


ボララスマキュラータは体長が2cmほどの超小型の熱帯魚です。飼育するほど赤みが増していき、赤に近い色になることもあり赤系熱帯魚の中でも人気の品種です。
小さい故に小型水槽にもある程度の数を入れられるため、アクアリウム初心者でも群れを飼育することができます。この記事ではボララスマキュラータの適した水槽や育て方、寿命や餌、繁殖の仕方などを紹介しています。
ボララスマキュラータの情報 | |
---|---|
分類 | コイ目 コイ科 ボララス属 |
学名 | Boraras maculatus |
別名 | ドワーフ・ラスボラ ラスボラ・マキュラータ(旧名) |
分布 | マレーシア インドネシア タイ |
大きさ | 2cm |
寿命 | 2年 |
育成難易度 | |
温度 | 22度〜27度 |
水質 | pH4.0〜6.5 |
硬度 | 1〜6 |
繁殖 | 産卵床への産みつけ |
参考価格 | 250円〜 |
ボララスマキュラータはタンニンが多く含まれたブラックウォーターを好むのでpHはかなり低い数値が理想です。ブラックウォーターはマジックリーフやヤシャブシの実、フウの実、流木を入れることで再現することができます。
ヤシャブシの実はハンノキでも代用ができるよ!
より赤い個体を望むなら!
ボララス・マキュラータのワイルド種は国内でブリード流通されている個体よりも赤みが強い特徴があります。大きさは変わらず2cm程度です。
ボララスマキュラータを購入した場合、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。
体長も小さく、弱酸性を好むという側面もあるため、水合わせは点滴法を用いて30分〜1時間ほどの時間をかけて徐々に水質を合わせたいところ。ですが、そこまでの対応が難しい場合は以下の水合わせを参考にしてみてください。
上記は水合わせの簡易的な一例になります。
体が小さいため、フレークは小さくすりつぶしてあげることでよく食べてくれます。冷凍アカムシも食べますが、大きすぎると咥えたまま食べられない場合があるので、ハサミで小さく切ってあげると良いです。
基本的にはフレークをすり潰してあげるのが手っ取り早く管理も楽ちんです。
ヒレがバサバサ、ボロボロになる尾ぐされ病でない場合は、他の魚にヒレを齧られてしまった。というケースがあります。ボララスマキュラータよりも大きめの3cmほどの魚がいる場合は餌を食べる際に齧られてしまうことがあるので注意が必要です。
ボララスマキュラータが他の坂に攻撃的になることはないですが、3cm以上の魚を混泳させる場合はヒレを齧られてしまうなどの被害は気をつける必要があります。
成熟したネオンテトラやラミノーズテトラなどは縄張り意識を持つ場合があり、時にヒレをかじるなどの行為に走る場合があります。また、サイアミーズフライングフォックスなども同様に齧られる要因になることもあります。
身体が2cmとかなり小さいため、水流強い環境だと体力の消耗が激しく弱ってしまいまします。また、水面に浮いた餌をゆっくり食べる特徴があるため、ほぼ止水域と言っても良いくらいの穏やかな環境が理想的です。