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ホウネンエビ飼育は難しい!自由研究の価値アリ|飼育観察セット体験レビュー

ホウネンエビ飼育観察キット

最近では自由研究向けにホウネンエビの飼育観察セットが販売されています。セットで完結し、値段も手頃な事から購入を検討している方も多いかもしれません。

その一方で飼育セットが自由研究になるの?と不安を抱く保護者様も多いのではないでしょうか?

結論から言うとホウネンエビ飼育観察セットは舐めては行けません。かなり難易度が高く、独自の視点で研究できるので自由研究としては優秀です!本記事では自由研究で活用する視点とセットの使い方、失敗事例まで紹介していますので参考にご覧下さい。

目次

ホウネンエビ飼育観察セットとは?

そもそもホウネンエビって何?

ホウネンエビ

ホウネンエビは幼少期に田んぼで遊んだことがある人は存在を知っているかもしれません。短命で寿命は1ヶ月ほどで死んでしまうエビの仲間になります。

繁殖は1度卵が乾燥しないといけないという珍しい条件です。田んぼで毎年生まれるのは土に混ざって乾燥するからなんでしょうね。水が張られ、日光が当たることで新しい命が生まれるサイクルとなります。

1つで全部完結できる飼育セット…ではない!

ホウネンエビ飼育観察キット

ホウネンエビ飼育観察セットは1つで誕生から寿命まで完結できるセットとなっています。しかし実際にはライトや温度計、ストローなどもあった方が管理しやすいです。

他にあった方が便利な道具

ライト

ホウネンエビの卵は水の中かつ、光を当てないと孵化しません。直射日光だと茹だってしまうので室内管理が必要です。ライトは100円ショップでもLEDライトなどが売っているのでそちらを利用しましょう。

温度計

温度計は水温を視認するために必要です。室温が低くても水槽を置く場所によっては室温よりも水温が高くなる場合のあります。

1番はエアコンの風が当たる場所や涼しい場所が理想です。温度計もスーパーやホームセンターのペットコーナーで100円〜200円ほどで購入できます。

ストロー

生まれた後のホウネンエビを飼育すると途中で死んでしまう事があります。水槽は小さく、水面が風で揺れる訳でもないため酸素を取り込むのに不十分と考えます。1日1回ストローで数秒間だけぶくぶくと酸素を送ってあげると生存率を引き上げられるはず。

ホウネンエビ飼育セットやり方

①くみおきした水道水を用意する

ホウネンエビ飼育キット

ほとんどの水道水には消毒用の塩素が含まれています。始める前に水道水をペットボトルなどに入れ1日放置して真水に近い状態の物を用意して起きましょう。

天気の良い日は日光に当てておくことで数時間でカルキが抜けます。(水温には注意)

活性炭

水道水の場合は付属している活性炭を入れて水質を弱酸性に傾けます。※活性炭は100均でも購入が可能です

自由研究のワンポイント

色んな水を用意する

飼育プラケース代用

ホウネンエビの卵は一度に全ての卵を使用しません。容器は1つですが、100均のプラケースでも代用が可能です。説明書では「天然水は使わないで」と記載がありますが、天然水でも孵化を確認しています。

おいしい水など飲料天然水ごとにpHや硬度が変わるため孵化率や孵化の速さが異なるはず。どれが一番早かったか?を研究内容として見るのも面白いでしょう。

②ホウネンエビの卵は全部使わない

ホウネンエビの卵は全部使いません

ホウネンエビの卵

蓋付きピペットのような物に半分だけ水を入れ、卵も少し溜まる程度に入れるのがベスト。卵は全部で3〜4回ほど分けて使用することができます。

ホウネンエビの卵

卵を入れたら1分間全力で振って刺激を与えます。

③孵化まで待つ(ライトを設置しよう)

ホウネンエビの卵

卵を入れたら孵化を待ちます。1日〜3日で生まれるとありますが、5日目で生まれる場合があるので最長でも1週間程は見た方が良いかもしれません。

1週間経っても生まれない場合は水を入れ替え新しい卵を入れて再び孵化を待ちます。

ホウネンエビの飼育

待っている間はライトを設置。日中は電気を点けておき、夜間は消しましょう。昼夜を再現し孵化のトリガーになるように狙います。

ホウネンエビが産まれたら

ホウネンエビの餌は卵と同じように扱う

ホウネンエビのえさ

餌はそのまま水槽に入れると大変なことになります。(分量以上に入れると水が汚れます)卵を入れる際に使ったピペットに同じように水を半分加え、餌を少しだけ入れて同じように振ります。

説明書では耳かき1杯分とありますが、耳かきがある家は少ないでしょう。目分量でも何とかなります。

ピペットに餌を入れすぎた場合は、水槽に餌を入れる量を調整すれば問題ありません。(ピペットに入れすぎた餌をそのまま入れるのはバカです!笑)

