラススキマー30は外掛けフィルターとスキマーの機能が1つになった商品です。見た目は低床のごみと油膜を同時に処理できる外掛けフィルターとして魅力的ですが、油膜取りの性能はすこぶる悪いです。

実際の使用感としては、これ意味あるの?ゴミは一応集まっているようだけど…というレベルでした。

そもそもマスターパルプラススキマー30は水量30Lの小型水槽までしか対応できない商品です。小型水槽なら夜間のエアレーションをするだけで油膜は解消されるのでわざわざこの商品を買う必要もありません。

エアレができない&水流を弱くしたい水槽におすすめ

マスターパルプラススキマー30は外部モーター式による汲み上げフィルターなので、水流を限りなくゼロに近い状態に弱めることができます。

水槽内に水流を作りたくない、そして油膜も解消したい、エアレーションは水垢が着くからしたくないといった考えを持つ人には刺さる商品です。

30cm水槽以下におすすめのスキマー

1位:ユマクリア

濾過能力汎用性
価格1,360円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

2位:マスターパルプラススキマー30

濾過能力汎用性
価格1,980円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

3位:ブッパⅡ

ADAブッパ2
濾過能力汎用性
価格15,730円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

ADAのブッパⅡはネット販売しておらず、特約店になっているアクアショップでしか購入ができません。

45cm水槽以下におすすめのスキマー

1位:ユマクリア

濾過能力汎用性
価格1,360円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

2位:ブッパⅡ

ADAブッパ2
濾過能力汎用性
価格15,730円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

ADAのブッパⅡはネット販売しておらず、特約店になっているアクアショップでしか購入ができません。

3位:ガラスサーフェススキマーmini(アズー)

濾過能力汎用性
価格2,816円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

60cm水槽以下におすすめのスキマー

1位:エーハイムスキマー350

濾過能力汎用性
価格3,030円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

2位:カミハタ Rio+ サーフェススキマー

濾過能力汎用性
価格2,569円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

3位:ブッパⅡ

ADAブッパ2
濾過能力汎用性
価格15,730円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

ADAのブッパⅡはネット販売しておらず、特約店になっているアクアショップでしか購入ができません。

90cm水槽以上におすすめのスキマー

1位:エーハイムスキマー350

濾過能力汎用性
価格3,030円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

2位:カミハタ Rio+ サーフェススキマー

濾過能力汎用性
価格2,569円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

3位:ブッパⅡ(ADA)

ADAブッパ2
濾過能力汎用性
価格15,730円〜総合評価
総合評価は価格(独自評価)を考慮して反映されています。

ADAのブッパⅡはネット販売しておらず、特約店になっているアクアショップでしか購入ができません。

油膜取りサーフェススキマーによくある質問

失敗しない油膜取りサーフェススキマーの選び方は?

サーフェススキマーには水中モーターで水面のゴミや油膜を取り除く自律型と外部フィルターに直結する吸水パイプと連結してゴミや油膜を取り除く他律型があります。選んだ時に失敗のリスクが少ないのは水中モーターで動くサーフェススキマーなのは間違いありません。水中モーター式のサーフェススキマーを導入したい人はコトブキ、エーハイム、ADAといったメーカーの商品を選ぶのがおすすめです。詳しくは「知らないと後悔するスキマーの選び方」でも解説しています。

油膜取りサーフェススキマーでおすすめのメーカーは?

油膜取りのサーフェススキマーでおすすめのメーカーはコトブキ、エーハイム、カミハタ、ADA、アズー、ニッソーが代表的です。サーフェススキマーのおすすめ商品は「水槽油膜取りサーフェススキマーおすすめランキング」にてランキング形式で紹介しています。

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