NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYOに行ってきた
NATURE AQUARIUM EXHIBITIONネイチャーアクアリウムの奇跡は、2021年9月17日(金)から2021年11月14日(日)まで東京ドームシティ(ギャラリーアーモ)で開催されるネイチャーアクアリウム(自然水景)を見ることができる展覧会です。ネイチャーアクアリウムの先駆者である天野尚を始めとするADA(アクアデザインアマノ)の水景クリエイターによる9作品の展示や、360度に展開するネイチャータワーを見ることができます。
- 天野尚による特大水景写真パネル作品10点
- すみだ水族館「自然水景」水中動画(約20分)
- 写真家天野尚 生態風景写真作品19点
- 世界最大級の超大判フィルムカメラ8×20展示
- 巨大「ネイチャータワー360°」特別展示
- 特大3mネイチャーパルダリウム水槽展示
- ネイチャーアクアリウム水槽展示(9本)
- IAPLC 2021 上位27作品パネル展示
- 記念撮影スポット
- グッズ販売・ワークショップ
一部参照元:NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYO
NATURE AQUARIUM EXHIBITIONのフロアマップ
NATURE AQUARIUM EXHIBITIONネイチャーアクアリウムの奇跡のフロアマップになります。(記憶をもとに作成したので正確ではありませんが、だいたい合っているはずです。)フロア案内では写真OK、動画撮影OKとあって多くの人が一眼レフを持ってきていた。い
天野尚を辿る写真とカメラ
入り口では天野尚のプロフィールとネイチャーアクアリウムとは?という説明から始まります。マップ上で勝手に天野エピソードと記載していますが、水草を綺麗に育てることに悩んでいた天野氏が、ハイボールの炭酸水を水槽内に入れたことがきっかけで水草育成には二酸化炭素が重要なんだという、今では水景愛好家が知っている常識の発起人であったエピソードなどが紹介されています。
1994年に販売されていた水景写真集や天野尚の描いたイラストも展示されている。
大判カメラ以外にも使っていた物を見ることができる。一番左のカメラはなんだか宇宙飛行士のヘルメットのようだ。
数々の水景をパネルで楽しむ
迫力があり実際に水槽を埋め込んでいるかのような錯覚を受ける。この水槽は未だ現存する水景とのこと。
これらは全て写真パネル。様々な水景を楽しむことができる。
実際に見れる超大判フィルムカメラ
ジャバラと四角い箱が特徴的な天野尚の代表的な超大判カメラ(カラーリバーサルフィルム)も実際に見ることができる。これは毎度展示会で公開されているようです。実際の撮影を回る際は色々な備品を含め30kg近くを持ち歩いていたエピソード(本間祐介氏が語る)がショップで販売されているタブロイド紙「RECORD」にも書かれています。
カメラの裏にカラーリバーサルフィルムの説明の簡単な説明が書かれたパネルがある。
新潟や東南アジアの大型写真パネル
水景パネル展示を抜けると超大判フィルムカメラで撮影された写真を見ることができる。紹介される展示数に限りはあるが、加工したのではと思えるほど迫力のある写真が並ぶ。海外?と思ったら新潟だったなんて写真もあるから驚きだ。
巨大「ネイチャータワー360°」
写真パネルを抜けると本展示会のメインとも言える巨大ネイチャータワー360°が現れます。この都会で自然を見上げるなんてそうそうない体験なのでとても不思議な感覚になるはずです。
8個の水槽にそれぞれの世界
ネイチャータワーの周りに設置されたアクリル水槽は8個。カージナルテトラで構成された世界やレインボーフィッシュで固められた世界、ラミノーズテトラの群生など色々なバリエーションで見ることができます。
飛び出した流木を「恐竜がいる!」とはしゃぐ子供がいた。
定期的に見せるミスト演出
裏に位置する巨大パルダリウムを背に定期的にミストが降り注ぐポイントがある。マスク越しでも自然の匂いを感じ取ることができます。(うちの水槽と全然匂い違うー!)
