


ラゲナンドラケラレンシスは、深緑の葉に独特のピンクの葉脈と錆びたような模様が特徴のラゲナンドラ種です。その成長は25cmまでと緩やかで、葉の大きさと葉柄の長さが独特のボリューム感を持たせています。
この記事ではラゲナンドラ ケラレンシスの育てる上で必要な光量や水質条件、レイアウトのコツなどを紹介しています。参考にご覧ください。
ラゲナンドラ ケラレンシスの情報 | |
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分類 | サトイモ科 ラゲナンドラ属 |
学名 | Lagenandra keralensi |
類似水草 | ラゲナンドラ |
別名 | – |
葉の大きさ | 最大25cm程度 |
育成難易度 | |
成長速度 | ゆっくり |
レイアウト配置 | 中景 ワンポイント |
温度 | 22〜26度 |
水質 | 6.0〜7.5 |
硬度 | 1〜4 |
二酸化炭素(CO2) | なくても育つ |
光量/照明 | 弱くても育つ |
増やし方 | 差し戻し |
ケラレンシスは深緑の葉にピンクの葉脈が特徴のラゲナンドラで、錆のような模様が渋さを持つ珍種です。25cmまでの緩やかな成長と、葉柄の長さからくるボリューム感で中景のアクセントとして適しており、その丈夫さから初心者にも推奨される水草です。
ラゲナンドラ ケラレンシスは軟水〜中硬水までの領域で育つので、GH0~6を目指して水質調整しましょう。日本の水道水の多くは中硬水なので何も調整しなくてもGH0~6をキープできていることがあります。
硬度の高すぎる水道水を使っている人はイオン交換樹脂を使ったフィルターや濾過材を使用することをおすすめします。
軟水の基準は60mg以下、中硬水の基準は120mg以下とされています。
水槽規格 | 最低光量 |
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30cm | 500lm~ |
45cm | 1,200lm~ |
60cm | 1,000lm~ |
90cm | 1,500lm~ |
陰性水草のため、強い光は必要ありません。よほど変なライトや家庭用照明器具を選ばなければ、最低値はクリアできます。
葉が小さくなったり、白飛びする、赤くなる場合は光が強すぎるのでライトの明るさを落としたり、レイアウト変更で影を作るといった工夫をする必要があります。
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トリミングした部位(本来なら破棄する草)をそのままソイルに植えることを差し戻しと言います。茎だけで枯れないのかと思うかもしれませんが、指した部分から根が出てくるので、ほとんどの有茎草は差し戻しで増やすことができます。差し戻しは水草のボリュームを増やすだけでなく、生えている領域を増やす目的で行われます。
co2なしで育てる場合、水換え頻度やライトの点灯時間を調節しないとコケにまみれてしまう恐れがあるので注意が必要です。
co2添加をした方が断然綺麗に育つよ!
ラゲナンドラ ケラレンシスは成長速度の遅い水草のため、co2を添加しないといつまで経っても成長しません。
co2なしの育成は難易度が格段と上がります。
co2添加は4つの方法があり、ハードルが高いものではありません。以下の方法を参考にはじめてみてください。
導入コスト | やり方 |
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300円〜 | 炭酸水でco2を添加する方法 |
500円〜 | 食品でco2を添加する方法 |
5000円〜 | CO2レギュレーターで添加する方法 |
1万円〜 | クエン酸と重曹で添加する方法 |
エアレーションをするとco2効率が落ちると思われがちですが、実際に人が体感する程するほどの効率は落ちません。
エアレーションには以下の4つの効果に期待でき、水草水槽を綺麗に仕上げることができます。
これはco2を添加していても、添加していなくても、どちらでも当てはまる内容なので、常時エアレーションをすることが綺麗に育てるコツと言えます。