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ヤマトヌマエビが繁殖しない原因や餌事情|メダカとの相性は?

ヤマトヌマエビ飼育と繁殖

ヤマトヌマエビは水草水槽などアクアリウムのコケ対策や防止として初心者から上級者まで好まれるエビです。存在感が薄くレイアウトの邪魔にならない点が根深い人気の一つ。また、コケ除去能力も高いのが特徴。この記事ではヤマトヌマエビの基本的な育て方や混泳相性、繁殖について紹介していきます。

目次

ヤマトヌマエビの概要

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビの基本情報
大きさ 2cm〜5cm前後
水質 pH6.5〜8.5
硬度 1〜5
水温 20度〜28度
寿命 2年〜3年
学名 Caridina multidentata
分類 コエビ下目
ヌマエビ科
生息分布 日本
インド太平洋沿岸の熱帯・亜熱帯
参考価格 60円〜

アクアリウムには必須?な生体

ヤマトヌマエビは体調5cm程にもなる水槽内ではやや大型に思えるエビです。コケ取りに適しており、メンテナンス生体として非常に人気があります。茶ゴケや糸状コケを率先して食べる傾向にあります。

ヤマトヌマエビが食べる苔の種類
茶ゴケ 糸状コケ アオミドロ 黒髭ゴケ サンゴ苔
× ×
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ミナミヌマエビとの違い

コケ取り生体として同じく人気なのがミナミヌマエビですが、こちらはヤマトヌマエビよりも若干小柄。また、淡水でもガンガン繁殖していきます。対してヤマトヌマエビは汽水といって塩分を含んだ環境でしか繁殖ができません。数を増やしくない人はヤマトヌマエビの方が良いかもしれません。両者のコケの除去能力に差はないと感じます。

抜け殻は餌になることも

ヤマトヌマエビの抜け殻はオトシンクルスやブッシープレコ、その他の魚の餌になる場合があります。また、自身でも食べることがあるので、抜け殻は率先して取り除く必要もありません。

ヤマトヌマエビの混泳相性

メダカの卵は食べる?

どのような飼育環境かはわかりませんが、餌が少なかったり、卵が水草に豊富にくっついている状況なら食べてしまう可能性は拭いきれません。というのも水中の生体の多くは自分よりも小さく栄養源になるものを捕食するからです。心配なら産卵床別水槽に移す方が無難です。

メダカの稚魚は食べる?

卵と同じように捕食される可能性は高いでしょう。ヤマトヌマエビは雑食性なので捕まえられる魚は生きていても捕食します。(自身よりも大きい魚でも弱っているのが分かれば生きたままツマツマし始めます)メダカの稚魚が捕まってしまう程弱っているか、鈍感な個体であれば食べられます。

健康な魚なら食べられる心配はない

ヤマトヌマエビは時に残酷な一面を見せますが、元気に泳ぐ魚なら食べられる事も襲われることもありません。それぞれのテリトリーを守るように暮らせるので混泳は基本的にどの魚とも相性が良いです。

肉食魚との混泳は餌になる

ヤマトヌマエビを狙うバジスバジス

エンゼルフィッシュや大きめのアピストグラマなどはエビを狙って攻撃し食べてしまうことが多いです。バジスバジスはヤマトヌマエビを食べることはしないですが、抱卵した卵を狙って食べることがあります。卵を食べられてもエビ自体は死にません。

ヤマトヌマエビの飼育について

水換えには要注意

ヤマトヌマエビは水質に敏感ですぐに死んでしまうという人もいれば、雑に扱っても死なない頑丈なエビだという人もいます。結論からいうと過度な水質変化はどんな生き物でもダメージがあり、最悪な場合PHショックを起こして死んでしまいます。

Twitterで128人にアンケートを取ってみた結果、70%の人が簡単には死なないと回答。アクアリウム歴が長くなるほど死なないと答える傾向が強いようです。

アクアショップで購入した時などは水合わせをした上で水槽内に入れた方が安心です。

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

ヤマトヌマエビの落ち着きがない

先述したように急激な水質変化が加わるとヤマトヌマエビは水槽内を泳ぎ回ります。一度泳ぎ始めると数時間泳ぎ回る場合があります。辛いと感じる時は水槽から飛び出してしまったり、フィルターを遡る個体も現れます。PHショックの予兆とも言われるので同じ水質の水に戻してあげるか、ただ見守るしかありません。

