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エーハイム2213の使い方とろ材の掃除頻度や設置の仕方を解説

エーハイム2213の評価とレビュー

外部フィルターの王道とも言えるのがエーハイムクラシック2213ではないでしょうか。外部フィルターとしては本格派に思える大きさと性能を持ち、その有能さからか、手を出しづらい初心者も多いのではないでしょうか。

結論から言うと30cmキューブ以上の水槽を持っている人は絶対買った方が良いでしょう。本記事ではエーハイム2213の評価レビューに加え、掃除頻度のタイミングやろ材に何を入れるべきか?水流はどれくらい強いのかについて紹介していきます。

エーハイム2213
総合評価
( 5 )
メリット
  • ろ材も全てセットで買える
  • 初心者でも設置しやすい
  • 濾過能力が高く扱いやすい
デメリット
  • 小型水槽には向かない
  • 内部パーツのエンペラーが折れやすい
  • 呼水がめんどくさい

画像出典元:エーハイム公式

目次

エーハイム2213のフィルター性能

エーハイム2213のスペック詳細
適合水槽(目安)45~75㎝水槽(約40~114ℓ)
定格周波数50/60Hz共通
定格電圧AC100V
ろ過槽容量約3.5ℓ
ろ材容量約3ℓ(ろ材コンテナ×1個)
本体寸法(外寸)奥行18cm×高さ35.4cm(突起部含)
本体重量2.7kg以上(水分外)
電源コード長約1.7m
ホースの太さ内径12mm/外径16mm
流通相場Yahoo!10400円〜
Amazon10372円〜
楽天市場10400円〜
参考:エーハイムクラシック2213製品仕様

エーハイム2213の濾過能力は?

エーハイム2213は114Lまで対応できるので水槽サイズで言うと幅90cm×奥33cm×高36cmくらいまではカバーできることになります。(88L)ただ、90cm水槽だとエーハイム2213をサブフィルターもなしで運用するのは厳しいので無難に60cmワイドくらいまでが安定して濾過できると思った方が良いでしょう。

エーハイム2213の水流は結構強い

エーハイム2213
リリィパイプなど

エーハイム2213はデフォルトで装備運用するとかなり水流が強く小型魚は流れてしまうでしょう。60cm水槽でもスリムタイプだと洗濯機のようになってしまいます。(標準装備だと)そのため、使用する際はリリィパイプやリリィパイプスピン、ポピーグラスといった水流を弱めることが出来る装備を別途購入した方が良いです。

向いている水槽は?

先述した濾過性能と水流を考慮すると以下の水槽での使用がおすすめです。

エーハイム2213の向いている水槽
向き
不向き
水槽サイズ水量
30cmキューブ水槽25リットル
幅45cm×奥行き30cm×高さ30cm35リットル
45cmキューブ水槽80リットル
幅50cm×奥行き25.5cm×高さ34cm35リットル
幅60cm×奥行き30cm×高さ36cm57リットル
幅60cm×奥行き30cm×高さ45cm73リットル
幅60cm×奥行き20cm×高さ28cm29リットル
幅90×奥行22cm×高さ30cm54リットル
幅90×奥行33×高さ3688リットル

エーハイム2213の電気代は1日いくら?

1kWhあたり25円(2021年.全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価(税込))とした場合、エーハイム2213の電気消費は5Wなので、1時間あたり0.12円となります。24時間稼働させるので1日あたり2.88円程度1ヶ月30日計算でも86円程度と経済的です。

エーハイム2213の掃除頻度は?

エーハイム2213は空箱に好きな濾材やフィルターを入れて運用することが出来るので、人によって手入れのタイミングが違います。専用フィルターパッドの交換目安は公式としては1ヶ月としていますが、半年使い続けても支障をきたさない場合もあります。運用時に以下のような取っ掛りが生じたら掃除の時期が来たと思って良いかもしれません。

  1. 最近濁りが取れなくなってきた
  2. 苔(髭苔、糸苔など)の抑制が難しい
  3. 水流が落ちた
  4. リリィパイプなどがコケまみれで汚い
  5. 本体を揺すったら排水から汚れが溢れた

エーハイム2213の評価

エーハイム2213はどんなフィルター?

