Amazon中華水槽フィルター(LW-602)は使えるのか?レビュー
Amazonにはコピー商品としか思えないようなアクアリウム用品が数多く存在します。今回はエーハイム(EHEIM)外部式フィルターによく似た商品「Majoreal水族館外部フィルター」について書いていきたいと思います。商品詳細やレビューでは分からない裏側を記載しています。購入の参考にご活用ください。
浄水フィルターLW – 602のスペック
製品の正式名称
正式名称が長すぎて逆にクチコミやレビュー記事が出てこない状態。売り手にとっては不都合な事が多いことに加えて、モールSEO的に水槽フィルターで引っかかるので一石二鳥なんでしょうけど。ネーミング的にちょっと悪質な感じが漂いますね。
フィルターHW-603
適用水量(推定) | 100L |
吸排水口内径 | 14mm |
吸排水口直径 | 16mm |
ろ材の有無 | 無し |
モーター有無 | 無し |
Amazonの商品詳細と実際の大きさが異なる
商品詳細では吸排水口の直径は12mmと表記されていたが、実際は16mm。なんと4mmもの誤差があった。内径は14mmと流通している物と比べても2mm大きい。ここまで実際の大きさが異なると繋げたいホースと噛み合わないので人によっては使い物にならない。
Majoreal外部フィルターには別品モーターが必要
購入するまで分からない情報
Amazonの商品詳細、写真を見ても、呼び水をするための別モーターの必要性が明記されていなかった。そのため、筆者はエーハイム2213といった商品のように、蓋部分にモーターがついた一体型の外部式フィルターと考えていました。また、商品詳細には定格電圧が記載されていたため、普通ならばフィルターそのものに吸水モーターが付いていると考えてしまうでしょう…。
▲実際中身を見るとモーターは付いておらず、電源コードさえない。
中国語で書かれた説明書を見てみると、なんと水槽の中にある別モーターの姿が。しかし、実際には吸水モーターは付属していない。
付属スポンジの形状が売り物レベルではない
あらかじめ商品詳細にてボックスの中身はスポンジのみで構成されていることは了承済み。購入後全てのスポンジを出し、ろ材を自分で入れて調整しようと思っていました。そして、実際スポンジを全て出してみると驚きの姿が…。
なんと、ほぼ全てのスポンジの形状がおかしいことに。もちろん持ち手で潰している訳ではありません。粗悪としか思えない代物で思わず笑ってしまいました。また、少し油が付着していたようで滑り気も。もし使う場合は、スポンジは全て破棄し、市販で売っているろ材やスポンジを購入して入れましょう。
これは普通に荒目フィルターか濾材を入れた方が無難ですね。
内径16mmホースが必要
給排水口の直径が16mmのため、内径16mmのホースでないと繋ぐ事が出来ません。参考までにフィルターの大きさごとの適正ホースをご覧ください。
内径 | 外径 | |
---|---|---|
小型フィルター | 8〜9mm | 10〜12mm |
中型フィルター | 12mm | 16mm |
大型フィルター | 16mm | 22mm |
フィルターの大きさに対してかなり極太のホースが必要となるため、水槽の大きさによっては使用フィルターと生合成が合わない場合も。また、水中モーター次第になりますが、ホースサイズ的には水流も強くなる事が考えられます。サイズが小さい水槽では洗濯機のような状態になってしまうかも
結論:フィルター使用できず
規格外の準備が必要
- 大型フィルター用(16mm/22mm)ホース
- 内径16mmの吸水モーター
上記の2つが必要とわかりました。わざわざこの商品のために上記の2つを購入するには割が合いませんので、筆者は今回使用せず破棄することに決めました。それに合わせたろ材やスポンジ、さらには加工と色々な手間を考えると2500円弱は勉強代してAmazonに寄付したと思えば良いかなといったところ。
- 新しい外部フィルターが欲しい!
- 外部フィルターを導入したい!
という方は間違いなく買わない方が良い商品です。ちゃんとした外部フィルターを選びたい方は以下を参考に!
このフィルターの正しい使い方は?
こちらはサブフィルターとしてモーター付属のメインフィルターと連結させて使うのが正解のようです。
だったらサブフィルターって商品名に書いてくれればいいのに
本当サブフィルターって記述欲しいですよね。しかもサブフィルターならエーハイムの正規品と値段そこまで変わらないし。