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グリーンネオンテトラの飼い方(餌・混泳・寿命・繁殖)

グリーンネオンテトラの飼育方法

グリーンネオンテトラはエメラルドブルーに近いような青色を発色するカラシン科の熱帯魚です。ネオンテトラよりも青みがキツくなく、赤色の発色も抑えめ。水草水槽に爽やかな色味を加えたい場合に非常にマッチする魚です。この記事ではグリーンネオンテトラの飼育で必要となる餌や混泳相性、寿命などについてまとめていきます。

目次

グリーンネオンテトラはどんな熱帯魚?

グリーンネオンテトラ
グリーンネオンテトラの情報
分類カラシン目
カラシン科
学名Paracheirodon simulans
別名ロングライン ネオン
大きさ2〜2.5cm
寿命3年〜5年
育成難易度
温度22〜28度
水質5.5〜7.5
硬度1〜4
繁殖ばら撒き
参考価格150円〜

群れを成すエメラルドブルーの熱帯魚

グリーンネオンテトラは名前の通り、単純な青というよりも緑が少し混ざったようなエメラルドブルーに近い色をしたネオンテトラになります。ネオンテトラと飼育方法は変わらないので餌やりなどはフレークを与えるだけで問題ありません。餌の時やガラスをコンコンと叩いて呼ぶ時、驚いた時などには群れを成して泳ぐ傾向があります。

ネオンテトラ・カージナルテトラとの違い

テトラの違いと種類

ネオンテトラ、カージナルテトラ、グリーンテトラはよく見ると特徴が大きく異なります。また、大きさもカージナルテトラとネオンテトラの方がグリーンネオンテトラと比べて少し大きくなる傾向があります。

ネオンテトラ青と赤の発色が強く、赤のラインは腹から尾筒(おづつ)までの半分となっている。大きさは4cmくらいになることもある。
カージナル
テトラ
青と赤の発色が強く、赤のラインは頭まで染まる。色の主張が強いのが特徴で大きさは4cmくらいになることもある。
グリーン
ネオンテトラ
青系の発色が強く、赤は抑えめ。青系は少し緑がかって見える。成長しても3cmほどとさらに小型に見える。

グリーンネオンテトラの飼育

熱帯魚の飼育方法まとめ

グリーンネオンテトラの導入

グリーンネオンテトラを購入した場合、ショップからの持ち帰りでも通販でも、まずは水合わせが必要です。水合わせとは飼育環境とショップなどでの管理環境における水質をできるだけ合わせることを指します。

水合わせの一例
  1. 購入してきた袋を水槽に浮かべる。もしくは同じ温度の水が入ったバケツに袋ごと入れて30分放置。
  2. 袋に2〜3ヶ所穴を開けて導入する水槽に浮かべてさらに30分。(穴の空いた面を水中に)
  3. 袋にハサミを入れて先程よりも水が混ざるようにする。さらに30分放置。
  4. 最後に個体を水槽にうつし、袋の水は袋ごと取り除く。(気にならなければ水も入れて良い)

上記は水合わせの簡易的な一例になります。PHをより正確に慎重に合わせストレスを軽減させたい場合は点滴法とってエアチューブを使って飼育水槽から購入した袋へ一滴ずつ水を送り込んで調和せる方法がおすすめです。

白点病に気をつける

白点病の症状

グリーンネオンテトラは安価で大量販売されていることが多い品種なので白点病状態の個体が混ざっている場合もあります。水合わせ時には白点病になっている個体がいないかをチェックし、薬浴してから水槽に入れるといったことをした方が良いです。

グリーンネオンテトラの餌

  • フレーク
  • 顆粒
  • ブラインシュリンプ
  • イトメ
  • 冷凍アカムシ

グリーンネオンテトラは基本的に雑食ですが、小さい餌の方が好んでよく食べます。フレークはあげる際に指ですり潰したり、アカムシは適度に切って与えるなど大きさに注意してあげると良いでしょう。(たまに欲張って大きなアカムシを咥えたまま泳ぎ続ける子もいますが・・・)

1日に数回、食べ切れる量の餌を与えるのが理想ですが、給餌の頻度が上がるほど水槽の水が汚れるスピードが上がるため、管理が非常に大変なものになります。1日に1回でも育成上問題はありません。(たとえ1日1回の給餌でも3分程度で食べ切れる量にして下さい。)