エーハイム2213は外部フィルターになります。フィルターのヘッド部分にモーターが付いており、呼び水と言ってホースとフィルター内の水を満タンにすることで自動で水流を回すことが出来るフィルターになります。

水槽内の給水と排水に水中モーターを設置する必要が無いので水槽内を目一杯使うことができ、レイアウトの幅を広げられる強みもあります。

セット売りで予備知識無しで始められる

エーハイム2213は、ろ材やホース、フィルターマットなど全て一式揃った状態でも販売されています。だいたい10,000円前後で購入できます。恐らくエーハイム2213を使ったことが無い人はそれよりも安い外部フィルターを使用して来たと思うので割高に感じてしまうかもしれません。ただ、やはり安定的な濾過能力、多くの大型水槽にも導入されてきた実績を考えると妥当な値段とも言えます。

後述しますがコスト重視の場合は、何も新品やセット売りを購入する必要はありません。ろ材なしや本体のみで販売しているお店もあり、バラ購入の方が安いケースがほとんどです。そちらを狙って見るのも良いかもしれません。

中古では500円から買える

恐ろしいことにエーハイム2213は流通量が多いからか本体自体は中古でも500円程度で購入することもできます。(それよりも最安値はジモティーなどの譲渡?)また、そこそこ綺麗な状態でも探せば1,500円程で購入する事も夢ではありません。意外と掘り出し物から見つけることも出来るのは嬉しいですね。

エア噛みをしやすい

エーハイム2213は水中モーター式ではなく、サイフォンの原理によって水を呼び込む形をとっているので、フィルター本体に空気が溜まりやすいです。それが原因で異音が生じやすいという弱点を持ちます。

異音がした際はエア噛みである事がほとんどなので、フィルター本体をガタガタと揺すれば空気を排出して静かになります。それでも治らない場合はモーター内のインペラーというパーツが損傷している可能性があります。

使用しているユーザーが多い

使用ユーザーが多いのは実績信頼という側面だけでなく、エーハイム2213に関わる故障やトラブルが起きた際に調べれば、だいたい解決することが多いというのが1番のメリット。聞いたこともないフィルターや人気のないフィルターを使うと何かあった時に得られる情報が少ないのは辛いものがあります。(最悪の場合買い直しに繋がることも)

故障してもパーツが揃えやすい

エーハイム2213で使われているパーツは共通項が多く、代替品で直しやすいです。エーハイムからも正規パーツも出ており、不備や故障の際は自分でメンテナンスすることができます。買い直しをしなくても長く使い続けることができるのはかなりのメリットです。

エーハイム2213は故障しやすい?

エーハイム2213は故障というより「エア噛み」といった異音発生が多い印象を受けます。また、フィルターで重要な要素となるインペラーの欠損もよく起き得るので予備パーツはあった方が良いかもしれません。致命的な故障はむしろ少ないかもしれません。

標準装備だと厳しい場面が多い

デフォルトの装備だと水流がコントロールできなかったり、給水口で魚が挟まって死んでしまう事故が起きたりします。水流コントロールの意味では先述したようにリリィパイプなどを用意し、給水口も特別なガラスパイプに変更するなどのオプション品の購入が理想です。

エーハイム2213の給水

緑のパイプがデフォルトの給水パイプになる。このパイプの接合ぶぶんに魚が挟まって死んでしまうまさかの事故も発生しうる。(筆者のネオンテトラは2匹ほど犠牲になりました)右の写真は苔まみれだが、隔たりのないガラスパイプを使った方が不慮の事故は起きない。

エーハイム2213の掃除の仕方

提携ユーチューバーバナー

①ダブルタップをいじる

エーハイムダブルタップ

ダブルタップとはホースを繋ぐ連結部分のことです。ツマミをを曲げて給水と排水を止めましょう。ダブルタップを開通したまま作業をすると水がフィルターから溢れる原因にもなります。掃除の時はダブルタップで止めるを徹底しましょう。

②パイプ類を取り外す

次にリリィパイプなどの水槽に1番近いパーツから取り外しましょう。ガラス製のパーツはホースから抜き取る際に割ってしまいがち。(アクアパリーンなんかとも言われる)根元部分を左右に捻りながら徐々に抜き取るようにしましょう。