成長は意外とゆっくり

生まれたてのホウネンエビ
生まれたてのホウネンエビ

約1ヶ月しか寿命がないため、成長速度が速い印象ですが、1週間経っても飛躍的な成長を見せませんでした。

自由研究のポイント

虫眼鏡を用意しよう

ホウネンエビを拡大

産まれたばかりのホウネンエビ小さすぎて目が良い人じゃないと気づきづらいです。視力1.5あれば余裕で見つけられますが、視力が低い方は見つけられないかも。

虫眼鏡があると形を観察しやすく写真にも収めやすいのでおすすめです。

存在確認は真上からがおすすめ

産まれたばかりのホウネンエビは小さすぎて横から見ると見つけづらいです。その場合は水槽の真上からライトを当てながら確認すると動いている影で見つけやすいです。

水換えの難易度が高い

孵化してから餌を与えると水が汚れてしまいます。水質が悪いと水面に変な膜が出てきたり、泡が固まっていたりします。

水換えする際は透明なプラケースがもう1つあると良いです。プラケースに移してから水を移さないと誤って捨ててしまう場合があるからです。

ミリ単位の彼らを水道に流してしまえばサルベージは不可能なので慎重に行きましょう!

ホウネンエビ飼育観察セットの考察

何日で生まれる?

4日〜5日目が多かった

実際説明書とは違い卵を加えてから4日〜5日目で姿を確認することが出来ました。もしかすると置いている場所や水温などによって時差はあると考えるのが妥当です。

ホウネンエビが生まれない理由は?

生まれない理由は多く考えることができます。どれが改善策かは正直やってみないと分からないので全部試してみるのが1番。

生まれない理由考察
  1. 水温が高すぎる(29度以上)
  2. 水温が低すぎる(22度以下)
  3. 光の強さが弱い
  4. 明るい時間と暗い時間を作っていない
  5. 卵がそもそもダメ
  6. 酸素量が不足している
  7. 水質の変化がない

上記のダメな理由をしらみつぶしで行っていく事も自由研究の研究内容に当てはまると思います。

明るい時間と暗い時間を作る理由

生き物は日光の明かりを浴びて活動を始める一方で夜になると活動を停止する事が多いです。卵も同様に朝と夜の活動量が内部で変動があるなら孵化のトリガーになる可能性はあると考えます。

何も変わらない環境は孵化しなくてはならないというスイッチを押せないかもしれない?という考察の元になります。

光の強さが弱い

LEDライト

冒頭でも触れましたが明かりが弱いと刺激を与えられない可能性が高いです。日中の明るさは6000K(ケルビン)ほどと言われています。簡単に言えば白〜青白い明かりを照らすのが1番なのでLEDライトをそばに照らせば解決できます。

水質の変化がない

水槽内のpHや水温が僅かに変動することによって孵化のきっかけになる可能性を指しています。お魚も水質の若干の変動で産卵や孵化に移るケースがあるのでその応用になります。

カルキ抜きをした水を再度加える程度でも良いと思います。

卵がそもそもダメ

色々試しても生まれない場合は卵がそもそもダメな可能性が高いです。生まれないものは生まれないですので。ホウネンエビ飼育観察セットはカブトエビ飼育観察セットとは違い卵の追加購入ができません。

再挑戦する場合は別途セットをもう1つ購入する必要があるようです。(カブトエビは卵の追加購入ができる)

評価:ホウネンエビ飼育観察セットは自由研究に向いている?

難しいけど自由研究にはピッタリ

ホウネンエビ飼育観察セットは順調にいけばよく育ちました!という微笑ましい結果に終わりますが、それまでの過程がスムーズに行かないと何故生まれない?どうやったら稚エビが死なない?などの疑問と戦うことになります。

生まれるまでの過程がもはや研究の醍醐味だと思いますのでお盆前から着手すれば自由研究としてまとめて新学期で提出が可能です。観察日記の雛形を作りましたので印刷してご自由にお使いください!

\ 観察日記用の雛形を作りました /

さいごに

ホウネンエビは玩具のように販売されていますが、命ある生き物です。生まれた場合は天命を全うするまで飼育してあげましょう。寿命は最大でも2ヶ月弱です。

ホウネンエビについてもっと詳しく

漢字で書くと豊年蝦

豊年蝦と漢字で書く通り、古くからホウネンエビが現れると豊作になるという縁起もとして扱われている一面もありました。ホウネンエビは害もなく、掃除をすることもないと害も利もない生き物とされています。

捕獲して飼育しようとしても1ヶ月弱の寿命なので観賞用にもならないと個とヒトとの関係としては互いにほぼ干渉しない不思議な生き物とも言えますね。

ホウネンエビ以外の名称

ホウネンエビ以外にはオバケエビ、タキンギョ(田金魚:尾鰭が赤く金魚のようだから)、ホウネンウオ、ホウネンムシとも呼ばれているようです。

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この記事を書いた人

アクアリウムはまだまだニッチなジャンルで、情報が綺麗にまとまっていないのが現状です。アクアリウムに関する様々なログや情報をお届けしていきます。定期的にコンテストも開催し、アクアリストを繋ぐメディアの運営に努めています。

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