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夏の風流を楽しむためビオトープをされている方も多いのではないでしょうか。ビオトープを作ると様々な水生昆虫や思わぬ生き物が飛来してくることが多いことを感じる人も多いはず。中でも蜂の飛来はビオトープを管理する上で怖いし危ないですよね。本記事ではビオトープに飛来する蜂対策について紹介していますので参考にご覧下さい。
ビオトープに現れるので有名な蜂がアシナガバチでしょう。黄と黒の色をしているのでパッと見、スズメバチかと驚く人も少なくないはず。
アシナガバチはスズメバチ科なので似ている姿も頷けます。アシナガと呼ばれるだけあって、飛んでいる姿は足が垂れ下がったような形をしています。
アシナガバチは急に近づいたり、巣に近づかない限りは攻撃してこないと言われています。
何もしない限りは安全とも言われますが、実際にビオトープの手入れをしている時にブーンと羽音を起てながら周りを旋回してくる場合があり、威圧感はかなりあります。
刺さない保証はないのでやはり巣が無くても無闇に近づかないことは大切と言えます。
アシナガバチは巣を冷やすために水辺から水を運び出す習性があります。つまり、その場で水を飲んでるのではなく、巣に持ち帰る為のようです。
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既に「え?」と思う人もいるかもしれません。悪い予感的中ですが、アシナガバチの巣から行動範囲は1km圏内です。どこかに巣があるかもしれませんね。
アシナガバチが攻撃するのは「カメムシやバッタ、毛虫などになり、メダカには直接害はないとは言われています。ですが、筆者にビオトープにアシナガバチが現れてから2匹ほど昇天しているので因果関係があるか現在調査中です。スズメバチ科は肉食性で肉類や魚介類も好物となるそうなので、襲わる可能性が0とも言い切れませんよね。
アクアリウムをやっている人はコケ対策として既に持っているかもしれません。木酢液を2倍ほどに薄めた物を近くに散布するだけでも蜂を寄せつけない対策になるようです。
ただ、ビオトープに水草を使用している場合枯らしてしまう恐れもあるので多用できないという点と木酢液が直射日光で効果が薄れてしまうという点からあまり向いてないのかなという印象を受けます。
ハチを誘導し、捕獲して殺すというゴキブリホイホイならぬはちホイホイ。こちらは殺虫成分を撒き散らしたり、水草に影響のある物を散布する訳でないため1番無害です。近くに立てかけて起き対象の蜂が捕まったら対策完了です。
危険ですが、網で捕まえたのち殺虫剤でとどめを刺す方法です。殺虫剤をビオトープ付近で噴射すると中にいる生体も死んでしまう恐れがあるからです。
対処する際は確実に捕獲できるタイミングを見極めましょう。お魚を取る網でも十分ですが、殺虫剤使用後は網はよく洗う必要があります。
ハチは怖いものの、何もしてこないのであればできるだけ放置しておきたいところ。特に気しない人は放置で良いでしょう。生き物は無闇に殺生するものでもありませんしね。
ただ、小さなお子さんがいる場合や、近所にちびっこが多く危なくて心配という場合は早めの対処が必要かもしれません。ハチの捕獲機を設置する場合は「触らないでね」の注意札は貼っておいた方が良いでしょう。