汚くなったリリィパイプ

取り除いたらフィルター洗浄の間に塩素漬けして放置しておくのが良いよ

③バケツとタオルを用意

ダブルタップを止め、パイプも取り除いたらいよいよホースの取り外しです。

ホースの中にも水が溜まっている状態なのでバケツに移す際は多少の水が溢れてしまうはず。タオルをホース先端に当てて、周りにぶちまけないようにしましょう。

エーハイムにたまった汚れ

バケツにホースを入れたあとはダブルタップを開通しましょう。するとフィルター内に溜まった水がバケツ内に流れていきます。5Lバケツであれば事足ります。

④ある程度排水したらホースを取る

エーハイムにたまった水を出し切る

ある程度水を抜いたら続けてホースを取り除きます。写真のように付け根を下に向けて出し切ってしまいます。ポタポタ状態になれば中の水はほぼないでしょう。フィルターヘッドを取り外しても問題ありません。

\ 細かく知りたい人は必須参考 /

⑤濾材を洗う

エーハイム2213の良いところは濾材ボックスをそのまま引っ張り出し洗えること。フィルターによっては濾材がそのまま入っているので洗い辛いです。

本来は中身を解体して洗うのがベターなのですが。めんどくさいので、上下にザバザバを繰り返して汚れを大雑把に落としていきます。水槽内が藍藻やスネールまみれの場合は解体し細かく洗ったり、水草その前にといった薬で綺麗にした方がよいでしょう。

ろ材を洗う

上下にサバザバ振るだけの場合は、2〜3回綺麗な水で行えばかなり綺麗になります。(水道水で洗う場合は、カルキ抜きを混ぜておくことをおすすめします。)

稚エビなどが混入している場合の洗い方

水槽によってはチェリーシュリンプやミナミヌマエビなどを入れている場合もあるでしょう。その場合稚エビなどがフィルター内に混入している可能性があります。救助しないと洗う際に殺してしまうことになるので要注意です。

⑥スポンジの交換

高密度マット
マット型取り
活性炭マットで型取りします。完璧です。

エーハイム2213の専用の物でなくても安く売っている粗めマットを丸く切り取れば代用できちゃいます。写真の交換用高密度マットは厚さもエーハイム用と似ているのでおすすめ。活性炭フィルターはあってもなくても構いません。濁りを取りたい場合はブラックホールと言われる、タンニンまで吸着できるマットを入れるのがベスト。

エーハイム2213の設置の仕方

あると良いもの「ブロアー」

呼び水

100円ショップでも売られているカメラなど精密機器に空気を吹きかけるのに使うブロアーはエーハイム2213の設置時の難関である呼び水をするのに最適です。

①濾材などをセット

セット売りを購入した場合はそれぞれ包装されているので袋から出しセットしていきましょう。濾過材→粗めスポンジ→活性炭フィルターの順番です。スポンジと活性炭フィルターの順番や入れる入れないは自由です。

②各ホースをセッティングする

給水と排水のそれぞれにホースをセッティングしていきます。排水部分(フィルターから水が出てくる方)から水を呼び込むので、リリィパイプなどは呼び水をした後に取り付けることになります。

③呼び水をする

エーハイム2213の説明書では口でホースを吸い込み呼び水をしろという説明になっています。素直な人はそのまま従い呼び水をして水を飲んでしまう人がいるようです。ですが、先述したようにブロアーを使って空気を吸い出せば呼び水を簡単に行うことが可能です。

ブロアーがない場合は給水ポンプをくっつけてシュコシュコと行えば同じく口をつけずに呼び水をすることが可能です。呼び水後はリリィパイプなどを取り付け、水槽に設置して電源を入れれば完成です。

④異音がしたら?

電源を入れてすぐにガガガガガという異音がする場合があります。それがエア噛みという現象になるので、フィルターを小刻みに揺らしてあげましょう。徐々に空気が排出され、通常なら静かにななっていきます。

エーハイム2213まとめ

多少はエーハイム2213の事が知れたでしょうか?この外部フィルターは濾過能力が落ちることなく、長く使い続けることが出来るので、非常に有用なアイテムだと思います。仮に10,000円で買ったとしても1年使い続ければ1日あたり27円+電気代2.8円なので非常にリーズナブルです。筆者のエーハイム2213は4年くらい使っているので、買って良かったと感じています。検討されている方は是非意を決して購入してみてはいかがでしょう。

本記事で紹介したオプション品

エーハイム2213の修理パーツ

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