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コトブキ工芸のセーフティヒーターSP110Wの評判は?縦横どちらも置ける

セーフティーヒーター110W

コトブキ工芸(KOTOBUKI)の水槽ヒーター「セーフティーヒーターSP110W」の使用レビューになります。セーフティーヒーターSP110Wの適用水槽サイズや水量、使う上での注意点をまとめています。30cm水槽や45cm水槽向けのヒーターになりますので参考にご覧ください。

目次

コトブキ工芸セーフティヒーターSP110Wの特徴

コトブキセーフティーヒーターSP
セーフティヒーターSP110Wのスペック
参考価格1,900円〜1ヶ月の電気代1日10時間
約30円で900円
ヒーター大きさ幅16.8cm
奥行2.9cm
高さ3.9cm
コード長さ95cm
SP110WSP160WSP220WSP300W
44L64L110L150L

交換用ヒーターだけなら低コスト

セーフティヒーターSP110Wから交換用ヒーターになります。交換用の部分だけであれば2,000円ほどから購入できるのでワンシーズン使うことを考えると非常にお得です。(10月から4月の半年間を日割りすると約11円ほど)

安全使用期間は1年

安全を考慮して使用する期間は1年を目安にするよう説明書にも書かれています。365日という認識ではなくワンシーズンと捉えたほうが良いでしょう。

縦横どちらでも置ける

コトブキ水槽ヒーター
横版
水槽ヒーター
縦版

交換用ヒーターは縦横どちらにでも取り付ける事が可能です。コトブキ工芸では見た目が一緒なサーモ付ヒーターが存在しますが、そちらは縦に設置ができません。サーモスタッドと別で稼働するから縦で置いても大丈夫という仕組みですので、交換ヒーターの特権とも言えますね。(ただし、300Wは大型なので縦向きは絶対不可)

サーモスタッドが必要

サーモスタッド

セーフティーヒーターSP110Wは交換用ヒーターなのでサーモスタッドという温度管理ができるプラグが必要となります。

サーモスタッドは対応W数をしっかり確認し適応範囲内の物であるかを確認する必要があります。他メーカーのサーモスタッドも使用できますが、同メーカーの物で揃えるのが無難です。

サーモスタッドを持っていない場合は、セーフティヒーターSPとサーモスタッドのセット版を購入することをおすすめします。

セーフティーヒーターSP110Wの適応水槽

水槽サイズ水量適応
30cmキューブ水槽25L
幅60cm×奥行き20cm×高さ28cm29L
幅45cm×奥行き30cm×高さ30cm35L
幅60cm×奥行き30cm×高さ36cm67L×

60cm水槽は奥行きのないスリムタイプには使えますが、奥行き30cmにもなると水量が格段に上がるので対応しきれません。幅30cm×奥行き20cmの主流の水槽はセーフティーオート60Wがおすすめです。(こちらはサーモスタッドが不要)

空焚き防止機能もついている

セーフティーヒーターには空焚き防止ヒューズが搭載しているので、空焚き状態で使用すると通電しなくなります。また、一度安全回路が働くと二度とヒーターを使うことができません。何度で発動するかの明記はありませんが、400度以下の自然発火を抑えることを想定されているので、400度前後の温度でしょう。

まれに空焚き寸前で水に沈めて安全回路が働かずに済むケースがありますが、本来なら表面加工が痛むため買い直しが良いみたいです。(筆者は結構そのまま使ってる…)

コトブキ工芸セーフティヒーターSP110Wの特徴の使用感

小型で使いやすい

セーフティーヒーターSP110Wは44リットルまで対応できる一方で、ヒーターの大きさは小さいので水槽の縦横どちらにでも設置しやすいです。温度管理一体型の水槽ヒーターだと側面に付けるのが困難な場合もあります。それを考慮すると使い勝手が良いヒーターと言えます。

水槽掃除を考慮するなら縦起き

セーフティーヒーターSPシリーズは横向きで設置すると結構目立たなくスマートに見えるんですよね。筆者もレイアウトによっては横向き派です。しかし、横向きだとヒーターよりも下の苔を拭き取る際に取り外さないといけないので手間です。

水槽掃除
横向きだと取り外しが必要

単にシンプルなレイアウトや高さのある水槽では縦向きで設置する方が苔の拭き取りが非常に楽です。高さがない場合は空焚きのリスクがあるのでおすすめはしません。

水槽掃除
縦だと掃除しやすい

カバーレスと言っているが…

コトブキ工芸のヒーターはカバーがついていないため見た目はとても綺麗です。ですが、スイッチが入っている時によく見るとモヤモヤと熱を発しているのがわかります。

オトシンクルスやサイアミーズなどはヒーターの上に乗って休むことがあり、中には火傷を負って死んでしまう子もいます。珍しい事例ではありますが、可能性の1つとして捉え、ヒーターカバーを付けるのも良いかもしれません。

他水槽ヒーターとの比較

GEXはおすすめしない

GEXは何かとヒーター事故の報告が多く、筆者もサーモ付きヒーターの使用で多くの魚を失った事があります。長期にわたりリコールとなっている商品がありますが、上位互換での商品で事故が起きたため、当サイトではおすすめできません。

先に登場したサーモスタッドは旧式ですが故障なく長期に使用ができている製品です。(このシリーズだけは定評がある…)

安さならニッソーもアリ

NISSO(ニッソー)から販売されるサーモスタッドとヒーターがセットになった商品もコトブキと同等、もしくはそれよりも安く購入することができます。しかもヒーターは交換可能なので1年を目安に新品と差し替えられるのもポイント。

コトブキ工芸セーフティヒーターSP110Wの特徴の使用上の注意

1年に1回は1シーズンと捉える

1年ごとにと説明書に記載がされていますが、1年中ヒーターを使うことはないですよね。地域にもよりますが、おおよそ10月〜4月の半年間使用が平均でしょう。

その後、半年間は倉庫などで眠る事になりますが、そのまま秋頃に再度使用はできるだけ避けた方が良いです。製品によっては何年も使えるものはありますが、故障して水槽の水がお湯になってしまう可能性も非常に高いです。ワンシーズン毎の買い替えをおすすめします。

ソイルやろ材に埋めない

よくヒーターをレイアウト上見せないためにソイルやろ材に埋め込む使い方を紹介されている人もいますが、サーモスタッドが正常に動いていれば大幅な水温変化を生まない可能性もありますが、埋めた部分に熱が滞留していた場合、水中との温度差が生まれるので結果的に正しい水温をキープできない場合があります。

まとめと余談

見た目とコスパが良い水槽ヒーター

コトブキ工芸セーフティーヒーターSP110Wはサーモスタッドが別途必要なヒーターですが、無駄な装備のないスタイリッシュさと縦横どちらでも置ける設計が使いやすいのです。価格も2000円弱程度で購入できるので既にサーモスタッドを持っている人からすると年間のコストはかなり抑えられるでしょう。

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