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水槽は水や砂、石を入れて重くなったとしても滑りやすく、地震によって水槽台や棚から滑り落ちてしまう危険があります。
水槽が落ちれば水浸しになるだけでなく、ガラスが割れることで怪我や生体の死亡に繋がりかねません。
特に賃貸住宅や下の階に住民がいる家庭では、水漏れによって天井や家具が濡れてしまった場合、修繕費や損害賠償を請求されることもあります。
水槽マットは水槽を購入したときに付いてくるものを使用すれば問題ありませんが、劣化や破損によってマットを交換しなければならない時は同じ商品か、100均でも買える代用品を敷く必要があります。
水槽にはフレームレス水槽とフレーム付きの水槽があります。
フレームが滑り止めの役割を持つため、滑りにくいですが、フレームレスのガラス水槽はどんなに重くても非常に滑りやすいです。
また、水槽台の天板は綺麗に見せるためにコーティングされているため、フレームレス水槽はより滑りやすくなります。
また、フレーム付き水槽であっても滑り止めがないと大きな衝撃や地震によってズレたり滑り落ちる可能性があるので、水槽を置く時は滑り止めマットは必ず敷く癖をつけないといけません。
水槽の下に敷くマットは高価なものじゃないから必ず用意しよう
フレームレスのオールガラス水槽は水槽のズレによって壁や物に当たった時に角が欠けてしまうことがあります。少しの欠損なら使い続けることもできますが、水槽が欠けてしまうといつ水漏れを起こすか分からないので危険です。
人が居ない時に水槽の水漏れが起きると水槽内の全ての水が下に流れて部屋中が大惨事になることもあります。さらに、賃貸住宅や下の階に人が住んでいる場合、修繕費や損害賠償を請求されることもあるので甘く捉えてはいけません。
水槽マットをしくことで水槽の底や底面の角が欠けることを防ぐことができ、結果として水漏れ事故のリスクを抑えることができます。
ウッドベースなど水槽の下に置く専用の土台が販売されていますが、滑りやすいため、この商品も土台と水槽の間の2箇所に滑り止めマットを敷くことをおすすめします。
土台だけ滑り止めを知っていると水槽だけ平行移動してしまうことがあるので危険です。
水槽マットを敷くべき一番の理由は地震対策です。水量が多くなるほど横揺れの時に波が立ちそのエネルギーで水槽がズレます。
さすがに震度5以上になるとマットを敷いていても水槽台ごと倒れることがあるので予防することがそもそもできない場合がありますが、耐えられることもあるので水槽マットを敷いておくことはアクアリウムを楽しむ上では必須です。
さらに地震の被害を抑えるにはフランジという水漏れを防止するアイテム使用したり、コンセントカバーを取り付けるといったことが求められます。
大きい水槽は水槽台からズレることで重さのバランスが崩れて水槽が割れるというケースもあります。
また、水槽台に何も敷かず、水槽を置くと小さな硬いゴミや砂利が挟まることで底面が傷ついたり、ひび割れ、水漏れの要因になることもあります。
水槽を設置する時に角水槽台の天板に当たってしまうことはありませんか?
水槽のレイアウトを何度も変更したり場所移動をさせる人は、気づいたら水槽マットが傷ついていたり、破けていたなんてことがあるのではないでしょうか。
水槽マットなしだと水槽台が傷つくことで溝ができたり、水槽自体が傷つき寿命を早く迎えることもあります。水槽と水槽台を長持ちさせる意味でも水槽マットは敷いた方が良いでしょう。
水槽を新品で購入するとそのサイズに合った水槽マットが付いてきます。そのマットを敷けば基本的には問題ありません。
しかし、水槽マットが破れてしまったり、経年劣化でペラペラになった時は交換した方が良いです。
プロテクションマットはポリマー樹脂でできていて、水槽を購入したときに付属する水槽マットと同等のものです。
大きなサイズを購入して、自身の持つ水槽サイズに合わせて購入することもできますが、サイズごとに販売されているので適合するものを購入した方がカットする手間が省けます。
こちらは45cm水槽のレギュラーと呼ばれる一般的なサイズにあった水槽マットです。
こちらは60cm水槽のレギュラーと呼ばれる一般的なサイズにあった水槽マットです。
網目の滑り止めマットも水槽マットとして利用することができます。
カットしやすく、1枚で30cm水槽3つ分置けるサイズも売られていることがあり、コスパが良いです。水槽の底面積から余白を1cmほど残すと綺麗に収めることができます。
厚さのあるゲル粘着テープも水槽の滑り止めとして活用できます。剥がしやすく、洗って再利用もできるためキッチン周りに使われることも多いです。
ゲル粘着テープは両面テープなので水槽台と水槽をしっかり固定することができます。耐震マットと比べて何枚も必要としないのでコスパが良く、偏りも防ぐことができます。
揺れに強いため水槽マットより揺れ対策ができます。ただし、長期間使用すると剥がれにくくなり、取り外す時に水槽の底が抜けてしまうケースもあります。
水槽マットの四隅がちぎれてしまったり、長期間使用によって厚みがなくなってしまったタイミングで交換すべきです。1年に1回は新しいものに新調した方が無難です。
水槽マットはたるみなく、ピンとした状態で敷くのが理想です。たるみや折り目がある状態で水槽を設置すると水槽の底面にかかる負荷に偏りが生じて、ひび割れや水槽の欠損の原因になります。
水槽マットが水槽より大きい場合は、水槽の底面から余白1cm程度にカッターなどでカットした方が綺麗に見せることができます。また、余白分を残していると水槽マットがちぎれる原因ともなるので、できるだけ余分は取り除くべきです。