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ウォーターダイヤモンドは雪の結晶のように葉を広げるビオトープ向けの水草です。真上からの写真が多いことから浮草と思われがちですが、ちゃんとした有茎草。ソイルや土といった土壌は必須です。この記事ではそんなウォーターダイヤモンドの育て方(光量や水質、co2)についてまとめています。
ウォーターダイヤモンドの情報 | |
分類 | アカバナ科 チョウジタデ属 |
学名 | Ludwigia Sedoides |
別名 | ルドヴィジアセドイデス ウキバルドウィジア ルドウィジア セディオイデス ウォーターダイヤ コビトヒメビシ ミニハナビシ |
大きさ | 葉の大きさ1cm 茎の長さ10cm以上 |
育成難易度 | ★★★★・ |
成長速度 | 早い |
レイアウト配置 | 後景 ビオトープ |
水温 | 20〜28度 |
水質(pH) | 4.0〜7.0 |
硬度(GH) | 0〜30 |
二酸化炭素(CO2) | 必要 |
光量/照明 | 強い方が良い |
増やし方 | 差し戻し 枝分かれ |
参考価格 | 600円〜1200円 |
ウォーターダイヤモンドは水上に浮かぶ様子がとても綺麗で光量が高いと真っ赤に染る姿が非常に美しい水草です。葉っぱの展開なのに花のような美しさを見出す姿はこの種の最大の特徴と言えます。一件浮草に見える水草ですが、水中には茎がしっかり伸び、ソイルや泥に根付かないと枯れてしまいます。
サンショウモやホテイアオイでは物足りないそんな方に是非お勧めしたいビオトープ向けの水草です。展開する葉は芸術品かのように見えます。広範囲に広がるのでメダカなどの隠れ家としても最適です。夏の暑さにも強いです。
ウォーターダイヤモンドはネット購入(プロショップ)でも1本あたり600円からになります。水槽内に入れる場合、何本も買うことはないですがそれでも2本買うだけで1000円を超えていくのはやや高めの水草と思って良いでしょう。送料次第では1本で1000円を超えます。メルカリではあまり取引がないので安く購入するのはなかなか難しいでしょう。
ウォーターダイヤモンドは調子が上がっていくと黄色い水上花を咲かす事があります。屋内水槽でも見る事ができますよ。
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
30cm | 300〜500lm | 588〜1,176lm |
45cm | 750lm〜1000lm | 1,500〜2,000lm |
60cm | 1000lm〜2,000lm | 2,550〜3,000lm |
ビオトープ向けなので陽の当たる所へ出しておくのがベスト。室内で育てる場合は大型水槽で3000ルーメン以上の光量があった方が綺麗に育ちます。
植えたばかりのウォーターダイヤモンドの調子が悪い場合はpHを下げてみましょう。特に石組をガッツリしているレイアウトだとpHの高さが不調の原因である場合があります。その場合はpH下降剤やヤシャブシの実やフウの実を入れて下げてみるのが得策です。pHを0.1下げただけで成長し始めることもあります。
co2がある方が枯れた苗を持ち直すことに期待が出来ますし、成長も促進するので脇根や枝分かれを狙うことができます。ただし、それは室内育成の場合、屋外では特に添加する必要はありません。
ソイルや泥が理想です。砂利やネブラサンドなどの栄養素がない、またサラサラする砂はおすすめしません。根を気づ付けないようにするのはもちろん、茎の浮力が強いのでしっかり奥深く植えることが重要です。イニシャルスティックなどの固形肥料を一緒に入れておくと根張りが良くなります。
ウォーターダイヤモンドは挿し戻しと枝分かれによって増やすことができます。
土壌や水質が悪いと葉がボロボロと落ちていき水上葉が沈むほどになります。枯れ始めたウォーターダイヤモンドは触るだけで葉が取れてしまいます。また、水質悪化にも拍車をかけていくのですぐに別水槽に移すか環境改善が必要です。
ウォーターダイヤモンドは色づくと真っ赤になり非常に綺麗な結晶姿になります。特に赤色は神秘的なため、その姿を見て育てたいと思う人も多いのではないでしょうか。しかし、ウォーターダイヤモンドの基本色は緑色で葉の裏が赤いのが特徴です。