グリーンネオンテトラの色揚げ方法

グリーンネオンテトラ
夜間でも青が濃い

赤系の魚であればカロチノイドを含む餌を与えることが効果的ですが、グリーンネオンテトラの青色を上げることは餌ではできません。水草や隠れ家を用意し、健康的に過ごさせてあげることが一番の色揚げとなります。その他視覚的な手段としてはLEDライトをRGBタイプにすることでより濃い青色に表現することが可能です。

グリーンネオンテトラ飼育関連動画

だいだいchより

グリーンネオンテトラを300匹導入する動画になります。4分30秒から水合わせが始まり、落ち着いてから泳ぐまでの記録を見ることができます。

グリーンネオンテトラと混泳しやすい生体

下層を泳ぐ魚との相性が良い

コリドラス

グリーンネオンテトラは水槽の中層〜上層をメインに泳ぐ魚です。もともとグリーンネオンテトラは小型で臆病な性格なため他の魚にちょっかいをかけることが少ないです。逆に同じ階層で泳ぐ魚で大柄であったり縄張り意識の強い魚との混泳は向いていません。下層を泳ぐコリドラスやプレコ系との混泳はお互いにほとんど干渉しないため混泳に向いていると言えます。

エビなどの生体との混泳は可

チェリーシュリンプの色の掛け合わせ個体

グリーンネオンテトラは雑食性でフレークやアカムシといった物をすすんで食べます。流石にチェリーシュリンプやミナミヌマエビの稚エビは見つかれば捕食される可能性はありますが、成体となった2cm〜3cmのエビを襲うことはありません。メンテナンス生体と混泳できるのは嬉しいですね。

グリーンネオンテトラの死ぬ原因と病気

魚の死因と病気について

グリーンネオンテトラの体色が白くなったら?

グリーンネオンテトラは購入時の輸送によるストレス、新環境で落ち着かないストレスによって体色が薄くなる場合があります。体色が薄くなる現象はグリーンネオンテトラに限ったことでなく、他の魚でも起こる現象です。早ければ30分程度で色が戻る場合もあれば、数時間経たないと色が戻らない場合もあります。

グリーンネオンテトラが白くなる
導入時に真っ白になったGネオン

導入時以外で体が白い場合は体調不良や何かの病気のシグナルの可能性があります。注視し、泳ぎ方がおかしかったり鰭に異常がある場合は塩浴や薬浴をするために隔離をしましょう。

グリーンネオンテトラの死ぬ原因

グリーンネオンテトラはストレスによる急死や病気による弱体化による死が発生することがあります。以下の病気は熱帯魚が罹りやすい病気なので参考にご覧ください。

白点病

見た目は身体に白い点が増えていく病気です。寄生虫が原因で水槽内の魚への繁殖力は強いです。導入時に合わせて水槽内に唐辛子を入れておくと初期治療や予防ができ、水草にも影響がないためおすすめ。気になる場合はヒコサンZやアグテン、メチレンブルーで1週間別水槽で薬浴してから水槽に加えるのが最も安全。

尾ぐされ病

ヒレがバサバサとボロボロになっていく病気。魚の風邪とも言われるくらい発症しやすい病気でもあります。塩浴をすると悪化するので注意。適度な水換えをしつつ放置しておいても治りますが、気になるようなら隔離水槽でヒコサンZなどを使って薬浴しましょう。

グリーンネオンテトラ育成法のまとめ

大量に安く購入できる生体の問題を抱える

ネオンテトラやカージナルテトラ、グリーンネオンテトラはアクアショップでも大量仕入れされやすい品種です。大量仕入れされる生き物は一匹あたりの単価が安く、これから飼育する人のお財布には優しいかもしれません。

しかし、ショーケースの中に並ぶテトラ系は病気の子、弱っている子なども多くいる状態で管理されているので購入して自宅に持ち帰って数日に死んでしまったり、病気を持ち込んでしまうケースも珍しくありません。飼育スタートしていきなり水槽全体の療養で骨を折ることもありますので、事前のトリートメントが重要になるわけです。したがって、白点病の治療ができる薬も併せて購入しておくことをおすすめします。

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