ロベリアカーディナリスが溶ける原因は?水中化にはCO2が必要!
ロベリアカーディナリスは丸みのある葉、葉の裏が赤紫というのが特徴的な水草です。成長しても極端に肥大することがないので前景〜中景を繋ぐ水草としてレイアウトに使うこともできます。この記事ではロベリアカーディナリスの育て方、溶ける原因と対策について紹介しています。
ロベリアカーディナリスはどんな水草?
ロベリアカーディナリスの情報 | |
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分類 | キキョウ科 ミゾカクシ属 |
学名 | Lobelia cardinalis |
分布 | 北米 |
類似水草 | – |
別名 | ベニバナサワギキョウ レッドロベリア |
葉の大きさ (葉長) | 2~3cm |
育成難易度 | |
成長速度 | 普通〜早い |
レイアウト配置 | 中景 |
温度 | 20〜26度 |
水質 | 5.0〜7.5 |
硬度 | 0〜3 |
二酸化炭素(CO2) | 必須 |
光量/照明 | 普通 |
増やし方 | 差し戻し |
参考価格 | 300円〜 |
丸みのある葉が特徴
ロベリアカーディナリスは水中葉には珍しい葉の丸み、茎の太さ、葉の大きさが特徴的な水草です。成長しても極端に肥大することがないため、中景草として用いやすいです。
葉の裏は赤紫
ロベリアカーディナリスの葉の裏は赤紫をしています。レイアウトに色味を活かすのは難しいですが、ワンポイントでチラ見せさせるのも良いかもしれません。
ロベリアカーディナリスの育て方
ロベリアカーディナリスの植え方
ロベリアカーディナリスの茎は割と太く、差し込むように植えるだけでOK。しっかり植え込むことで浮き上がるようなことも起きにくいです。他の注意点としてはアクアショップから購入してきたロベリアカーディナリスは茎部分が痛んでいる場合があります。取れかけている葉は取り除き、柔らかく溶け始めている茎部分はハサミで切ってしまいましょう。
ロベリアカーディナリスの必要光量
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
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30cm | 300~500lm | 588~1,176lm |
45cm | 750~1,000lm | 1,500~2,000lm |
60cm | 1,000~2,000lm | 2,550~3,000lm |
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle
ロベリアカーディナリスは上記の表で言うと「まぁまぁ育つ」レベルでも育ちます。ただ、下限の値だと成長が鈍く、苔に覆われてしまう可能性があります。可能であれば「十分育つ」レベルの下限値程度の光量は欲しいところ。
ロベリアカーディナリスにCO2は必要?
ロベリアカーディナリスはCO2なしで育てる場合、成長が始まる前に葉が溶けてしまう場合があります。基本的に水草はCO2がないと綺麗に育たないのでCO2を添加するようにしましょう。(水中化させる際はCO2は必須と言えます。)
ロベリアカーディナリスの増やし方
トリミングした部位(本来なら破棄する草)をそのままソイルに植えることを差し戻しと言います。茎だけで枯れないの?と思うかもしれませんが、指した部分から根が出てくるので、ほとんどの有茎草は差し戻しで増やすことができます。差し戻しは水草のボリュームを増やすだけでなく、生えている領域を増やす目的で行われます。
ロベリアカーディナリスが溶ける要因
ロベリアカーディナリスは水上葉を水中化させる際に溶ける場合が多いですが、どの水草も水上から水中化する際に葉が溶ける場合があるのでそこまで深く気にする必要はないでしょう。緩く溶け始めたらピンセットでその部分を取り除いてあげるのがベスト。水中葉でも溶け始める場合がありますが、原因としては痛んだ葉や穴の空いた葉を放置したことがきっかけとなる場合が多いように感じます。
ロベリアカーディナリス育成まとめ
中景に用いよう
ロベリアカーディナリスは丸みのある独特な葉状としっかりとした茎が特徴的な水草です。環境が整うとスピーディに成長していきますが、トリミングによって背丈をコントロールすると前景〜中景を繋ぐ水草として活かしやすいです。丸みのある葉で代表的なアヌビアスナナプチとはまた違った雰囲気を出せるので選んでみるのもいかがでしょうか。
ロベリアカーディナリスの成長速度
中景に植えているのがロベリアカーディナリス。育っている個体は背丈が出ているのが分かる。上記の水槽のCO2添加量は2秒1滴、光量は600lmで10時間の点灯になる。