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テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75の評価レビュー

テトラバリューVX-75の評価とレビュー

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75は人気のフィルターエーハイム2213よりも2000円ほど定価が安くかつ、スペックの高い外部フィルターになります。

濾過容器の大きさ・水流も申し分なく、非常にコスパの良い商品と言えます。テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75の使って良かった点と悪いと思った点、他製品との比較評価をしていきます。参考にご覧ください。

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 60cm水槽以上ならコスパ最強
  • 動作音少なくて静か
  • 濾過能力の割に安すぎる
デメリット
  • エア噛み改善が大変
  • 小型水槽では水量が強すぎる
  • 濾過ボックスのカスタマイズ性が弱い
目次

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75のスペックと評価

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75の情報
製品サイズ幅21cm
奥行21cm
高さ34cm
コードの長さ150cm
定格消費電力50Hz:9W
60Hz:11W
1ヶ月の電気代50Hz:約162円
60Hz:約198円
流量60~150L/h
販売者テトラ
参考価格Yahoo! 8,980円〜
Amazon 8,981円〜
楽天市場 8,750円〜

適合サイズは60L〜150L

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75の適合サイズは60L〜150Lとなっています。かなり給水力と排水力が高いため、60cm水槽でも奥行き20cmの薄いタイプでは水流が強すぎてしまいます。

60cm水槽で採用するなら奥行き30cm、高さ36cmのスペックからが適合と言えます。それ以下についてはエーハイム2213かテトラバリューエックスパワーフィルターVX-60がおすすめです。

バリューエックスパワーの適した水槽サイズ

60cm水槽水量
60×45×45約110L
60×30×40約66.6L
60×30×45約75.6L
60×30×36約59.4L

コスパが良く人気のエーハイム60cm水槽(60×30×36)は60Lまで届かないものの

90cm水槽サイズ水量
90×45×45約140L
90×30×36約89.1L
90×25×30約60L
120cm水槽サイズ水量
120×45×36約117L

フルセットで9000円切りのハイコスパ

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75は濾材、ホースもフルセットになって8000円台で買えるコスパの良い外部フィルターです。60cm水槽ならVX-60より格段にスペックの高いVX-75を買った方が良いでしょう。エーハイム2213よりもろ過容量が2.8Lも大きいのもポイントの一つ。

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75のレビュー

音はうるさくない

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75は最初のエア噛みはかなりうるさく、立ち上げ直後は「ヤベェ失敗した」と思うほどです。しかし、何度も本体を揺らし、少しずつエアーを取り除くことでモーター音を無くすことができます。

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75の音を静かにする方法

割と激しめにガタガタ揺すって大丈夫なので根気強くエアーを取り除きましょう。異音が小さくなったなと思ったら一旦放置。手動でエアーを完全に除去するのは難しいので時間経過を待ちます。

1日〜2日ほど経てば音は無くなりますのでその間は我慢が必要です。それでも音がする場合はもう少し揺すってエアーを取り除きましょう。

水流はかなり強い

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75は、さすが90cmまで対応できる外部フィルターというほどの排水量です。デフォルトの排水だと水量が強すぎてしまい、付近に黒髭コケが出やすくなるのでリリィパイプなどを取り付ける工夫が必要と感じます。

濾過能力はかなり高い

見た目の割にろ過容量は5.8Lとかなり大きいこともあって濾過能力は十分。濾過槽の中は重箱のように3段階になっており、濾過リング・カーボン・マットの3種類を入れられるようになっています。

濾過ボックス

手入れのしやすさもさることながら、濾過ボックスの中身も好きなようにカスタマイズできるのも嬉しいポイント。既存でついてくるカーボンを人気のブラックホールに変えたり、ゼオライトに変えたりすることで好みの水質に変更できます。

呼び水が簡単!

外部フィルターの立ち上げで面倒なのが「呼び水」。テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75は水中モーター搭載でないため、濾過槽に水を呼び込む勢いを作らないといけません。

ブロアー

本来、呼び水をする際は口で吸い出すか、ブロワーを使用するかになってしまいますが、テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75には呼び水をするブロワーが付属しています。これは本当に便利でフィルターを掃除して再度立ち上げる際も使えるので取っておくことをおすすめします。

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75の使い方

中身の確認

テトラバリューVX-75

付属品は上記の通り。付属のホースは1.5mが2本。もし長さが足りない場合は別途購入が必要です。内径12mmのホースを選ぶようにしましょう。

また、フィルターについたビニールは必ず取り外しましょう。(まれにビニールをつけたまま使う人がいます。)

塩ビパイプを使うなら適切サイズにカット

塩ビパイプ
塩ビパイプ

付属の塩ビパイプを使用する際は長さがあるので適切な長さにカットしましょう。熱したカッターであれば簡単に切断することができます。水景を美しく見せたい場合はガラスパイプを別途購入することをおすすめします。

ストレーナーの隙間に注意

付属のストレーナーは隙間が生まれてしまいます。大型魚を飼育しているタンク水槽であれば気にしない隙間ですが、大きさが3cm前後の魚を飼育している環境下では吸い込まれて、挟まって死んでしまうことがあります。

ストレーナーの隙間
ストレーナーを埋める

粗めマットを小さくカットしたものをピンセットなどの細いもので押し込んでおくと、隙間を埋めることができます。この処理は面倒でもやることをおすすめします。

フィルターセット後はロック

セーフティーロック

フィルターを入れた後はゴムパッキンのズレなどを確認したのち、セーフティロックをしましょう。

中央レバーを奥に倒して注水

中央レバー

フィルターのセット、ホースのセット、セーフティロックをした後はいよいよ注水。中央レバーは手前になっている状態なので奥に倒しましょう。中央レバーを奥に倒していないとどんなに呼び水を頑張ってもフィルターに水が入りません。

エーハイム2213との比較

サイズ感はバリューエックスの方が大きい

エーハイム2213との違い

濾過槽の大きさは2L以上も違うので大きいのは当たり前ですね。サイズとしては一回りほど大きい印象。ただ、四角いので円柱よりも変な隙間を生みにくいので収納はしやすい印象です。

その他の比較

VX-75エーハイム
濾過能力
濾過槽5.8L3.5L
大きさ幅21cm
奥行21cm
高さ34cm
奥行18cm
高さ35.4cm
適合水槽〜90cm水槽〜60cm水槽

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75は30cm規格になると使い所を選びますが、エーハイム2213なら60cm以下の水槽まで自由に使える使い勝手の良さがあります。VX-75は完全に60cm以上の大型向けフィルターになります。

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75レビューまとめ

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75は購入すべきか?

テトラバリューエックスパワーフィルターVX-75は、フルセット価格が低い上に濾過能力も高いとあって大型水槽にはコスパの高い外部フィルターとなっています。

60cm水槽ならエーハイム2213よりも良いパフォーマンスが発揮できると感じています。呼び水に最適なブロアーが付いているなど、初心者にも優しい設計。新しく60cm以上の大きさの水槽を立ち上げる場合はこちらを選んでも良いかもしれません。

参考価格Yahoo! 8,980円〜
Amazon 8,981円〜
楽天市場 8,750円〜
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