溶岩石を使った25cm水草水槽レイアウトの立ち上げと管理【緋作 -Hisaku-作】
EAコンテスト(水草水槽レイアウトコンテスト)に出展された作品の立ち上げにかかった費用や道具、機材などを紹介しています。管理する上でポイントとなる部分も掲載しているのでこれから25cm水槽レイアウトを立ち上げたいと思っている方や溶岩石を使ったレイアウトを考えている人は是非参考にご覧ください。この作品で使われている水草はニューラージパールグラスとアヌビアスナナプチだけなので初心者にもやさしいです。
25cm水槽レイアウトの概要
作品タイトル | トンネルの先のプライベートビーチ |
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EAコンテスト順位 | 4位 |
25cm水槽レイアウトスペック詳細
スペック詳細 | |
水槽スペック | GEX グラステリア250 (25cm×17cm×21cm) |
ソイルなど砂底 | ADA ラプラタサンド GEX 水草一番サンド |
レイアウト素材 | 株式会社スプリング 小型溶岩石 赤系 |
フィルター | テトラ マイクロフィルター |
照明器具 | GEX クリアLED エコリオ アーム カラー |
光量 | 120lm |
点灯時間 | 7時間 |
CO2 | 発酵式 7時間添加 |
換水頻度 | 1週/1回30% |
レイアウトに使用した水草
使用した水草 | |||
ニューラージ・パールグラス | |||
アヌビアスナナ・プチ |
水槽に入れている生体
水槽に入れている生体 | |
ピグミーグラミー | アルジーライムシュリンプ |
25cm水槽立ち上げの費用目安
水草 | 約2,000円 |
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流木・石など | 約1,000円 |
機材・備品 | 約6,000円 |
総額費用 | 約9,000円 |
25cm水槽レイアウトのポイント
インテリア性を重視したレイアウトに
日常の生活空間に馴染むように、また費用も抑えられるように、なるべく小型の水槽でレイアウトをしてみました。
初心者でも真似できる
はじめてアクアリウムや水草水槽にチャレンジする方でも始めやすいように水草の種類を絞り、費用を1万円以下に押さえました。また、水草の種類を絞ることで管理をしやすくしました。
溶岩石で濾過能力をサポート
25cmクラスの水槽になるとろ過器の選択肢が限られ、ろ過能力もあまり期待できません。なので濾過器はレイアウトの邪魔にならない必要最低限のものにし、高濾過溶岩石を大量に使うことで濾過の手助けをしてもらうことにしました。
植栽位置を工夫して底コスパライトに対応
安いライトだと光量不足になりがちですが、植栽位置を高くすることで難しいと言われる前景草でも比較的簡単には育てられるようにしました。
石専用接着剤で安定性を確保
石を組んでレイアウトをするのは難しそうに見えますが、専用の接着剤を使うことで誰でも簡単にレイアウトができます。また、石は水槽の中で組むと作業がしづらく、ガラス面を傷つける恐れもあるので、水槽サイズに組み立てた段ボールを使って仮組をするといいですよ。
石用接着剤は専用のものがあるので、そちらを使用しましょう。液状接着剤だけだとくっつくかないので、補助剤という綿のような物も合わせて購入しトライしましょう。
25cm水槽の立ち上げの様子
補助剤を隙間に置き、接着剤を流し込むとガッチリ固める事ができる。溶岩石をくっつける際に使う補助剤は接着剤と反応し高温になるのでヤケドしないように気をつけよう。
溶岩石をそのまま水槽に入れるとガラス面が傷つく場合がある。そのため、上記のようにフィルターの切れ端などを隙間に入れて傷がつかないようにしよう。また、クッションが安定させるポイントにもなるぞ!
溶岩石を入れたらソイルと化粧砂を入れ水草を植栽していく。
注水後に生体を入れるタイミングは任意。飼育水を使うとすぐに入れる事ができる。すでに完成されたレイアウトに近い。