ラミレジィはドワーフシクリッドとよばれ、大きくても4cm程度にしかならない色鮮やかな熱帯魚です。シクリッドというと攻撃的な一面があるように思いますが、ラミレジィは温厚で混浴に向いている飼育しやすい一面も持ちます。この記事では、コレクション性の高いラミレジィの種類や飼育方法から繁殖までをまとめていきます。
ラミレジィの特徴
ラミレジィの基本情報 | |
大きさ | 3〜4.5cm |
水質 | pH4〜7 |
硬度 | 1〜6 |
水温 | 27度〜30度 |
寿命 | 2年〜3年 |
分類 | スズキ目 シクリッド |
学名 | Mikrogeophagus ramirezi |
ラミレジィの種類 | オランダ・ラミレジィ ジャーマン・ラミレジィ ブルーダイヤモンド・ラミレジィ バルーン・ラミレジィ ロングフィン・ラミレジィ |
参考価格 | 1,200円〜 |
ラミレジィの概要
水中の宝石と呼ばれる鮮やかさ
ラミレジィは昔から人気のあるシクリッドで、コレクション要素の高い熱帯魚です。人気の要因は水中の宝石と呼ばれるほどの鮮やかさだけでなく、個体の大きさが5cm程度と飼育しがしやすい点も人気の要因となっています。
ラミレジィは品種が豊富
ラミレジィはグラミーやアピストグラマのようにコレクション性が高い一面があります。
- ジャーマン・ラミレジィ
- オランダ・ラミレジィ
- バルーン・ラミレジィ
- ブルーダイヤモンド・ラミレジィ
- ロングフィン・ラミレジィ
といった品種があります。ラミレジィは小さいため、ドワーフシクリットと呼ばれ小型水槽での飼育や混浴ができるとされています。お好きな個体を集めてみるのも良いかもしれません。
ラミレジィの種類
以下にラミレジィの種類をまとめてみました。
ジャーマン・ラミレジィ
バルーン・ラミレジィ
ゴールデンバルーン・ラミレジィ
オランダ・ラミレジィ
コバルトブルー・ラミレジィ
ゴールデンジャーマン・ラミレジィ
バルーンプラチナブルーダイヤモンドラミレジィ
バルーンダイヤモンドブルーラミレジィ
ロングフィンバルーンラミレジィ
ラミレジィの飼育方法
水流は弱め、換水量も少なめ
ラミレジィは強い水流を好まないため、スポンジフィルターや底面フィルターを使用するのが望ましいです。水換えの量も一度に多く換水するのではなく、水量の1〜2割程度に抑えるのが最適。
隠れ家を多く用意した方が良い
ラミレジィは小型ゆえ割と温厚ですが、オス同士で喧嘩してしまう場合があります。また、ペア同士でも喧嘩することがあるのでそれぞれの隠れ家があるのが理想。土管や壺などの人工物もすんあり受け入れるので、凝ったレイアウトでなくても問題ありません。
pHが低めの方が色乗りが良い
元よりラミレジィはpHが低い水質を好みます。したがってマジックリーフやヤシャブシの実など入れておくのが理想。また、硬度も低い方が望ましいです。
ラミレジィの餌
餌は冷凍アカムシがメジャー
- 冷凍アカムシ
- フレーク
餌は基本的になんでも食べますが、身体の発色を揚げるには栄養素の高いものをあげるのがベスト。冷凍アカムシまたはカロチノイドが含まれるような人工飼料を与えましょう。
ラミレジィの繁殖
ラミレジィのオスとメスの見分け方
成魚にならないと発色が上がらないこともあり小さいうちからの判定は難しい場合があります。ただし、活発なオスだけは縄張り意識が強く周りに対して攻撃的な一面を見せるので見つけやすいかもしれません。
ラミレジィのオス(♂)
オスはメスよりも鮮やかで全体的に大きい傾向にあります。背鰭の棘もメスよりも全体的に大きいです。
ラミレジィのメス(♀)
メスはオスよりも腹部に丸みがあり、かつ腹部に赤みを帯ることがあります。(種類にもよる)背鰭の棘は前から1〜2番目だけ伸長しあとは短いのが特徴です。
流木や石、砕いた土管などを入れよう
ラミレジィのペア水槽を用意し、平たい石や流木を置いてあげましょう。ラミレジィが卵を産み付けるのに必要になります。土管を砕いてできるだけ平たくした物を設置するのもあり。産み付ける場がないと卵を撒き散らしてしまうため、繁殖が失敗してしまいます。
ラミレジィの親が孵化まで管理する
卵が産み付けられたあとはオスとメスが卵を見守って孵化まで管理します。水カビが付いてしまうことがありますが、親が対処してくれるので特に手をかける必要もありません。
逆に覗き込んだり、水槽に手を出しすぎるとストレスで卵を食べてしまう場合があります。
水温は27〜30度・孵化までは2、3日
水温は27〜30度に設定しましょう。(ラミレジィ成魚の飼育時と特に変動なし)水温が低いと孵るのに時間がかかる場合があります。平均的に約2、3日で孵ります。
稚魚にはブラインシュリンプ
産まれたばかりの稚魚にはブラインシュリンプを与えましょう。少し大きくなった頃合に人工飼料に切り替えるのがベスト。親をそのまま入れて置いても良いですが、別に分けた方が管理はしやすいです。
ラミレジィまとめ
いかがだったでしょうか?
ラミレジィはコレクション性が高く単なる観賞魚として飼育するのもよし、繁殖して楽しむのも良しと扱う選択肢の多い熱帯魚です。
ヤフオクではブリード個体が売られている、つまりは生体販売を副業としてしている方もいるみたいです。目的はどうであれ、ラミレジィは混浴もしやすい部類なので是非、試しに飼育してみては?