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アクアリウム界ではフウの実といってトゲトゲして穴のあいた木の実が1個50〜100円という値段で売られている事があります。この実の使い方や効果は?疑問に思う人も多いのではないでしょうか?この記事ではアクアショップで売られているトゲトゲの実(フウの実)の効果やどの木から取れるのかなどを解説していきます。参考にご覧下さい。
アクアショップで売られているトゲトゲした実をフウの実と呼びます。主にビーシュリンプやチェリーシュリンプの飼育をしている環境で用いられることが多く、フウの実を隠れ家として使ったり水質改善に用いたりなどの使い方をされます。
アクアショップではフウの実が10個で500円以上で袋詰めで売られていることが多いです。フウの実は誰でも入手しやすい木の実なのでわざわざアクアショップで購入するのは単なる情弱です。
どうしても近所に落ちていない…場合はメルカリなどのフリマアプリを活用するのが最適です。ショップよりも多く入って300円程度から購入することができます。
フウの実からもタンニンが出るため水槽内のpHを下げることが狙えます。低いpHを好むシュリンプやベタなどの水槽におすすめできる意味はこれが一番です。ただ、劇的に下げられるほどの効果を得るにはそこそこの量を入れないといけません。
本格的なブラックウォーターを作りたい場合はフウの実よりもヤシャブシの実やマジックリーフを入れるのがベストです。
フウの実のトゲトゲ部分や内部が稚魚や稚エビの隠れ家になります。内部に入って出て来れなくなるが心配の場合は1箇所だけ大きい穴をほじくっておくなど対策をしておきましょう。
フウの実の周りにたくさんの微生物がくっついることが多くシュリンプ達は好んで食べます。
フウの実はモミジバフウ(アメリカフウ)と呼ばれる木になります。モミジバフウの特徴は大きい紅葉と同じ形をした葉をし、学校や公園、街路樹として植えられていることが多いです。
東京では葛西水元公園のモミジバフウ並木や世田谷区の昭和記念公園が有名です。自治体とモミジバフウで検索すると有名公園が出てくることが多いです。
フウの実はモミジバフウが紅葉し始める10月から落ちているのを見かけるようになります。11月くらいが鮮度の高いフウの実を拾えるチャンスかもしれません。手入れの少ない雑木林では3月くらいまで拾える場合もあります。
購入もしくは拾ったフウの実は熱湯で消毒しましょう。公園などには薬剤が散布されている場合もあります。(秋口の薬剤散布はほぼないが…)どちらにせよ湯煎してから水槽に入れる方が安心ですし、タンニンも出やすくなります。
ショップやメルカリで購入したフウの実は既に消毒済みとされている場合もあるよ!表記を確認してみよう!
フウの実はリース用として花屋さんやホームセンター、100円ショップで売られている事があります。これらはニス加工されている場合がほとんどなので、湯煎をしても水槽に入れられない場合がほとんど。シュリンプのいる水槽には非常に危険で怖くて使えません。
フウの実を実際高値で買っているユーザーがいるので、ビジネスチャンスがあるのでは!?と思う人も少なくないと思います。
考える人は多く、フウの実は簡単に大量に入手できるので単価も低いのが現実。確実に収益を得るには20個近くの量をもって送料込みで300円程度で売る必要があります。近所に毎年、数百以上フウの実をゲットできるような人は副業としてスタートしても良いかもしれませんね。