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テラテープはADAと特約店でのみ販売されている吸水性のテープです。(粘着ノリなどはついていません)価格は900円なので割と手頃で手の出しやすい商品です。テラテープはパルダリウム、テラリウムに使われることが多いですが、アクアリウムやビオトープでも使うことができます。本記事では商品のレビューや使い方について紹介していきます。参考にご覧ください。
テラテープとはADAのDOOAから販売されている流木などに巻き付けて使う布状のテープです。主にパルダリウムやテラリウムで使われることが多く、アクアリウムをメインにしている人からすると馴染みないアイテムかもしれません。
テラテープの一番の特徴は保湿力でしょう。テラテープは水に一部がついていればそこから水を引き上げ、全体が湿り気を帯びます。パルダリウムやテラリウムでは乾燥は天敵。乾燥に弱い植物を表現しづらい水上部で使う場合に重宝します。
もちろん、アクアリウムでも植物を流木や石のスポットに植え込む際に巻き付けて埋め込む手法にも役立つので意外と使い道が多いアイテムです。
ビオトープでも活用することができ、水中と水上の狭間に苔を付着させたい、水草を付着させたい場合に有効です。接着剤など使用する必要もなく、ただ巻き付けるだけでOK。巻き付け後に水分を加えると自然と馴染みます。
伸縮性があるので巻き付け後はビロビロした部分を中に入れ込む形を取れば外れる心配もありません。
例えば上記のように穴の空いた流木や石があるとします。そこにニューラージパールグラスやシダ系などレイアウトにもよりますが、水草を植え込みたい場合にもテラテープが有効です。
特にアクアリウムでは水中での埋め込みは浮いてしまったり、接着が必要であったり、テグスで巻き付けるなど結構神経を使いますが、ポットのように埋め込むのであればテラテープで完結することができます。
テラテープの唯一の使用上の注意は、水に浸かっていないと効果を最大限に発揮できないという点です。保湿力が高くても水に使っていないのであれば乾いてしまいます。
特に屋外でビオトープを作る上でテラテープを使用するなら水に使っている部分がないとそこに巻き付けた苔や水草は乾燥してしまいます。
テラテープは布のようなスポンジのような感触なので代用するならガーゼか緩衝材で使われる薄いスポンジをカットしたものなどになるでしょうか。いずれにせよテープ状となると接着ノリがついてる場合があり、なかなか代用品としては難しいところ。