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ハイグロフィラ・ポリスペルマはポリスペルマとして初心者用水草として売られていることが多い品種です。水質にうるさくなく、繁殖力も強いため、入門として適しています。この記事ではハイグロフィラポリスペルマのトリミングの仕方などの育て方やレイアウトを紹介しています。
ハイグロフィラ・ポリスペルマの基本情報 | |
分類 | キツネノマゴ科 オギノツメ属 |
学名 | Hygrophila polysperma |
別名 | ポリスペルマ |
育成難易度 | ★・・・・ |
成長速度 | 早い |
レイアウト配置 | 中景 |
水温 | 20〜28度 |
水質(pH) | 5〜8 |
硬度(GH) | 0〜6 |
二酸化炭素(CO2) | なくても良い |
光量/照明 | 弱くても良い |
増やし方 | 脇芽による増殖 トリミングと差し戻し |
参考価格 | 150円〜 |
ハイグロフィラ・ポリスペルマは安価かつ育成難易度が低く、入手しやすい事から初心者用水草として売られていることが多いです。水草レイアウトが慣れてくるとハイグロフィラピンナティフィダに手を出すのか、中級〜上級者の水槽ではあまり見受けられません。
ハイグロフィラ・ポリスペルマは繁殖力が強く、雑な環境でも葉をぐんぐん伸ばしていきます。小さい水槽ではあっという間に過密状態になることも。一枚一枚の葉が割と大きいのでこまめなトリミングが必要です。
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
30cm | 300〜500lm | 588〜1,176lm |
45cm | 750lm〜1000lm | 1,500〜2,000lm |
60cm | 1000lm〜2,000lm | 2,550〜3,000lm |
そこまで強い光量は必要ありません。ただ、暗すぎると葉が溶け始めたり、黄色くなってしまったりします。
現状維持を目的とするなら二酸化炭素(CO2)はなくても問題ありません。十分な光量さえ確保出来ればCO2添加なしでも光合成する姿を見ることはできます。
ハイグロフィラ・ポリスペルマのトリミングはシンプルです。自分の思う背丈に合わせて茎から切っていきましょう。切ったポリスペルマをソイルに植えるとそこから根を張って自生します。
ハイグロフィラ・ポリスペルマは栄養を吸収する力が強いため、茎の部分から根を展開していきます。景観を損ねたり、茎が地面を伝って倒れてしまう事があるので不要な根は切ったりちぎったりしましょう。
あまりに根を出す速度が早い場合は水槽内の栄養が飽和している可能性があります。コケが大繁殖する場合があるので水換え頻度を上げてみましょう。
なくても十分に育ちます。液肥を与えると脇根を多く出す傾向にあるため、根元に埋め込む固形タイプを選ぶのが良いでしょう。
出典:30cm水草水槽レイアウト立ち上げ【Haquaroom作】
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ハイグロフィラ・ポリスペルマは雑草のように扱っても枯れない品種と思っています。と言ってもダメージを受ける時は受けるもので、ポリスペルマが黄色くなったり、葉が溶けてボロボロになったりすることもあります。
ポリスペルマは初心者用として扱われる事がありますが、大型水槽になるほど、柔らかく茂らせるポイントとして起用されることもあるので、大きい水槽を持ち始めた頃にもう一度原点回帰して見るのも良いかもしれません。