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【尾ぐされ病の治療法】塩浴したらダメな訳や原因と対策

尾ぐされ病の治し方

尾ぐされ病は気温の変化や水質の変化で生じやすい魚のメジャー病気の一つ。放っておくとヒレがどんどんなくなっていき、別の魚へうつっていく場合もあります。悪環境が続けば取り返しがつかづ死んでしまう場合もあるようです。この記事では尾ぐされ病の治療方法や間違った治し方をまとめていますので参考にご覧ください。

目次

尾ぐされ病とは

尾ひれが欠けていく

尾ぐされ病初期症状

尾ぐされ病は、字の如く、尾ひれが欠けていく病気です。重症化すると衰退し、呼吸困難に陥り死にいたります。

初期症状はヒレの先端が欠けてしまったり、少し裂けてしまうといった形で病気なのか自身でつけた傷なのか判断しづらいところがあります。

ヒレの先端のフチが白く濁ったようになり、その周囲が充血しているようだと尾ぐされ病と思ったほうが良いでしょう。対処なく、放置していると水カビが寄生することもあるので、観察と適切な対応が必要になります。

尾ぐされ病の根元は常在菌

尾ぐされ秒の根元であるカラムナリス菌は常在菌といって常に水槽内には潜んでいる菌になります。増殖が原因だったり、魚が弱っているがために発病したりと原因はまちまちです。

発病後は水換えを行って常に新鮮な状態にしてあげる、または薬浴による滅菌が主になります。

尾ぐされ病の原因と対策

尾ぐされ症状の原因

  1. 水質の悪化
  2. 水温の上昇
  3. 環境の変化(新規導入といった持ち込み)
  4. 身体に傷がついた時
  5. 魚の免疫力の低下

上記が主な原因となります。

特に夏場は水温上昇に伴って「カラムナリス菌」が増えやすく発病しやすいです。水質の悪化と水温上昇の2つの要素が合致しないように気をつける必要があります。

また、新しく連れてきた魚は環境に慣れるために体力を必要とするため、割と尾ぐされ病を発病しやすいです。水合わせを慎重に行う理由はこういった病気を予防する意味も含まれています。

尾ぐされ病の対策

まだ初期症状の段階は尾ぐされ病というより「おぐされ症状」と言えるでしょう。そのため、水草水槽でも問題なく使えるアグテンを投薬し、新しく連れてきた魚のトリートメントを行うのが得策。もし、白点病などの症状も見られるならまとめて治療することができます。

尾ぐされ病でやってはいけないこと

塩浴はだけは行わない

尾ぐされ病の原因菌であるカラムナリス菌は塩分濃度0〜0.5%良く発育すると言われています。病巣となる水槽自体で塩浴を行うとかえって悪化する可能性があるため止めましょう。

塩浴をするとしてもグリーンFゴールドまたはエルバージュエースといった治療薬を適量加える必要があります。

水温を28度以上にしない

尾ぐされ病の原因菌であるカラムナリス菌は水温15度前後で発生します。20度以上の高水温に多く存在し、特に28度前後は最も過ごしやすい温度になります。

魚病で同じくらい有名である白点病においては、高水温の維持が治療を促進させますが、カラムナリス菌はかえって増殖させる可能性が高いため、同じ療法は止めましょう。

温度に関しては大体の魚類が過ごしやすい20〜21度をキープするのが良いでしょう。(品種に寄るので一概ではない。)

尾ぐされ病の初期治療方法

水換えを頻度よく行おう

尾ぐされ病の原因菌であるカラムナリス菌は常駐菌になりますので、薬浴による滅菌か水換え(減少させる)しか方法はありません。病気かも?という初期症状、または経過観察状態の場合は水換えの頻度を毎日にするなどし、菌の減少を図りましょう。

アグテンを毎日投薬でもOK

アグテンも初期症状なら効果的です。また、アグテンの薬効は1〜2日でかなり落ちるので1日ごとに水替えと投薬を行なうサイクルを行うのもアリ。

隠れ家の確保をしよう

尾ぐされ病にかかった魚は動きが鈍くなり、素早い対応ができなくなってしまいます。水流が強い、他の魚に追いかけられる可能性があるといった環境だと休むことができません。

そのため、体力の回復が図れるように隠れ家を用意してあげましょう。土管を入れる、大きい水草や流木を設置するといったことで十分です。

尾ぐされじゃなくてケガかもしれない

尾ぐされ病でなく、単なる魚同士のかじり合いや障害物に当たって削れた場合も十分にあります。その場合は、千切れた後やかじられた後として残るのでよく観察すると見分けがつきます。尾ぐされ病はヒレがちぎれるよりか、バラバラになる特徴があります。

尾ぐされ病の治療薬の使い方

尾ぐされ病の薬は顆粒タイプが主流です。1袋で巨大水槽をまかなえる量がありますので、小型水槽や別枠容器に適当に使えば死に至る可能性があります。

かといって用法通り、0.01gを計るというのは至難の業だと思います。後述するやり方なら簡単に治療薬を使えますので、参考にしてください。

治療薬を使う前に用意するもの

  • 2Lのペットボトル
  • グリーンFゴールド顆粒またはエルバージュエース
  • 計量カップもしくは軽量スポイト

軽量カップもしくは軽量スポイト/シリンジは1~10ml単位で測れるものが望ましいです。

薬を使う手順

2LペットボトルにグリーンFゴールド顆粒またはエルバージュエースを入れます。その後、カルキ抜きをした水を入れて蓋をし、よく振って混ぜます。そうすることで濃度の高い薬液を作ることができます。

日本動物薬品株式会社 公式
グリーンFゴールド顆粒 2gエルバージュエース(粉) 0.5g
1gあたり40L
(2Lペットで80L分)
0.5gあたり60L
(2Lペットで60L分)

出来上がった薬液を使用している水槽の水量に合わせて計量カップまたは計量スポイト、注射筒で注いでいきます。下記に水量に合わせた必要量を明記しているので参考にして下さい。

残った薬液は冷蔵庫で保管するようにしましょう。この際、光を当てないようにアルミホイルなどで包み保存しておくのがベストです。水道水なので雑菌が繁殖する事も考えると1週間ほどで破棄するのが無難。

水槽に合わせた必要量一覧

グリーンFゴールド
(2Lあたり)
エルバージュエース
(2Lあたり)
水量薬液投入量水量薬液投入量
1L25ml1L約33ml
2L50ml2L約66ml
3L75ml3L約100ml
4L100ml4L約132ml
5L125ml5L約165ml
10L250ml10L約330ml
20L500ml20L約660ml
30L750ml30L約990ml

それぞれ1Lあたりの入れる量が決まっているので、自身の水槽やなどに合わせて入れましょう。

薬浴をする期間

薬浴期間5日+様子見期間3日

グリーンFゴールドの薬効は5日〜7日なので、薬浴目安を5日間、換水完了まで3日という認識で運用するのが良いでしょう。エルバージュエースの薬効は1日〜3日とされているので2日を薬浴期間、換水を3日目に完了させるイメージが良いでしょう。

治癒していない場合は、入れ替えた水の量だけ再度薬を投入し、改めて5日間様子を見ます。この時、薬の種類を変えるのも効果的です。

尾ぐされ病の治療法まとめ

以上が尾ぐされ病の正しい治療法になります。

どの病気も共通して言えることですが、毎日の観察で初期症状の対応にするべきか、薬浴すべきかの判断ができます。異変を感じたらまずは、「水換えを頻度よく行って観察」が魚にとってストレスのない治療になるでしょう。様子見をして1週間を目安に「治らないかも」と思った時点で薬浴に切り替えるのがベストです。

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