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インパイクティスケリーの飼育方法|混泳・寿命について

インパイクティスケリーの育て方

インパイクティスケリーは紫がかった青色の体色が特徴的なカラシン科の熱帯魚。自然繁殖もしやすく初心者から上級者まで飼育しやすいです。体長は3cm〜5cm程度にまで成長するため、水槽サイズには気をつける必要があります。この記事ではインパイクティスケリーの育て方、寿命や餌、繁殖の仕方などを紹介しています。

目次

インパイクティスケリーの特徴

インパイクティスケリーの育て方
インパイクティスケリーの情報
分類カラシン目
カラシン科
学名Inpaichthys kerri
分布ブラジル、コロンビア
別名ロイヤルテトラ
インペリアルテトラ
インパイクティスケリースーパーブルー
大きさ3〜5cm
寿命2年
育成難易度
温度24〜27度
水質6.0〜7.5
硬度3〜10
繁殖ばら撒き
参考価格340円〜

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)はどんな魚?

インパイクティスケリーはブラジルやコロンビアに分布するカラシン科の熱帯魚。角度によって深みのある青い体色と黒いラインが見える特徴を持ちます。大きさは3cm〜5mとテトラ系の中ではやや大きい印象を持ちます。遊泳スペースは中層〜上層を泳ぐので下層を泳ぐ魚との相性は良いです。

エンペラーテトラのと違い

インパイクティスケリーはエンペラーテトラに色味や体のラインから似ている魚として挙げらることがあるようです。エンペラーテトラの方が尾鰭が新調しており、サイズも成魚になるとやや大きくなるようです。

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)の飼育方法

インパイクティスケリーの育て方

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)を購入したら

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)を購入した場合、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

水槽に入れられる目安

30cm水槽4匹前後
45cm水槽5匹前後
60cm水槽10匹程度

30cm水槽や45cm水槽はレイアウトや水量によっては5匹でも多く感じてしまう場合がありますので結果的に入れ過ぎてしまったとならないように注意しましょう。また、60cm水槽も奥行き30cmなら10匹前後入れても問題ないですが、奥行きが20cmになるスリムタイプはレイアウトによっては圧迫感が強くなってしまいます。

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)の餌

  • フレーク
  • 顆粒
  • ブラインシュリンプ
  • イトメ
  • 冷凍アカムシ

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)は基本的に雑食で餌選びに困ることはありません。1日に数回、食べ切れる量の餌を与えるのが理想ですが、給餌の頻度が上がるほど水槽の水が汚れるスピードが上がるため、管理が非常に大変なものになります。1日に1回でも育成上問題はありません。(たとえ1日1回の給餌でも3分程度で食べ切れる量にして下さい。)

隠れられる水草が多いと繁殖させやすい

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)はペアで混泳させておくだけで繁殖行動を起こします。卵はばら撒き型で、小さいため、食べられてしまう可能性が高いので隠れ家となる水草が多い方が繁殖成功率は高まるようです。

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)と混泳しやすい生体

下層を泳ぐ魚との相性が良い

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)は水槽の上層〜中層をメインに泳ぐ魚なため、同じ領域下で泳ぐ魚と混泳させるとお互いに尾鰭などを齧ってしまう場合があります。両者の個性による気性の違いなため、どちらが被害者となるかは断定はできませんが、トラブルになる可能性はあります。

小さい魚は注意

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)よりも小型の魚は餌を取り合う際に相手の尾鰭をかじる場合があます。サイズ感や餌の巻き方には少し注意が必要です

エビなどの生体との混泳は可

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)は雑食性でフレークやアカムシといった物をすすんで食べます。流石にチェリーシュリンプやミナミヌマエビの稚エビは見つかれば捕食される可能性はありますが、成体となった2cm〜3cmのエビを襲うことはありません。

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)の死ぬ原因と病気

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)の体色が白くなったら?

ンパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)は購入時の輸送によるストレス、新環境で落ち着かないストレスによって体色が薄くなる場合があります。体色が薄くなる現象はンパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)                                に限ったことでなく、他の魚でも起こる現象です。早ければ30分程度で色が戻る場合もあれば、数時間経たないと色が戻らない場合もあります。

導入時以外で体が白い場合は体調不良や何かの病気のシグナルの可能性があります。注視し、泳ぎ方がおかしかったり鰭に異常がある場合は塩浴や薬浴をするために隔離をしましょう。

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)の死ぬ原因

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)はストレスによる急死や病気による弱体化による死が発生することがあります。以下の病気は熱帯魚が罹りやすい病気なので参考にご覧ください。

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも影響がないためおすすめ。気になる場合はヒコサンZやアグテン、メチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあります。塩浴をすると悪化するので注意。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、気になるようなら隔離水槽でヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)まとめ

インパイクティスケリー(ロイヤルテトラ)は飼い込むほど色が鮮やかな青色を発揮します。もとより青色が強い魚なのでアクアショップでも既に他と異なる深みのある色に魅了される人も多いのではないでしょうか。(より青い個体はスーパーブルーとして販売されている)カラシンの中でも5cm近く大きくなるので水槽のサイズには気をつけた方がよさそうです。

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