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co2ブロックは主にGEXで販売される白いタブレットを水槽内に入れておくだけでco2が発生し、水草が育つというもの。効果は1ヶ月とも書かれており、co2添加がよく分かっていない初心者は手軽さから購入を検討する人も多いのではないでしょうか。
しかし、入れておくだけで本当にco2が出るのか半信半疑。この記事ではドロップチェッカーを使い本当にco2が出ているのかを検証した結果を元にレビューを書いていきます。参考にご覧下さい。
アズーから販売されているCO2インジケーターこと「ドロップチェッカー」とは、水中内の二酸化炭素濃度を調べる道具です。チェッカーの中には二酸化炭素に反応して色が変わる液体を入れるだけ。co2が溶けていれば色が緑〜黄色に変化し、特に何もなければ青いままです。
ドロップチェッカーはアクアショップやネットで販売されているので気軽に購入が可能。値段もADA製でなければ1000円弱で購入できます。
ドロップチェッカーは二酸化炭素を視覚的に確認するツールです。CO2は揮発しようと浮遊していきます。(炭酸水の炭酸が抜けていく原理)浮遊していく際に、ドロップチェッカー内の空気にも入り込み、溶液に溶け込むことで色が変わり、CO2の有無を確認できるという仕組みになります。
検証水槽は20cmキューブ水槽。水量は約7Lなので1粒で十分ということになります。
入れるとCO2ブロックに気泡が付き始め、よく見ると何かが溶けている?ようにも見えます。元々触ると粉っぽいので、その粉末が溶けているだけかもしれませんが。
30分〜6時間と様子を見ましたが、ドロップチェッカーに変化はありませんでした。普通にCO2添加すれば早ければ30分から変化が始まります。
適用量が低く見積もられて記載されているケースもありますから2個入れてみましたが、こちらも変化なし。3個入れも行って見ましたが、気泡が付くだけでドロップチェッカーに変化はありませんでした。
ここまで変化がないのはおかしい!と私も思いますし、この記事を読んでいる人も「ドロップチェッカーがおかしいのでは?」と思うかもしれません。ということでイースト菌と砂糖と水だけを使った発酵式を設置してみました。これで変化がなければドロップチェッカーがおかしいですね。
結果から言うと発酵式では確かに色が変わっています。6時間経過で緑色の適正値になっています。ここまであからさまだとCO2ブロックが本当に効果がないと思わざるを得ません。
ボトル水槽でも極小のサイズでない限りはチューブを取り付けてCO2添加は可能です。また、極小水槽に入れる場合でもCO2ブロックの大きさは目立ちます。そして効果が見込めないことも考えると買ってまで入れる必要はないでしょう。
水草はCO2があった方が綺麗に育ちますし、育ちも早いのは確かです。しかし、CO2がなければ全く育たないというわけでもありません。(品種にもよりますが)CO2ブロック/タブレットを入れている水槽の多くは小型水槽やボトルアクアのケースが多く、「水草が育った」というレビューは単に水草が勝手に育っただけな可能も十分にあるでしょう。
大人は誤飲しないと思いますが、お子さんがいる家庭ではお菓子と間違えて食べないように注意が必要です。タブレット型のお菓子とそっくりです。箱の上に載っているのはどちらか分かりますか?CO2ブロックです。大きさを比較するとCO2ブロックの方が大きいですが、単体で見るとお菓子にしか見えません。