寿工芸プロフィットフィルターXの水流やモーター音など使用レビュー
KOTOBUKI工芸(寿工芸)から販売されているプロフィットフィルターXはいくつもの種類があります。この記事ではプロフィットフィルターX2の適用水槽や水流の強さ、モーター音、サイズなどをまとめています。実際の使用感による評価も行なっているので参考にご覧ください。
寿工芸プロフィットフィルターの特徴
低価格で買える外掛けフィルター
コトブキプロフィットフィルターは各メーカーの販売する外掛けフィルターの中でも比較的安く買うことができます。いくつかの種類があり、水槽サイズによって大きさを選ぶことができます。
モーター音は少しうるさい
プロフィットフィルターはモーター音がやや煩いと感じます。音を出来るだけ立てたくない部屋に水槽を設置している場合は少し不向きかもしれません。主にプラスチック部分が水中モーターの振動によって音が引き起こされているようです。水流調整のつまみなどで多少の軽減はできます。
X3との違い
プロフィットフィルターはX1、X2、X3、bigといった4種類に分類されています。中でもX2とX3を比較検討されることが多いようです。
適応水量はX2が30Lまで、X3が40Lまでとなっています。流石にこの規定量ギリギリで運用するというのはどちらのフィルターも厳しいところですが、30cm水槽で例えるなら奥行20cm程度ならX2。キューブならX3が良いでしょう。
濾過能力を上げたい理由で大きい物を選ぶと水流が強くて洗濯機状態になってしまいます。したがって設置水槽の幅、奥行、設置の仕方を考慮して選ぶべきです。
種類 | 大きさ | 適応水量 | 水流 |
---|---|---|---|
X1 | 幅12×奥11×高16 | 25L | 3.8~4.5L/min |
X2 | 幅16.5×奥13×高16 | 30L | 5.5~6.5L/min |
X3 | 幅19×奥13×高17.6 | 40L | 7~8L/min |
モーターの大きさは?
プロフィットフィルターの水中モーターは同規格の水中モーターと比べて非常に小さいのが特徴。水流は先述した表を確認下さい。また、モーターの周りにはスペースがあり、魚が挟まってしまう事故は起きません。
給水パイプを選べる徹底ぶり
外掛けフィルターの多くは給水パイプが長すぎる課題を抱えます。長すぎるとソイルや砂利の敷く量を調節しないといけないですよね。
しかし、コトブキプロフィットフィルターは極小のパイプまで同封されており、ソイルや砂利を厚めに敷きたいユーザーでもストレスなく設置することが出来ます。
一番左に写っていたパーツはフィットフィルターの底につけるパーツです。水槽との距離感に合わせて調節することができます。モーター音を和らげるのにも用いられるので意外と重要。
ろ材はどれくらい入る?
バージョンによって異なりますが、プロフィットフィルターX2は一般的な大きめのリング状のろ材は14個ほど入りました。ソイルを敷き、水草が茂るような小型水槽では入れなくても良かったりもします。
外掛けフィルターの価格相場
30cm水槽に合うフィルター | |
---|---|
GEXスリムフィルターM | 1400円 |
Tetraオートワンタッチフィルター AT-30 | 1400円 |
プロフィットフィルター X2 | 1200円 |
GEX aquarista Ga SLIM FILTER PRO M+フィルター | 2200円 |
比較すると寿工芸プロフィットフィルターX2とテトラオートワンタッチフィルターAT-30が決まって安い傾向にあります。
水草水槽に合う?CO2との相性は?
CO2効率が落ちることはほぼない
水草水槽には二酸化炭素(CO2)が必要不可欠です。よく外掛けフィルターは水が外気に触れてから水槽内に戻るため酸素を取り込んでしまい、CO2効率が落ちると言われたりします。
しかし、実際に水面を揺らす程度ではCO2は逃げていきませんし、酸素でいっぱいに満たされることもありません。
外掛けフィルターを使用した際にドロップチェッカーを使用して確認してみましたが、30cm水槽で2秒1滴だとしてもむしろ最適な判定となりました。
発酵式ならむしろ外掛けフィルター
発酵式のCO2添加をする場合、24時間CO2が出続ける上に添加量をコントロールすることができません。小型水槽ではかえってCO2中毒を引き起こす可能性もあるので、少しでも分散させる、適度に酸素も取り込むという意味でも外掛けフィルターを使用するのが良いでしょう。
まとめ
KOTOBUKIプロフィットフィルターXシリーズを使ってみた結果、音は若干気になりましたがそれ以外ではコスパ面、水中モーターの大きさ、給水パイプの短さは理想的なので当たり商品だと言えます。
消耗品のコストは?
寿工芸プロフィットフィルターの消耗品はF1/F2用 活性炭マットA、F2用 荒目マットBの2種類。荒めマットBは水洗いで大きな汚れを落とせば再利用できるので気にならなければ使い回しで良いと考えます。一方で活性炭マットAはフィルターマットの要素が強いので汚れが溜まったら新しいのと交換するのが無難です。
交換タイミングは人によって異なりますが、活性炭マットAは6枚売りなどまとめ販売もされているので、まとめ買いなら1枚あたり130円程度で揃えることができ、コスパも悪くありません。