


ロタラ福建省は、中国の福建省(ふっけんしょう)に自生する水草で、黄色からオレンジの美しい発色とやや丸い葉が特徴的です。直立に生長し、複雑なグラデーションの色彩が楽しめる水草です。
この記事ではロタラ福建省の育てる上で必要な光量や水質条件、レイアウトのコツなどを紹介しています。参考にご覧ください。
ロタラ ロトンディフォリア 福建省の情報 | |
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分類 | ミソハギ科 キカシグサ属(Rotala) |
学名 | Rotala rotundifolia Fujian Province |
類似水草 | ロタラインディカ |
別名 | – |
葉の大きさ | 葉幅1~2mm 葉の大きさ2cm前後 |
育成難易度 | |
成長速度 | 早い |
レイアウト配置 | 中景〜後景 |
温度 | 22〜26度 |
水質 | 5.5〜7.5 |
硬度 | 1〜4 |
二酸化炭素(CO2) | あった方が良い |
光量/照明 | 高い光量が必要 |
増やし方 | 枝分かれ ピンチカット 差し戻し |
ロタラ福建省は、中国の福建省に自生する特徴的な水草です。育成は比較的容易で、多様な水質や底床、砂利からソイルまでの環境での育成が可能です。特に肥沃なソイル、高光量、CO2の添加がその美しさを引き出します。
ロタラ福建省は生長が早く、肥料の要求度が高いため、底床肥料や液肥の添加が推奨されます。また、トリミングを行うことで、茂みを形成することができます。
ロタラ福建省は、葉がやや丸く、可愛らしい印象を持つ水草です。水面に向かって直立に生長し、その姿は後景のレイアウトに最適です。色彩の面では、環境に応じて黄色からオレンジの美しい発色を見せます。葉の表裏や付け根、葉先など、部位によって微妙に色の変化があり、これにより複雑なグラデーションが楽しめるのが特徴です。
ロタラ ロトンディフォリア 福建省は軟水を好む水草なので、硬度はできるだけGH0〜3を目指しましょう。
日本の水道水の多くは中硬水〜硬水なので、イオン交換樹脂を使ったフィルターや濾過材を使用することをおすすめします。
軟水の基準は60mg以下とされています。
水槽規格 | 必要光量 |
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30cm | 588lm~ |
45cm | 2,000lm~ |
60cm | 2,550lm~ |
90cm | 3,000lm~ |
陽性水草のため、強い光量があるほど綺麗に育ち、数も増えやすくなります。ライトを選ぶ時は上記の明るさに加えて8000Kの物を選ぶと水槽内の透明感が増します。光量が足りないと思ったらライトを2つ設置することも検討した方が良いでしょう。
15cm水槽向け | おすすめランキング |
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20cm水槽向け | おすすめランキング |
30cm水槽向け | おすすめランキング |
45cm水槽向け | おすすめランキング |
60cm水槽向け | おすすめランキング |
90cm水槽向け | おすすめランキング |
単純なトリミングを指します。ロタラ ロトンディフォリア 福建省を含む有茎草は切った部分から枝分かれのように増えていきます。その性質を利用してカットして増やすことをピンチカットと呼びます。
トリミングした部位(本来なら破棄する草)をそのままソイルに植えることを差し戻しと言います。茎だけで枯れないのかと思うかもしれませんが、指した部分から根が出てくるので、ほとんどの有茎草は差し戻しで増やすことができます。差し戻しは水草のボリュームを増やすだけでなく、生えている領域を増やす目的で行われます。
ロタラ ロトンディフォリア 福建省は成長速度が早い品種なのでco2を添加しなくてもゆるやかに成長します。
ただしco2なしで育てる場合、水換え頻度やライトの点灯時間を調節しないとコケにまみれてしまう恐れがあるので注意が必要です。
co2添加をした方が断然綺麗に育つよ!
ロタラ ロトンディフォリア 福建省は成長速度の遅い水草のため、co2を添加しないといつまで経っても成長しません。
co2なしの育成は難易度が格段と上がります。
co2添加は4つの方法があり、ハードルが高いものではありません。以下の方法を参考にはじめてみてください。
導入コスト | やり方 |
---|---|
300円〜 | 炭酸水でco2を添加する方法 |
500円〜 | 食品でco2を添加する方法 |
5000円〜 | CO2レギュレーターで添加する方法 |
1万円〜 | クエン酸と重曹で添加する方法 |
エアレーションをするとco2効率が落ちると思われがちですが、実際に人が体感する程するほどの効率は落ちません。
エアレーションには以下の4つの効果に期待でき、水草水槽を綺麗に仕上げることができます。
これはco2を添加していても、添加していなくても、どちらでも当てはまる内容なので、常時エアレーションをすることが綺麗に育てるコツと言えます。