フレイムモスの活着と増やし方やレイアウト事例などの育て方
フレイムモスは名前の如く炎をイメージするように上へと伸びていくコケの種類になります。熱帯魚にとって隠れ家になりやすく寝床として人気が高い特徴があります。(魚から人気のある品種って面白いですね)そんなフレイムモスの基本的な育て方や増やし方、使用レイアウトをご紹介していきます。
フレイムモスの特徴と育成条件
フレイムモスの情報 | |
---|---|
分類 | ハイゴケ科 |
学名 | Taxiphyllum.sp |
類似水草 | – |
別名 | – |
葉の大きさ | 葉幅2mm程度 長さ5cm〜15cm |
育成難易度 | |
成長速度 | 早い |
レイアウト配置 | 中景〜後景 |
温度 | 22〜26度 |
水質 | 5.0〜7.5 |
硬度 | 0〜4 |
二酸化炭素(CO2) | あった方が良い |
光量/照明 | 光量が高い方が増える |
増やし方 | 千切ればOK |
参考価格 | 850円〜 |
フレイムモスは縦に伸びていく
フレイムモスはモスの中でも特殊で、ウィローモスや南米ウィローモスのように横に張って伸びていきません。多少左右に広がりますが、広範囲に増殖させる場合は適度なトリミングと巻き直しが必要になります。
フレイムモスは生体の隠れ家になる
フレイムモスは魚やエビの隠れ家になりやすいです。また、ウィローモスに比べてシュリンプが群がる率が高いので、シュリンプ水槽にもおすすめ。ウィローモスよりフレイムモスの方が美味しいのでしょうか?
フレイムモスの活着と植え方
接着剤は不要でテグスで巻き付けるだけでOK
フレイムモスは活着する力が非常に強い水草です。また、フレイムモス同士は絡み合いやすいので活着していない状態でも抜けづらい性質があります。したがって接着剤を使用することなく、隙間に差し込むか、テグスで巻き付けるだけで良いです。
散りばめて育成を始める
フレイムモスは小さな切れ端からでも徐々に成長していきます。ひとつの塊から育成を始めるのも良いですが、トリミングして再度活着させるまでに時間を有するので量を増やす意味では最初から少量に分配した状態で育成を始める方がおすすめです。
フレイムモスの育て方と増やし方
フレイムモスに必要な光量
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
---|---|---|
30cm | 300~500lm | 588~1,176lm |
45cm | 750~1,000lm | 1,500~2,000lm |
60cm | 1,000~2,000lm | 2,550~3,000lm |
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle
フレイムモスはLEDライト1本でも十分に育ちます。さすがに低光量すぎると成長よりも前にコケまみれになって枯れてしまう場合があるのでライトの位置やルーメンは気にする必要があります。
おすすめのLEDライト
品質 | ライト名 | 規格別 詳細 | |||
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水作ライトアップ | |||||
ルーメン | 588〜936lm | ||||
GEXクリアLEDパワーⅢ | |||||
ルーメン | 500~1000lm | ||||
アクロ TRIANGLE LED GROW | |||||
ルーメン | 1000~3000lm | ||||
Chihiros wrgb2 | |||||
ルーメン | 2300~4500lm |
フレイムモスにCO2は必要?
CO2を添加することで光合成が活発化し、綺麗な新芽をどんどん展開してくれるようになります。また、気泡がついたベトナムゴマノハグサも美しいですよ。綺麗な色味、形状をキープしたい。増やしたい場合はCO2は必ず添加した方が良いでしょう。
フレイムモスは無闇にトリミングしない
ウィローモスは茶色くなっている部分や少し痛んだ部分をトリミングすることで成長を促進させることはよく言われますが、フレイムモスは成長が遅いタイプなので無闇にトリミングしすぎると成長が止まってしまいます。成長が進み、育て始めより2倍程の長さになったらトリミングし、別の石や流木に巻き付けて増殖を狙いましょう。
フレイムモスが育たない・伸びない原因
トリミング頻度が多い
先述したようにトリミング頻度が多いと成長が止まる傾向にあります。忍耐強く長い目で成長を見守りましょう。
光量(白調光)が強すぎる
モス系に共通する所ですが、白の調光が強すぎると成長せず枯れてしまう場合があります。LEDの種類にも気をつけましょう。蛍光灯ではほぼ間違いなく成長するので、モス重視の場合は蛍光灯タイプを選ぶのもおすすめ。
ゴミが溜まりすぎている
フレイムモスは熱帯魚の寝床やたまり場になりやすく、糞が滞留しやすいです。糞がたまりすぎるとフレイムモス自体が光合成出来なくなってしまい枯れてしまいます。
水換えの際はピンセットでフレイムモスを揺らし糞を取り除いてあげましょう。直接プロホースで吸いあげようとすると活着したが剥がれてしまう場合があります。
フレイムモスを使ったレイアウト
SNSに投稿されているフレイムモスレイアウト
フレイムモスのトリミングしないと。。#ねすこん pic.twitter.com/ntI1z5eBFl
— 小林/Kobayashi (@Kobayashiclub) June 22, 2020
久しぶりのトリミング!フレイムモスが散らばって大変。 pic.twitter.com/lVEltqtiHi
— あおき (@aOkI_0_6) September 19, 2016
寝そべってみた(:3_ヽ)_
30cmキューブ水槽のフレイムモスやばくないですか(笑)アフロじゃん(笑) pic.twitter.com/Pzoj4PSlqZ
— 。○ SACHI ⋆。˚ (@Aqua7516YK) March 12, 2019
フレイムモスの販売価格
ショップでの価格はバラバラ
地方では小さな石について600円前後で売られている場合もあるが、都内では1000円オーバーはザラ。ショップ平均としては1000円前後が目安かもしれません。
冒頭で説明したように、熱帯魚やエビなど生体の隠れ家になりやすいフレイムモス。ショップで購入するとスネールやミズゲジがついているケースがあります。水槽に入れる前に必ず洗うようにしましょう。
ネット価格は1500〜2000円
フレイムモスはオンラインショップでは送料込みで1500〜2000円で販売されている。スネールやミズゲジなどの混入を避けたい方は培養カップで売られているのでそちらでスタートさせるのが良いでしょう。