


ラゲナンドラ スワイテシーは、銀色のラメと銀縁を持つ明るい緑色の細長い葉が特徴の、最大40cmまで成長するスリランカ原産の水草です。
この記事ではラゲナンドラ スワイテシーの育てる上で必要な光量や水質条件、レイアウトのコツなどを紹介しています。参考にご覧ください。
ラゲナンドラ スワイテシーの情報 | |
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分類 | サトイモ科 ラゲナンドラ属 |
学名 | Lagenandora thwaitesii |
別名 | ラゲナンドラ スワイテシィ |
葉の大きさ | 15cm~40cm前後 |
育成難易度 | |
成長速度 | ゆっくり |
レイアウト配置 | 中景〜後景 |
温度 | 22〜26度 |
水質 | 5.8〜7.5 |
硬度 | 1〜4 |
二酸化炭素(CO2) | あった方が良い |
光量/照明 | 高い光量が必要 |
増やし方 | 枝分かれ ピンチカット 差し戻し |
スリランカ原産のラゲナンドラは、銀縁の葉や表面に銀色のラメのような特徴を持つ美しい水草です。あまり水中向きではありませんが、40cmまでの緩やかな成長を見せるこの植物は、大型水槽では中景のアクセントとして長く楽しむことができます。
丈夫で初心者向きのこの種は、クリプトコリネに似ており、ランナーでの増殖はしませんが、サトイモ科特有の花を咲かせます。
明るい緑色の細長い葉は硬めで、水中・水上ともに尖った形状をしています。底床に沿って生長し、後景のレイアウトやワンポイントとして適しています。活着性はないものの、何かに巻き付けることで生長します。
ラゲナンドラ スワイテシーは軟水〜中硬水までの領域で育つので、GH0~6を目指して水質調整しましょう。日本の水道水の多くは中硬水なので何も調整しなくてもGH0~6をキープできていることがあります。
硬度の高すぎる水道水を使っている人はイオン交換樹脂を使ったフィルターや濾過材を使用することをおすすめします。
軟水の基準は60mg以下、中硬水の基準は120mg以下とされています。
水槽規格 | 最低光量 |
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30cm | 500lm~ |
45cm | 1,200lm~ |
60cm | 1,000lm~ |
90cm | 1,500lm~ |
陰性水草のため、強い光は必要ありません。よほど変なライトや家庭用照明器具を選ばなければ、最低値はクリアできます。
葉が小さくなったり、白飛びする、赤くなる場合は光が強すぎるのでライトの明るさを落としたり、レイアウト変更で影を作るといった工夫をする必要があります。
15cm水槽向け | おすすめランキング |
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20cm水槽向け | おすすめランキング |
30cm水槽向け | おすすめランキング |
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トリミングした部位(本来なら破棄する草)をそのままソイルに植えることを差し戻しと言います。茎だけで枯れないのかと思うかもしれませんが、指した部分から根が出てくるので、ほとんどの有茎草は差し戻しで増やすことができます。差し戻しは水草のボリュームを増やすだけでなく、生えている領域を増やす目的で行われます。
ラゲナンドラ スワイテシーは成長速度の遅い水草のため、co2を添加しないといつまで経っても成長しません。
co2なしの育成は難易度が格段と上がります。
co2添加は4つの方法があり、ハードルが高いものではありません。以下の方法を参考にはじめてみてください。
導入コスト | やり方 |
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300円〜 | 炭酸水でco2を添加する方法 |
500円〜 | 食品でco2を添加する方法 |
5000円〜 | CO2レギュレーターで添加する方法 |
1万円〜 | クエン酸と重曹で添加する方法 |
エアレーションをするとco2効率が落ちると思われがちですが、実際に人が体感する程するほどの効率は落ちません。
エアレーションには以下の4つの効果に期待でき、水草水槽を綺麗に仕上げることができます。
これはco2を添加していても、添加していなくても、どちらでも当てはまる内容なので、常時エアレーションをすることが綺麗に育てるコツと言えます。