バナナプラントの育て方|溶ける?越冬の仕方と光量について

バナナプラントは見た目通りに、水中でバナナの形をしている水草の一種。分布はフロリダ(アメリカ)になりますが、現在は日本においても湖沼等で外来要注意生物として帰化しています。在来種の競合駆逐が懸念されるため、購入した人は外へ放流したりしないよう注意しましょう。

目次

バナナプラントの特徴

バナナプラント
バナナプラントの情報
分類リンドウ科
学名Nymphoides aquatica
類似水草
別名ハナガガブタ
ニムフォイデス アクアティカ
葉の大きさ水中葉1~5cm
分布アメリカ合衆国/日本(帰化)
育成難易度
成長速度早い
レイアウト配置前景〜中景
温度20〜28度
水質5.0〜7.0
硬度0〜10
二酸化炭素(CO2)あった方が良い
光量/照明弱くても育つ
増やし方殖芽の分裂
参考価格600円〜

見たまんまの水中バナナ

バナナプラントは名前の通り、バナナの形をした水草。バナナの部分は殖芽と言われ、冬を越せるように栄養を蓄えることができます。(殖芽は、栄養を貯蔵した芽を指します。越冬芽とも呼ばれます)バナナプラントを選ぶ際は殖芽(バナナ)が硬い物を選ぶのが良いでしょう。

バナナプラントの魅力

バナナプラントの魅力は、殖芽と呼ばれる栄養を貯蔵したバナナですね。実際に育て始めると水中葉を伸ばし始め、根も伸び始めると個体によってはバナナが目立たない状態になってしまうこともあります。(なんの水草なのかもわからない状態になることも)

バナナプラントの葉

葉の形状はハートのような丸みのある形をしている。水上へと伸びていくのでビオトープにも使われる。

要注意外来生物

バナナプラントは1990年に兵庫県の池で野生化が確認されているようです。発見から20年余りあまりたつ為、既に分布拡大されている可能性もあります。

在来のアサザ属であるアサザ、ガガブタ、ヒメシロアサザ種はいずれも絶滅危惧種に指定さ れており、これらとの競合・駆逐や、遺伝的攪乱のおそれがある。その他に、ジュンサイや ヒツジグサといった水辺の在来植物とも競合するおそれがある(文献 2)。

引用:ハナガガブタ(Nymphoides aquatica)に関する情報

上記のように在来種と競合・駆逐、雑種の生成などが懸念される為、アクアショップで購入したバナナプラントは外への廃棄は絶対にやめましょう。既に枯れかけている、苔だらけといった個体を近所の河川などに破棄すると思わぬ繁殖をしてしまう可能性があります。

また、近所のビオトープに寄付したり、入れてみたりなど浅はかな行為をすると罰金など処罰が下る場合もあります。バナナプラントは外来種ということをしっかり認識しておきましょう。

バナナプラントの育て方

バナナプラントの必要光量

水槽規格 まぁまぁ育つ 十分育つ
30cm 300〜500lm 588〜1,176lm
45cm 750lm〜1000lm 1,500〜2,000lm
60cm 1000lm〜2,000lm 2,550〜3,000lm
※上記の表はGEX、suisaku、KOTOBUKI、アクロから出る商品を参考に作成しています。
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle

バナナプラントは暗くなりすぎなければ十分に育ちます。高い光量を確保した方が、発育が促進され綺麗に育ちます。光量が低すぎると苔に覆われたり、葉が溶け始めるなどの成長障害を起こしてしまう場合があります。

バナナプラントにCO2は必要?

co2がある方が光合成が促進されるので、綺麗な状態をキープさせることができます。ショップで販売され弱っている株などは強めのCO2を添加して成長を促進させることで復活できます。成長が進むと茎が伸び水上葉を展開していきます。

二酸化炭素の方法を選ぼう
発酵式やり方 ボンベ式のやり方
炭酸水のやり方 化学式のやり方

バナナプラントの床底

バナナプラントのバナナ部分を見て楽しむ場合は、ボトル水槽などにそのまま置いておく(浮いてしまうが)だけで良いのでソイルでも砂利でも良いでしょう。ただ、バナナの脇部分から根を伸ばしていくので、ソイルの方が根を張りやすい傾向にあるようです。PHも低い方が良いのでソイルが無難です。

バナナプラントの根▲バナナプラントの根

バナナプラントの増やし方

バナナプラントは越冬し、葉を展開し花を咲かせたのち、新たなバナナが誕生します。葉の裏1枚につき一房という感覚値で増えるようです。室内で育てる場合は水温に左右されないため、放置しておいてもバナナを増やすことができ、株分けの要領で増やすことができます。

ビオトープでバナナプラントを増やす場合は土にしっかり埋め込むようにしましょう。剥き出しのままだとそのまま腐ってしまう可能性があります。葉っぱが溶けてなくなってしまいますが、暖かくなってくると新芽を出し成長し始めます。

バナナプラントをレイアウトにどう使う?

ボトルリウムに使用する

バナナプラントはバナナの部分を見て楽しむ、水上葉の伸びる姿を見て楽しむ二つの見せ方があります。ボトリウムの場合はそのまま置いておくだけで可愛い姿を楽しむことができます。

水槽内に葉っぱを見せた使い方

バナナよりも伸びた茎と葉をレイアウトに取り込みたいという方はソイルに埋め込んでしまうのもあり。また、バナナプラントが浮かない程度の石を巻き付けて置いておくだけでも良いでしょう。石に巻き付けて置いておく手法はバナナ部分の変化も観察することができますよ。

バナナプラントを巻きつける▲木化石(ぼっかせき)などは水質に大きな変化を加えないため、重石として役立つ。

バナナプラントを使ったレイアウト▲ソイルに植えず、そのまま石を巻き付けて置いた様子。伸びた葉をレイアウトのアクセントに使うのも面白い。

バナナプラント まとめ

バナナプラントは見た目が面白く、一目惚れで購入してしまう人も多いのではないのでしょうか?中にはレイアウトに使えないだろ…と感じて敬遠する方もいると思います。好みは極端に分かれる水草ですね。

ですが、バナナにばかり注目していますが、実は葉っぱの形状の魅力的でレイアウトのアクセントに色々と使えそうです。値段は水草の中でもやや高めなので、ネットよりもショップで購入した方が経済的かもしれません。興味がある人はぜひ育ててみて下さい。

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この記事を書いた人

アクアリウムが大好きなコンテンツディレクター。アクアリウム歴10年以上。WEB制作会社でSEOライターやディレクションなどをしている人。アクアリストを繋ぐメディアを作りたいと躍起になっている。

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