熱帯魚や金魚の片目が突然無くなった原因は何?治る?
ある日突然、飼育している金魚やベタ、ネオンテトラといった観賞魚の片目が綺麗に無くなっていたなんてことはありませんか?観賞魚の目がなくなる原因はポップアイという病気の悪化の他に、魚同士の喧嘩や魚が餌だと思って食べてしまったといったケースが挙げられます。
片目がなくなった原因を突き止めないと他の熱帯魚も片目を失うといった負の連鎖が起きてしまう場合があります。原因を突き止めれば片目がなくなる連鎖を止めることができ、目が無くなってしまった魚も長生きさせる方法を考えることができます。この記事では片目がなくなってしまった魚の末路や、そもそも目がなくなってしまった原因について解説しています。
熱帯魚や金魚の片目が無くなった熱帯魚
こちらは片目が無くなってしまったラミノーズテトラです。本来真っ赤の頭が印象的ですが、片目をえぐられてしまったことが原因で若干白くなっています。出血はなく、ラミノーズ自身も若干身体が傾くものの今まで通り過ごしています。
片目の魚はどうなる?治る?
ヒレや鱗は再生しますが、失った目は元に戻ることはありません。通常通り飼育してあげれば寿命通り生きてくれます。片目が見えないことで寝相がおかしかったり、群れから離れてしまうこともありますが、魚自身も徐々に馴染んでいく傾向にあるようです。
片目を失っても泳ぎに大きな支障はないのですぐさま死ぬことはないよ!
熱帯魚や金魚の片目が無くなった原因
目の病気で「腐る」または「溶ける」
ポップアイ(病気)やアノキシア(低酸素症状)といった病気などが原因で目が落ちてしまうケースがあります。ただ、初期症状で目が通常よりも飛び出ていたり、白濁していたり、充血していたりなど異変が見られるので「突然片目がない」ということに繋がるのは考えにくいです。
また、ポップアイやアノキシアになっていると片目が落ちるよりも先に弱って死んでしまうことも多いです。
障害物による外傷でなくなる
尖った流木や石がレイアウトしてあると俊敏に泳いだ際に衝突し、怪我をすることがあります。ただこの場合、目玉よりも身体やヒレに傷が付くことが多いので原因としては低めと考えるべきです。目玉に当たったとしても完全に消失するのではなく、目に傷が付いていたり腫れていたりしている様子が確認できると思います。
他の魚に襲われてなくなる
片目が綺麗に消失していた場合、一番考えられる原因です。普段から気性の荒い魚はいませんか?最近ではメスベタの混浴は大丈夫とされていますが、他の魚よりも突く力が強いので、ふとした拍子に怪我を負わせてしまう可能性は十分にあります。
筆者の水槽もベタ混浴をしています。普段はラミノーズに追いかけられ、ヒレをかじられることもあり、追うよりも追われる側。しかし、執拗な攻撃があると突っついて仕返しをします。ラミノーズテトラはこの時に目を奪われたのです。
食欲旺盛な魚は目玉を狙うこともある
知恵袋にはパキスタンローチやゴールデンバルブといった熱帯魚が一度味を覚えて襲うことがあるという意見を見ますが、確かな情報ではありません。ただ可能性もゼロではないので様子を見て混浴を避けるか水槽サイズを変えるなどの工夫が必要になるでしょう。
まとめ:片目が無くても生きられる
片目を失ってしまう原因にはびっくりですよね…。まさか魚が他の魚の目を食べてしまうなんて…。避けることは出来なかったのか、と疑問に感じてしまいます。
ある日突然、魚の片目が綺麗に無くなっていて筆者は凄くショックを受けました。死んでしまうかと思いましたが、平然と泳いでいるので「だ、大丈夫なのか…」と呆然としてしまいましたが。
生きる上では魚自身には不備はあるかと思いますが、きちんと餌も食べ群れで行動できるようです。気味が悪いと思われる方もいると思いますが、飼育すると決めた命は最後まで責任を持ちたいですね。
また小競り合いがあるならやはり危害を加えた魚の方は隔離した方が良さそうです。Yahoo知恵袋やその他のブログで書かれている「好んで目玉を食べる。」というのがどこまで本当かはわかりませんが、対策の検討はした方が良いでしょう。
水槽ストックはもう用意できない人へ
水槽ストックをもう用意できない!という方はサテライトを使うのが良いでしょう。見た目はちょっと悪くなってしまいますが、同一水槽で飼育管理が可能です。