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GEXカチオンバッグ(CATION BAG)|使い勝手や軟水化の効果

GEXカチオンバッグ(CATION BAG)|使い勝手や軟水化の効果

近年アクアリウムではカチオンが特に目立っており、まさトレンドと言っても良いのではないでしょうか。カチオンバッグとはイオン交換樹脂を利用した水中の不純物を取り除ける濾過バッグになります。

イオン交換樹脂を小さなバッグにしてどんなフィルターにも入れられる今までにないアクア商品です。本記事ではGEXカチオンバッグを実際に使ってみた効果や感想をレビューにまとめています。参考にご覧下さい。

動画でもカチオンバッグを紹介しています

目次

カチオンとは陽イオン

カチオンとは陽イオンのことで、カチオンフィルターとは陽イオンを水素イオンに変換する仕組みを意味します。イオン交換樹脂という名前でも有名で、つまりはイオンを取り除くフィルターという意味ですね。

陽イオンはアクアリウムでは水中(水道水)に含まれるマグネシウムやカルシウムをさします。マグネシウムやカルシウムを総称してミネラルと言いますが、ミネラルが多いと硬度があがり、水槽内にはヒゲ苔などが出現し始めます。

カチオンの効果

カチオン(イオン交換樹脂)は水中にあるミネラルを吸着する代わりに水素イオンを放出します。これをイオン交換という訳ですね。

簡単に言えば不純物を吸着し、水をより純水にする効果があります。

本来熱帯地方に生息する熱帯魚や水草は軟水を好む種が多いため、イカチオンを使った(オン交換樹脂を行った)水は育成にとても有用です。今では多くのプロショップやアクアリストに推奨されるものになっています。

カチオンを使った商品

カチオンフィルター(イオン交換樹脂)

ADAの販売するNAウォーターという濾過器に別途付属するフィルターとしてカチオンフィルターが販売されています。1,000Lのイオン交換が可能になっており、塩水を使って再利用することができます。ADA特約店のアクアショップで購入ができます。(ネット購入不可)

GEXカチオンバッグ(CATION BAG)の使用レビュー

カチオンバッグ内容とスペック

GEXカチオンバック
イオン交換量1パック当たり総硬度50mg/L
0mg/約50L
サイズ縦8.5cm×横8.5cm
容量5袋入り
値段1,000円〜

カチオンバッグは1000円で5袋入りです。
1Lあたり50Lまで変換可能なので250L分になります。

ADAのカチオンフィルターが5000円で1L分のスペックなのでコストは似てると思っても良いかもしれません。(計測値など検証条件が異なるため同等とは言いきれません)

一見安いように見えますが、5000円でどっちを買うかと言われたら、再利用もメーカーができると断言しているカチオンフィルターでしょう。

GEXカチオンバッグは小さなフィルターにも投げ込み式で使用出来る特徴がありますが、メーカーから再利用できる断言はされていません。

カチオンバッグを使った効果と水質の変化

動画でもカチオンバッグを紹介しています

小型水槽(20cmCube)の場合

カチオンバックの使用レビュー

コトブキの外掛けフィルターMFにも1袋何とか入れることが出来ました。メーカー違いのフィルターに入れるのはGEXさんにはしのびないですが、どんなものにも入れられるのは嬉しいポイント。

導入時のGHは4とやや高めでしたが、導入後1日後に再度GHを測るとGH1まで数値が落ちていました。これはなかなか良い結果ではないでしょうか。

60cm水槽レギュラーの場合

60cm水槽の濁り

この水槽は固形肥料であるOKOSHIを埋め込まず撒いて使用したために濁りまくった水槽です。栄養過多状態のため浮草も類を見ないスピードで増殖していました。60cmレギュラーの水量は約60Lになるため、試しに3袋分(約2ヶ月交換目安)を加えてみました。

GEXカチオンバック使用した効果

翌日の姿を見て驚愕です。
濁りがほとんど解消されるという結果に。色んな不純物を一気に吸着してくれたのでしょう。

GEXカチオンバッグの交換時期の目安

小型水槽の取り替え時期はおおよそ5ヶ月

カチオンバッグは1袋あたり50Lまでのイオン交換が可能です。50Lを超えると交換済みとなり、効果を発揮できません。30cmキューブ水槽の場合、満水時は24Lなので初回導入時以降、水を1週間に1回50%(12L)入れ替えとすると、1袋目で約3週間使用出来ることになります。

GEXカチオンバッグは5袋入なので残り4袋も計算に加えると1袋当たり水換え4回分(4週間分)に相当するので、4ヶ月くらいは使えることになります。カチオンバッグ1箱分で約5ヶ月くらいは効果を得られることになります。

カチオンバッグは再利用できるのか?

カチオンフィルターは塩水を使って再利用処理ができます。原理で言えばカチオンバッグもできるはずです。

カチオンフィルターのほとんどは1,000Lまで対応できるので、それと比べると1,000円で250Lまで対応できるGEXカチオンバッグはコスパが良いのでは?と考えることが出来ますね。

まだカチオンバッグの効果を使い切っていないので使い切ったタイミングで再利用できるか検証してみたいと思います。

カチオンバッグの再利用方法

これはあくまで実施前情報です

カチオンフィルターは1Lに対して100gの塩を溶かし、その水をカチオンフィルターに流し込み、あとは水で濯ぐといった方法です。

この方法をカチオンバッグでするには漬け込みできる容器(筒状が理想的か)が必要になるのでメガパワー2045のフィルターや100均で買える筒状の入れ物を使います。

塩水の容量は1Lに対して先述した内容の¼の25gとします。

あとは同じように塩水を注いだ後、水で洗い流します。

CATION BAGはどこで売っている?

現状はアクアショップのみ

オンラインでは楽天、アマゾン、Yahooでの出品はGEXのAquaristaの外掛けフィルター専用マットであるAquarista Ga SLIM MAT CATIONしか展開されていないようです。

アクアショップにも置いている場所と置いていない場所があるので普及率はまだ少ないようです。今後展開されていくと思いますのでネットでも買えるようになるでしょう。

こちらの外掛けフィルターで使用できます

軟水にするお手軽グッズ

水草水槽に使われる水草の多くは硬度の低い軟水を好む傾向が強いです。

そのため、住んでる地域によっては綺麗に育てられず、溶けて枯れてしまったり、発色が良くならないという経験をしている人も多いのではないでしょうか。

すでに水道水の硬度が高い地域の人は対策としてADAのカチオンフィルターを導入していることでしょう。

しかし、設置できる水道が家になかったり、予算の都合から買えない人も珍しくありません。そんな人でも手軽に水槽の硬度を改善できるイオン交換樹脂グッズを紹介します。

純水精製用イオン交換樹脂

WaterPlantsWorld

外部フィルターなど大きめな濾過槽に入れて使用するイオン交換樹脂バッグです。容量が多いためそこそこ長持ちする商品ですし、手入れも簡単なのでおすすめです。

イオン交換樹脂のまとめ売りというべきでしょうか。こちらは100均などで売られているお茶バッグに入れて使用するとコスパが良い商品です。アクアメーカーのものよりも格段に安いので長期にアクアリウムを楽しむ方は断然おすすめです。

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