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水槽用品をハイターやブリーチで洗う失敗しない量とつけ置き時間

水槽用品を漂白剤(ハイター)で洗う失敗しない容量とつけ置き時間

水槽用品は定期的に掃除しておけば、水洗いでコケや糞などのこびりついた汚れを落とすことができますが、半年以上汚れを取らないとビッシリこびりついてしまいます。

特に給水ガラスパイプは細いワイヤーブラシでもうまく掃除することができず、無理に掃除すれば割ってしまうリスクがあります。

そこで、落とせない汚れに有効なのが家庭用洗剤の漂白剤(ハイターやブリーチ)です。漂白剤の洗浄力をもってすればこびりついて取れないコケなども水洗いだけで落とすことができます。

しかし、漂白剤(ハイターやブリーチ)は容量と付け込み時間、すすぐポイントを気をつけなければ、水槽用品を水槽に戻したときに生体が死んでしまう可能性があります。

よくすすいでも生体に影響が出ることは珍しくないので、容量、付け込み時間、すすぐポイントはしっかり理解しておくべきです。

目次

水槽の用品を漂白剤で洗うときの注意点

金属やパッキンは使用しない

シリコンは漂白剤に向かない

水槽用品の洗浄に漂白剤(ハイターやブリーチ)を使用する場合、その素材がどのようなものであるかを考慮することが重要です。

金属やゴムなどの素材は、漂白剤(ハイターやブリーチ)に反応して変色したり、劣化したりすることがあります。そのため、漂白剤(ハイターやブリーチ)を使用する前に、消耗品の材質を確認することが大切です。

残留物(界面活性剤など)が残ると生体が死ぬ

漂白剤(ハイターやブリーチ)の成分(界面活性剤など)が水槽用品の表面に残留することがあります。水洗いしても落ちないことがあり、残留物があるまま使用すると水槽内の生体が死にます。

漂白剤(ハイターやブリーチ)で漬け込んで水槽用品を洗った後は十分にすすぐだけでなく、ハイポなどのカルキ抜きでしっかり中和して除去することが大切です。

使用する量が多すぎてもダメ

もう一つ重要なのは、漂白剤の濃度です。漂白剤は高濃度の薬品であり、正しく希釈しないと水槽の生物に害を及ぼす可能性があります。そのため、漂白剤を使用する際は、適切な量を使用し、適切に希釈した上で使用することが必要です。

漂白剤(ハイターやブリーチ)による水槽用品の洗い方

漂白剤を使って水槽用品を洗浄する前に、必要な材料をすべて集めておくことが重要です。手袋、計量カップ、バケツ、ブラシまたはスポンジなどです。

ハイターやブリーチの使用量

ハイターとブリーチの使用量

まず、バケツに漂白剤と水を入れて混ぜます。10リットルの水に対して1カップ(20ml)の漂白剤を使用するとよいです。漂白剤が均等に行き渡るように、漂白剤と水をしっかり混ぜることが重要です。

ハイターやブリーチをつけ置き時間

給水パイプ
これくらいの汚れは24時間ほど必要

次に、水槽用品をバケツの中に入れ、漂白剤に完全に浸かるようにします。少なくとも30分〜1時間ほどは浸け置きすることをおすすめします。この間に、漂白剤が水槽用品を消毒し、藻や細菌を除去してくれます。汚れの具合によってつけ置きする時間が変わりますが、長くても24時間程度におさめるのがよいです。

汚れ度合い目安時間
色の薄いコケが少し張り付いている30分〜1時間
色の濃いコケが張り付いている6時間
かなり色の濃いコケが張り付いている24時間

ハイターやブリーチを安全に洗い流す

漂白剤(ハイター)に水槽用品を浸した後は、取り出して十分にすすぐ必要があります。漂白剤(ハイター)は界面活性剤を使用しているものが多く、綺麗にすすげていないと水槽に使ったときに魚やエビが死にます。

【必須】ハイポなどのカルキ抜きで中和してすすぐ

ハイターやブリーチの成分を完全に除去するために、ハイポを使用することをおすすめします。一度水で水槽用品を何回かすすいだ後にハイポを溶かしたバケツに水槽用品を入れて完全に中和させるようにします。

ハイポの漬け込みには最低でも半日の時間が必要です。

水槽用品をハイターやブリーチで洗う方法まとめ

漂白剤は水槽用品を洗浄するのに有効な消毒剤ですが、水槽の生物に害を与えないように正しく使用することが重要です。

漂白剤で洗浄する場合は、素材の種類、使用する漂白剤の濃度、洗浄の手順などを考慮することが重要です。また、洗浄後は十分にすすぎ、漂白剤の残留物や痕跡を除去することが重要です。

正しい手順と正しい量の漂白剤(ハイター)を使用することで、魚や水草にとって清潔で安全なアクア用品を確保することができます。

水槽用品をハイターやブリーチで掃除するときによくある質問

水槽用品に使うハイターやブリーチの容量は?

水槽用品のつけ置きに使う漂白剤(ハイター)の量は10Lに対して20ml(キャップ1杯分)になります。漂白剤を多く入れすぎると何度洗っても残留物が取れないことがあります。汚れが落ちないときは使う量よりもつけ置きする時間をのばすといった工夫が必要です。つけ置きする目安は「漂白剤(ハイター)をつけ置き時間」をご覧ください。

ハイターやブリーチを水洗いだけで大丈夫?

漂白剤(ハイター)を使用した後は水ですすぐだけでなく、パイポなどの塩素除去剤で中和することをおすすめします。すすぎと中和をおこなうことで水槽に用品を再利用したときの生体への影響をなくすことが狙えます。詳しくは「パイポなどの塩素除去剤での中和に必要な時間」をご覧ください。

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