一部水上花が咲いていたりもするのでこの期間中に何度か赴いて変化を楽しむのもありかもしれませんね。(1回1500円かかるけど)
作成のハイライトも楽しめる
ネイチャータワーの周りでは作成背景も見て回ることができる。2分間の制作過程の動画も展示されており、気軽に見ることができる。より詳しい背景はショップで販売されているタブロイド紙「RECORD」制作から運搬までの過程が事細かに書かれている。
巨大パルダリウム「めぐる生命」
本間祐介氏の制作による3mのパルダリウム風の世界。定期的にミストが展開され、表情が全く異なる。素通りしてしまわないで、暫く待って姿の違いを是非楽しんでほしい。ミスト時は日が指すのを表現するかのようにライトが点灯する。いくつかの植物は花を咲かせ、まさに自然。
座って見れるようにベンチ台もいくつか置いてある。手先の消毒をしてゆっくり休憩をしよう。
よく見るとそれぞれに違う表情を見ることができる。
水景クリエイターによる9作品
パルダリウムを見た時点で水槽が置かれているのを目視することができる。ここでは9作品が間髪入れずに並んでおり、それぞれ違った作風を楽しむことができる。この中でどれがナンバーワンか?を決めるのも面白い。
普通の水族館では真横から水槽を見ることはなかなかできないが、ここでは横にスペースもあり、どのような傾斜がかかっているのか、どのような植え方をしているのかも見ることができる。また、背高も低いので真上からの配置を見ることだってできる。混雑具合を確かめながら観察したい。
春を謳う
制作:本間祐介
パーフェクトレインボー
制作:井上大輔
支え岩
制作:内田成
棲みか
制作:荒木大智
エキノドルス・パラダイス
制作:荒木大智
初夏の石景
制作:本間祐介
風薫る水辺
制作:本間祐介
水の中の紅葉
制作:内田成
グリーン・ヘブン
制作:井上大輔
ジャケ写真スポット
世界水草レイアウトコンテスト2021
今年の世界水草レイアウトコンテストの上位作品がパネルで公開されている。
撮影スポット
スタンドポイントに立ち後ろから写真を撮って貰えば本イベントのジャケ写のように撮ることができる。この先のカーテンを抜けると再入場できないので、もう一度見て回りたいと思うなら引き返した方が良い。
ショップ&ワークショップ
ショップにも水草水槽がありました。ネイチャータワーに8個、パルダリウム1個、水景9個、ショップ水景含めて全部で18個の水槽があるということになりますね!この展示会凄すぎ!
DOOAの製品が並ぶ
パルダリウムをそのまま購入することもできる。6,600円〜22,000円で販売されていました。購入したらどうやって持って帰るんだろう?水景パズルやマスキングテープ(養生テープだった)なども販売されている。物販コーナー自体は入場無料なので、後からまた訪れることもできるそうだ。
DOOAの商品や今回の展示会のジャケ写がプリントされたTシャツも販売していました。冒頭から紹介しているタブロイド紙「RECORD」は今回のイベントの背景がぎっしり書いてあるので興味がある人は絶対買った方が良い。非常にボリュームが多く値段も手頃。(持ち帰るのは非常に大変だったが)
筆者はRECORDを購入。読み応えがありまだ読破できていない。手前にあるのは入場時にもらえるパンフレットになる。ネイチャーアクアリウムとは何かが簡単に書かれている。
ワークショップ
展示スペースを抜けてすぐ左手にワークショップが4席置かれて展開している。最終申し込みは17時終了なので参加したい人はお昼くらいから混み具合を確認した方が良さそう。参加費は最低でも5,500円かかるので予算も考えておこう。また、各時間の定員は4名のようです。
ワークショップ受付時間 |
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12:00~、14:30~、17:00(最終) |
シンボル デュアルグラスポットは売り切れ
シンボルデュアルグラスポットは開催からすぐに売り切れになったようで、現在メルカリなどで倍以上の価格で販売されている様子。(メルカリでも既に売り切れなので今後さらに高い価格で出品されるかも?)
NATURE AQUARIUM EXHIBITION 2021 TOKYOの概要
料金
料金 |
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一般(大学生以上)1,500円 中・高校生1,200円 小学生900円 |
少し前まで前売り価格で購入できたようですが、現在は当日料金のみ?事前予約など必要なく、当日チケット購入で入場するか、イープラスなどで買ってそのまま入場することもできる。筆者は移動時間の間にイープラスでチケット購入を済ませ検温してすぐに入ることができた。