パキスタンローチの混泳や暴れる対処法|病気・餌など飼育について
パキスタンローチは名前の通りインド・ネパール・パキスタンを中心に生息する熱帯魚です。単体(メイン)飼育は容易とされていますが、泳ぎ回る特性から混泳は少し難しいとされています。この記事ではパキスタンローチの適した水質や育て方、寿命や死ぬ原因、繁殖の仕方などを紹介しています。
パキスタンローチの特徴
パキスタンローチの情報 | |
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分類 | コイ目 アユモドキ科 |
学名 | Botia lohachata |
分布 | インド ネパール パキスタン バングラデッシュ |
大きさ | 4〜15cm |
寿命 | 約10年 |
育成難易度 | |
温度 | 24度〜30度 |
水質 | pH6.0〜8.0 |
硬度 | 5~12 |
繁殖 | 不明 |
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パキスタンローチの育て方
きめの細かいサンド系やおすすめ
砂利で飼育する人も多いですが、粒が大きすぎたりすると体表が傷つく場合があるようです。コロラドサンドやラプラタサンド(ADAでの名称)といった細かな低砂がおすすめです。ソイル飼育も可能ですが、下層を泳ぎ回るので水草が抜かれたり、地形が崩される場合があります。
餌はなんでも食べる雑食性
- フレーク
- タブレット
- 冷凍アカムシ
- 乾燥アカムシ
パキスタンローチはなんでも食べるため、餌には苦労しません。ただしフレークだと身体が細くなってしまう場合があるのでコリドラス向けのタブレットやアカムシを定期的に与えるようにするのがおすすめ。
迎えたのに餌を食べない
全ての熱帯魚に言えることですが、新しい環境に引っ越した魚は一時的に餌を食べなくなる事があります。対処方法としてはアカムシなら切ってあげる、フレークなら沈下させて攪拌(かくはん)させてあげる、タブレットを放置するなどして興味を持ってもらうようにしましょう。
パキスタンローチの死ぬ原因
パキスタンローチは白点病や隙間に挟まって絶命してしまうことがあるようです。
病気によって死ぬ
見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも影響がないためおすすめ。気になる場合はヒコサンZやアグテン、メチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全。
挟まって死ぬ
ヒーターの隙間や水中フィルターの隙間、さらには一度入り込んだら出ることが難しい石組みなどには要注意です。
飛び出して死ぬ
音や光に過剰に反応し、暴れた表紙に外へ飛び出して絶命してしまうケースもあるようです。蓋は1cm程度の隙間でもすり抜けるのでピッタリ蓋をしましょう。
パキスタンローチの混泳相性は?
稚エビは食われる
パキスタンローチの遊泳域は底面付近であるため稚エビなどは捕食されやすい傾向にあります。一度味を覚えると餌以外の時間に捕食してしまうことがあるのでチェリーシュリンプやミナミヌマエビとの混泳は要注意です。(特に繁殖)
他の魚の目を食べることも
3〜4cm程度のカラシン系(テトラ)やラスボラ系など遊泳域が違う魚でもふとした拍子に目玉を食べてしまうことがあるようです。(パキスタンローチ以外の魚でもトラブルは起きる可能性は十分にあります。)
同種や下層を泳ぐ魚は非推奨
同種であるローチ系やコリドラスなどの低床部分を遊泳スペースとする魚とは小競り合いを起こすことがあるので土管などの隠れ家やそれぞれの居住スペースの確保をしてあげましょう。
パキスタンローチのまとめ
暴れ対策として蓋はしよう
パキスタンローチは下層を泳ぐ魚と言われていますが、比較的水槽内全域に泳ぎ回ります。また、水槽外の音や光に反応して暴れ回ることがあるので水槽からの飛び出し事故が起きやすい懸念があります。飼育する際は1cmの隙間も作らないようピッタリ蓋をしてあげるのが良いかもしれませんね。