レッドラムズホーンが食べられる?混泳注意と繁殖・駆除について
レッドラムズホーンは赤い身が特徴的な水槽の掃除屋さんとしても人気の高い貝(スネール)になります。見た目のキュートさからお掃除担当としてでなく、単にレッドラムズを飼育したい!というファンもいるほど。ショップでは人気の高さから品切れになりやすいこともあり、地域によっては購入が難しい場合もある人気種です。本記事ではレッドラムズホーンを飼育する上で注意すべき点やラムズを食べる魚などを紹介しているので参考にご覧ください。
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- レッドラムズホーンが増えて困っている
- レッドラムズホーンの駆除方法を知りたい
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レッドラムズホーンの特徴
レッドラムズホーンの情報 | |
---|---|
分類 | ヒラマキガイ科 |
学名 | Poecilia wingei |
別名 | レッドスネール |
大きさ | 〜3cm程度 |
寿命 | 1年〜2年 |
育成難易度 | |
温度 | 20〜26度 |
水質 | 6.0〜7.5 |
硬度 | 1〜8 |
繁殖 | 産み付け |
参考価格 | 250円〜 |
色彩変異個体がレッドラムズホーン
和名はインドヒラマキガイで、英名がラムズホーンが通称です。レッドラムズホーンはラムズホーンの色彩変異個体で他にピンクラムズホーン、ブルーラムズホーンが原種として品種に分類されています。他に色として、ブラックラムズホーン、ホワイトラムズホーン、イエローラムズホーンが確認されショップでもしばし販売されていることもあります。
コケ取り生体としての一面も
レッドラムズホーンはコケ取り生体としても有名で、スポット苔や茶ゴケ、短めの糸ゴケなども食べてくれ水槽の掃除やとしても人気が高いです。中でも藍藻の除去能力が高く、ただでさえ食べてくれる品種が少ない上に導入もしやすいと重宝されている一面もあります。アオミドロやサンゴ苔といった強固に分類される苔除去はできません。
繁殖力が高い
レッドラムズホーンはコケ取りとして、単純に赤い貝として愛でるといった動機で水槽に入れやすい貝ですが、繁殖力はかなり高め。レッドラムズホーンが安定して過ごせる環境なら硬度が高くなったタイミングで爆発的に増えることがあります。増えすぎることで、ラムズホーン除去を逆に望むユーザーも多いです。(ちょっと身勝手な感じもしますが)
レッドラムズホーンの飼育と混泳の注意点
レッドラムズホーンが動かない?
レッドラムズホーンは急な水質変化や場所の変更で警戒し導入直後は全く動かず、沈んだ状態か浮いたままである場合があります。放っておけば環境に慣れて水草や岩、水槽のガラスなどを散歩し始めるので基本放置でOKです。
スネールを食べる魚との混泳は注意
スネールを食べることで有名なチェリーバルブ、バジスバジス、スカーレットジェム、アベニーパファーなどとの混泳は基本的に無理です。特にレッドラムズホーンを導入したては、ラムズ自体に動く気がないので格好の餌食です。観賞魚として人気の高いアピストグラマも例外ではなくラムズホーンを食べてしまうことがあるので混泳は注意が必要。(というか基本的に食べられると思った方が良いです。)
レッドラムズホーンの餌は?
水槽内のコケを食べるため、基本的に給餌の必要がありません。エサの残りカスはもちろん、エビの抜け殻なども食べます。
レッドラムズホーンの繁殖
レッドラムズホーンはオスメスが同水槽に入れば勝手に繁殖していきます。岩やガラス面に卵を産みつけ孵化していくことになります。1回の卵で卵で10~20匹近く増えるので放置しすぎると手に負えなくなります。繁殖させたくない場合は単独飼育に限ります。(雌雄同体なため、オスにもメスにもなれてしまうため、見分け方や違いはありません。)
レッドラムズホーンの駆除・食べる魚
バジス・バジス
バジスバジスやスカーレットジェムはスネール駆除に適した生体です。45cm水槽あたり、1匹もいれば全滅させることも容易。エビやその他の魚への攻撃性も弱いため水槽に導入しやすいのが良点。レッドラムズホーンが多すぎる水槽ではバジスバジスに給餌を一切することなく2年近く飼育することも可能。
スカーレットジェム
バジスバジスの仲間とも言えるダリオ系の魚。バジスバジスと比べると全長が3cm程度にしかならないので超小型魚(2cm以下)やエビが襲われることはありません。スカーレットジェムはフレークにも慣れることがあるのでフレークをメインとしている水槽でも問題なく混泳することができます。
スネールキラースネール
スネールを食べるスネールです。別名アサシンスネールとも呼ばれています。食べる速度はかなり早く30cm以下の水槽であれば1匹でかなりの数を駆除できます。キラースネールの繁殖力はかなり低いので、2匹飼育しても易々と増えません。あまりに小さい稚貝は食べてくれないという点は認識に入れておくと良いかもしれません。
レッドラムズホーンまとめ
増やしたくないなら単独飼育
レッドラムズホーンは雌雄同体なため、2匹以上いれば増える可能性は高いです。大きい水槽では増殖しないまま過ごす場合もありますが、小さい水槽では爆殖してしまう可能性があることは認知しておきましょう。
レッドラムズホーンはアクアショップで3匹ごとで売られているケースもあるため、購入した際は持っている水槽に1匹ずつ入れるなどするのが良いかもしれません。