IAPLC2023は過去10年で最も少ないエントリー結果に
本記事は独自の視点と自由な表現を元に書かれたコラムになります。普段とは違う世界観で書かれていますのでビックリされないようにお気をつけください。
IAPLC、すなわち
世界水草レイアウトコンテストは、
一部の熱狂的な水草レイアウト界隈に親しまれています。
世界水草レイアウトコンテストは、
よりハイクオリティな作品を生み出すことが目的なため、非常にマニアックな世界になります。
そのため、
とか
といった人達からすれば高順位?ほーんって感じではありますが、水草を使って綺麗な作品を作りたいと思う人にとっては高順位を取ることは一種のロマンのようにも思えます。
さて、
今回は、毎年開催されるIAPLCこと世界水草レイアウトコンテストについて最近のトレンドとしてはどうなのよ?という点について少し掘り下げたいと思います。
コロナ禍が本格的となった2020年は観光業や飲食店が大打撃を受けましたが、自宅でできる趣味の需要が大きく伸びました。
もちろん、ペット界隈も同様に需要が伸びました。
その結果として関連づけても良いと思いますが、
世界水草レイアウトコンテスト2020のエントリー数も2017年振りに2000作品を超えるエントリーがあり、アクアリウムブーム再来?なんて空気もSNSでは若干漂っていました。
とまぁ、
SNSには純粋に楽しむ人だけでなく、時には人に攻撃的になってしまう構図おじさんやアロワナぶいぶいおじさん、メダカおじさんなども同時に繁殖期かってくらい現れまして、
SNSというコミュニティ内では
混泳不可な個体がチラホラ見かけられました。
さて、話は戻り
2020年から去年までは2000作品を超えるエントリーがあったので、世界で2000分の○位になれるか?という期待を込めて2023もエントリーした人も多いのではないでしょうか。
こんな気持ちの人も多かったことでしょう。かくいう私も2000作品がエントリーするのが当たり前と思ってました。
しかし、今年は去年を11.2%を下回るエントリー数に驚愕です。
人数が大きく減ったため、
去年よりも良い順位だったとしても、
単純にエントリー数が少ないから順位が上がっている
なんてことももしかしたらあるかもしれません。
さて、ここで10年間のエントリー数を振り返ってみましょう。
2023年 1850人
2022年 2083人
2021年 2020人
2020年 2358人
2019年 1867人
2018年 1977人
2017年 2056人
2016年 2336人
2015年 2545人
2014年 2320人
2013年 2021人
なんと2015年はめちゃくちゃ多いですね。奇しくもアクアデザインアマノの頂点であり、水草水槽の先駆者である天野尚さんの逝去された年でもあります。
直近でアクアリウムを始めた方は存在すら知らない可能性がありますが…。
ところで
今回のIAPLC(世界水草レイアウトコンテスト)の参加国の割合を知っていますか?
結果一覧をJAPANで絞り込み検索すると1548作品が該当しました。
なんと約97%が日本人を占めています。
私はてっきり海外勢が多いのかと思ってましたが、
そんなことはなく、
今回1位、2位は中国の方ですが、今回の中国勢は全体の9%の179名でした。
ちなみにほかの参加国の割合はこんな感じです。
(一部は割愛しています。)
もはや日本でのアクアリウム人口を増やすのは、電気代の高騰や所得の停滞、物価の高騰によって難しい時代に突入したと言っても過言ではありません。
データとして見ても
今まさに
そのため、今後の世界水草レイアウトコンテストを拡大していくには、ADAさんに海外進展をもっと頑張ってもらうしかないのでは?と思った次第です。
海外でのユーザーを増やすならYouTubeやInstagramだけでなく、TikTokやPinterestなど海外画像SNSサービスをバンバン活用して欲しいですね。
また、美しさや高級感だけでアクアリウムレイアウトを作り出すプレイヤーは増えないので、もっとライト層も掘り起こす企画や出展をして欲しいですね。
今後の展開に期待しかありませんね!
こんな記事を書いているとADAオワコンとか、水草水槽オワコンとかアクアリウムオワコンとか言われそうですが。
という感じで私は「IAPLCは開催しません」と言わない限りは毎年アクアリウムを続ける1つのキッカケとして出展し続けていきたいと思います。