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アクアリウムは魚や水草の飼育が主になってきますが、”レイアウト”造りは避けて通れないでしょう。そのレイアウト造りで必要になってくる(役立つ)のがハサミです。アクアリウムで使用するハサミは手術のオペ道具のような形をしています。本記事ではハサミの活用場面、種類、代用品、おすすめのハサミをまるっと紹介していきますので参考にご覧ください!
水草水槽をするとどうしても水草の高さ調整や水草を増やすためにトリミングをしなくてはいけない場面が出てきます。普段使用するハサミでも水草をカットすることはできますが、水気を取らないとすぐに錆びてしまったり這うタイプの水草のトリミングには不向きです。
水草水槽で使用するハサミはざっくりと4種類に分けることができます。
おおよそ上記の4種類に分けられます。(他にも特殊なものを見つけたら追加更新しますね)どの形状も安価なものから高価なものまで存在し、安価なものほど切れ味が悪い傾向にあります。
ストレートタイプはそのままの意味で長くまっすぐなハサミを指します。刃先が長い物、短い物が存在します。刃先が長いものは水草を一気に切りたい時は有用です。ただ、切れ味の悪いものは先端で切れないこともザラ。また、生体を誤って切らないよう注意が必要です。
カーブタイプは先端にかけて緩やかなカーブを描いた形のハサミになります。低床に生える水草もカットしやすく、切っ先を立てれば水草の部分的剪定に使えるなど万能に役立つ特徴があります。安いハサミは刃同士が当たってしまい開閉が硬いなどの使いにくさが目立ちます。
ウェーブハサミは持ち手から先端にかけて緩やかな波を描いた形のハサミになります。低床に生える水草もカットしやすく、切っ先を立てれば水草の部分的剪定に使えるなど万能に役立つ特徴があります。しかし、安物のハサミはハサミの先端が尖っていないので小さい水草の手入れは難しい場合があります。
先っぽだけ鋭角に折れ曲がったハサミ。刃の部分は小さいため一度に大量の水草を切るのには向いていません。しかし、低層の水草をカットするのに適しており、手の角度的に切りづらい人でも容易くカットが可能となります。小型水槽など手とハサミが入らないといったシーンでは特に役立ちます。
値段 | 1100円〜 | 長さ | 25cm |
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商品名が定まっておらず、水草用トリミングハサミとして安価に売られているストレートハサミです。刃の根元部分は切れますが先端になるほど上手く切れません。ハサミとしては機能するのでコスパ重視だと選択肢に入るハサミです。アクアショップでも似たものが数百円で多く売られています。
ネットでは2本セットで販売されていることが多く、カーブハサミと合わせて購入ができます。一本で十分という人も単体で購入するよりも安い場合があるので入門としてはおすすめです。
ウェーブハサミの種類は少なくここでの紹介は安物かADAの商品かの2択になります。
値段 | 870円〜 | 長さ | 25cm |
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価格 | 870円〜 |
安価で買えるステンレスウェーブハサミ。切れ味やハサミの稼働スムーズさは高価なハサミに比べられませんが水草を切るという目的は十分に達成できます。
値段 | 1,499円〜 | 長さ | 24cm |
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1000円を切るウェーブハサミよりも若干の費用がプラスされますがハサミの切っ先の形状が異なるタイプになります。安い商品なのでハサミの開閉が若干硬いのが難点。
値段 | 10,000円〜 | 長さ | 20cm |
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ADAから販売されているウェーブハサミ。ネイチャーアクアリウムの権化ともあって使いやすさ、切れ味共に抜群。品質にこだわっているためオンラインストアで購入といった入手ができません。ADA特約店で購入しましょう。
値段 | 870円〜 | 長さ | 25cm |
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価格 | 1,090円 |
安価なカーブハサミ。水草をしっかり切ることができます。稼働が少し硬く感じまずが、値段にして機能的に優れている商品です。
値段 | 2010円〜 | 長さ | 9cm |
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全長9cmとかなり小型のカーブハサミ。低床の水草を整えたり、後景水草のトリミング仕上げなどに最適。繊細な動きをしたい人にはおすすめです。
値段 | 1460円〜 | 長さ(刃長) | 24cm (3cm) |
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手元から刃部分まで長いのに対してハサミ部分は45度くらいの角度に曲がっています。高さのある水槽では手が届きづらい低床の水草も非常にトリミングしやすいです。また切れ味も良く、レイアウト的に手を出しづらい部分の細かな剪定にも役立ちます。
水草が切れればハサミはなんだって構いません。100円ショップや文房具屋さんで売られている普通の”ハサミ”でも問題ありません。しかし、持ち手がプラスチックなどで作られている普通のハサミは水分が拭き取りにくく、一回の使用で手元から錆びてしまうなんてこともあります。
水草をトリミングするハサミは水槽内に鉄を入れることになるので刃と手元が一体型のものが理想です。ハサミはこだわると数万、数十万することも珍しくありません。手堅く入門としてなら上記で紹介したもので問題ないので是非検討に入れてみてください。