CO2レギュレータークリスタルアクアSS-1GR01シンプルタイプの評判と使い方
ネイチャーアクアリウム(水草水槽)のco2添加の導入道具として、クリスタルアクアSS-1GR01シンプルタイプは選ばれやすい商品です。結論から言うと初めてのボンベ式co2レギュレーターの中でもコスパに優れた商品と言えます。実際に2つほど購入し数年間運用してきた使用感を踏まえ紹介して行きたいと思います。
クリスタルアクアSS-1GR01の使い方
内容物と準備する物
クリスタルアクアSS-1GR01の内容物は基本的に本体のみです。小型ボンベを置く土台やバブルカウンター、チューブ、co2ストーン(ディフューザー)は別売りになっているので別途購入する必要があります。
フルセットが欲しいならDタイプ
クリスタルアクア専門ショップで購入するならDタイプを選ぶと上記の必要な素材が全てセットになった状態で始めることができます。価格は税込でも12,390円とちょっと高い気がするので自信で調達した方がコストは抑えられそうです。
CO2ボンベサイズは5/8X18UNF
CO2ボンベサイズ(ネジサイズ)5/8X18UNFになります。このサイズは一般的に64gや74gなど小型ボンベの標準規格のようです。楽天やAmazonなどで購入する場合は、念の為サイズを見ておきましょう。一般普及サイズなのでアクアショップで販売されている物は基本的に大丈夫です。
バブルカウンターを付けよう
内容物や準備する物が揃ったら早速取り付けにかかりましょう。まずはバブルカウンターに水を8割ほど入れレギュレーターに取り付けます。チューブは後回しでも構いません。その次はボンベを取り付けることになりますが、以下の内容はよく注意してお読みください。
ボンベをつける前に注意したい事
CO2ボンベを取り付け時が1番事故が起きます。一度装着に失敗すると600円相当のCO2ボンベがダメになります。多くのアクアリストが無駄な1本を経験してきていることでしょう。
まず、確認すべきはレギュレーターのゴムパッキン部分。こちらは新品だったとしてもゴムパッキンが下にズレている場合があります。指先やピンセットなどで2〜3周四隅をグッと押し隙間が無いかを確認しましょう。
ネジ回しは素早く力強く、スピコンはoffに
CO2ボンベの取り付けは素早く力強く行います。締め切る直前にプシュー!っと漏れる音がする場合がありますが、穴を開けるのでそりゃ漏れますよね。力強く締め切れば漏れはなくなります。締め切っているのに盛れている場合は前述したパッキンに問題があります。そのような事態に陥ったら残念ながら1本お釈迦です。お疲れ様です。
電磁弁が作動していなければ基本的にバブルカウンターからco2がフツフツと出ることはありません。出ていたとしたら初期不良の可能性もあります。一度電磁弁を作動させる事で治ることもあるの試して見てください。
チューブ等の取り付け
co2ボンベが初心者がビビる大仕事。それ以外はチューブをバブルカウンターに取り付けたり、co2ディフィーザーを水槽内に取り付けるなどイージーな事しかありません。
タイマーを設定し作動させる
デジタルタイマーを購入した場合は、何時に通電させ、何時に止めるかを設定しましょう。それとクリスタルアクアSS-1GR01を繋げれば完了です。おすすめのco2添加時間は水槽のサイズや水草の状態によって異なりますが、最低でも6時間は欲しいです。またバブルカウンターの調整は1秒間に気泡が1滴出るくらいが良いでしょう。
クリスタルアクアSS-1GR01 の評価
パッキンがダメになりやすい
パッキンとはレギュレーターとボンベの接着部分にある重要なゴムです。このゴムパッキンがダメになるとボンベを取り付けるとco2漏れを起こし無駄になってしまいます。また、明らかな漏れは確認できないけど、ボンベの減りが早すぎるといった場合はパッキンの劣化である可能性が高いです。替えのパッキンは数百円で購入できるのでストックを持っておいても良いかもしれません。
電磁弁が壊れたら手動レギュレーターになる
電磁弁が壊れることもあります。壊れた場合は通電していなくてもco2が出続けることになるのでスピコンをオフにするしかありません。となると手動でツマミを回すしかなくなります。
電磁弁は熱くならない
電磁弁はほとんど熱を発しません。熱くなってもほのかに温かい程度。電磁弁のみの商品と比べてかなり安心できると思います。
クリスタルアクアSS-1GR01の評価される理由
クリスタルアクアSS-1GR01は、小型co2レギュレーターの中でもスピードコントローラーと電磁弁レギュレーターが一体型になっているタイプで9,000円を切るのでかなり安いです。
電磁弁が付いていないタイプは、だいたいスピードコントローラーもなく8,000円近くします。最近では電磁弁も安く売られるようになったので全部合わせても10,000円前後ですが自分で組み立てると上手くいかないことが多いのでクリスタルアクアSS-1GR01を購入した方が良いでしょう。
小型CO2ボンベ以外の添加方法は?
化学反応式による添加
化学反応式とは、クエン酸と重曹と水を混ぜ、二酸化炭素(co2)を作り出し水槽に添加することを指します。発酵式と比べて反応時間が早くがペットボトルで再現しようとすると専用器具がないとかなり危険。専用レギュレーターももちろんあり、景観とコスパが非常に優れています。以下の記事でも紹介しています。
化学反応式(発酵式)もある
砂糖とイースト菌と水を合わせて発酵させる手法を発酵式と呼びます。こちらはゆっくりと反応が進むのでペットボトルでもできます。初期導入と維持コストだけ見れば圧倒的にこちらがおすすめです。
しかし、砂糖とイースト菌を使うとあって時間経過で砂糖/イースト菌水が逆流し水槽内が濁る場合もあれば、co2ストーンやチューブが詰まるリスクも潜んでいます。またペットボトルで行うのでタイマー設定ができないというのも運用しづらさの難点です。
CO2コスパ比較した結果
co2添加のコスパ | ||||
化学反応式 | 発酵式 | ボンベ74g | ミドボン0.7kg | |
期間 | 3週間 | 2週間弱 | 3週間弱 | 9ヶ月 |
入替費用 | 220円 | 40円 | 450円 | 6,780円 |
9ヶ月比較 | 2,640円 | 720円 | 5,400円 | 6,780円 |
上記は60cm水槽に二酸化炭素を6時間を目安に添加した場合の比較になります。あくまで目安ですので添加量やサイズで費用が変わってきますが自身の比較では発酵式に次いで化学反応式です。ミドボンはサイズが大きくなればなるほどコストが下がるものですが、置く場所がありません。
夏場の発酵式は消費が激しく1週間で打ち止めする場合もありますが、それでもコスト面は安いですが、手間がかかります。