農薬がついた水草はよく洗おう

ブセファランドラなどの海外輸入された植物や状態を綺麗に保つ水草は農薬が付着している場合があります。熱帯魚には致命的なダメージはなくてもエビを始めとする甲殻類には致命的で全滅する場合があります。一般でも販売されている水草その前にも同様に致命的なダメージがあるので使用後はしっかり水草を水で洗い流しましょう。

カルキ抜きはしないとダメ

水道に含まれる残留塩素は熱帯魚、エビともに多大なダメージを与えます。初日には死なず数日後に死んでしまうことも。地域によっては残留塩素がない水道水も存在しますが、カルキ抜きをしっかりした上で水を加えるのが常識です。面倒くさがらずカルキ抜きをしましょう。

エビも飛び出しや脱走をする

魚の飛び出し事故は有名ですが、エビも水槽の外へ出てしまうことがあります。エビはどちらかというと脱走。フィルターやチューブ、コードをよじ登り、そのまま外へ出てしまい死んでしまうことがあります。水槽周りを掃除している時に埃まみれで見つかることもよくある話。人によっては別室で息絶えた姿を見つけるなんてこともあるようです。

機器の動線周りに蓋をするのは難しいですが、できるだけ密閉して変なところから飛び出ないようにする工夫は善処したいですね。

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隠れ家はあると良い

石組レイアウト

水槽内のどこかに影となる場所を作ってあげると良いです。というのもヤマトヌマエビは基本的に夜行性なのでライト点灯時など明るい時間は隠れてじっとしています。他の魚に突かれることもあるので隠れて休める場所は必要です。上記のレイアウトはシンプルな石組レイアウトですが、赤丸で囲まれたところが主な隠れ家です。

ヤマトヌマエビの繁殖方法

  • 汽水(きすい)が必要
  • 稚エビ育成と異なる

ヤマトヌマエビはチェリーシュリンプやミナミヌマエビなどと違い、海水と淡水が混ざった汽水という環境が必要になります。淡水では抱卵するものの繁殖には至りません。

また、生まれたばかりのヤマトヌマエビはチェリーシュリンプやミナミヌマエビのように稚エビからスタートではなく、さらに小さいゾエアという形態から育てなければならなく、手間がかかります。

ペットボトルで汽水を作る

2Lペットボトルとカミハタなどから販売されている汽水と海水の素を使用すれば簡単に作ることができます。2Lの水に汽水の素を入れてよく混ぜれば完成です。(2Lの水は飼育水を使用しましょう。)

親エビを移動させる

抱卵したヤマトヌマエビ

抱卵している親エビを汽水ペットボトルに移動させます。この時餌の発生源にもなる水草を多めに入れておくと良いです。(ウィローモスなどの水に入れるだけで増えるような水草が良い。有茎草は枯れて痛む場合がある。)

繁殖ペットボトルは陽の当たる所へ置きプランクトンの発生を促しましょう。夏場は高温により中の水草が傷んで水質悪化することがあるので水温が上がりすぎない所に置くか水温を抑えられる工夫をしましょう。

脱卵(孵化)後は親エビは元の環境へ

卵を離した段階で親エビはお勤め完了ですので元の水槽に戻しましょう。急な水質変化はダメージが大きいので移し替える際は慎重に行いましょう。

ゾエア育成のスタート

ペットボトルから別容器へと移し飼育した方が水換えや餌やり、水質管理がしやすくなります。脱卵の中には孵化していない個体もいるので弱めのエアーレーションを行いましょう。

餌は魚の餌をすり潰してふやかしたものや米のとぎ汁が一般的なようです。浮遊していないと食べにくいので時々容器内を混ぜてあげたり、軽い水流を作ってあげると良いとか。集まっているゾエアにスポイトなどで直接かけるように与えるようにしましょう。

水換えは排水時に注意

水換えは毎日餌を与える都合上、同じく毎日行うか、継ぎ足しで対応していく必要があります。継ぎ足しはもちろん汽水です。全取り替えるより1リットル起きの方が楽でしょう。水温合わせをする必要があるので、前日から飼育容器と同じ条件で放置しておくのがおすすめです。

まとめ

ヤマトヌマエビの繁殖を好んで行うのは相当好きな人くらいでしょう。通常では増えない前提として水槽内に持ち込む場合がほとんど。コケ取りメンテ生体としては手軽に入手でき、飼育もほぼ放置で成り立つので初心者にもおすすめです。

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