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水草が枯れない白点病治療薬アグテンの使い方【1Lあたりの計算も紹介】

アグテンの使い方

アグテンは白点病治療に使われるマカライトグリーン水溶液です。水草水槽でも立ち上げ直後でなければ使用しても問題ないので水草水槽で白点病が起きてしまった際にそのまま治療できるとして重宝されています。本記事ではアグテンの希釈の仕方、1Lあたりの量といった計算法や早見表を掲載しているので参考にご覧ください。

目次

アグテンの効果は?水草にも使える?

白点病・尾ぐされ病・水カビ病に効く

白点病の症状
白点病

アグテン(マカライトグリーン水溶液)はどんな魚でも発症しやすい白点病・尾ぐされ病・水カビ病に効果的な薬です。主に白点病の治療薬として有力。値段もショップによってはよっては1800〜2300円とそこまで高くないので、人間の風邪薬のような感覚で一本常備しておく事をおすすめします。

水草水槽にも使える(例外あり)

グリーンFゴールド顆粒も水草水槽に問題なく使用できることで有名ですが、アグテンも水草水槽に使用できます。一部パッケージでは「水草も安心」と書かれているものもあります。アグテンはグリーンFやメチレンブルーと比べて色が薄いのが特徴なのでそれらも水草に影響を与えない要因なのかもしれません。

赤系水草や植えたての水草は注意

アグテンは赤系の水草や植えたばかりの水草は枯れる溶けるといった症状が起きるので使用はおすすめしません。水槽レイアウトによっては使用できないので病気の魚を隔離してアグテンを投薬するようにしましょう。

アグテンの薬の強さは?

薬の強さ
弱い
強い

アグテンは薬浴効果がすぐに切れるため、お魚への負荷もそこまで高くありません。

アグテンを使用前に用意する物

日本動物薬品株式会社から出ているアグテン用法を元に使用法を記載しています。

アグテン容量(100ml)1000L分
アグテン1mlあたり希釈に水10Lが必要
アグテンの効能2日から低下

アグテンを使用するのに便利な道具

治療に役立つ道具
  1. 10Lバケツ
  2. 2Lペットボトル(小型向け)
  3. スポイトor注射筒or計量カップ
  4. 隔離水槽や容器
10Lバケツ

隔離水槽を10Lとしても良い。10Lバケツがあればアグテンの1Lあたりの量の計算が非常に楽。(10Lあたり1ml)

スポイト/注射筒/カップ

薬液を水槽もしくはペットボトルに入れる際に必要になります。注射筒(シリンジ)が一番やりやすいです。小型容器で薬浴する場合は0.1ml単位で量れる注射筒が必要になります。100均にならほぼほぼ売っています。

隔離水槽や容器

水草水槽にできるだけ薬品を入れたくない場合は隔離水槽が必須。また、症状が一部の魚だけに出ているなら隔離しての治療も良いでしょう。

アグテンの使用方法(隔離する場合)

① 隔離水槽を用意

治療のために10Lを用意

水草水槽で水草に影響を与えることに懸念がある場合は、隔離水槽を用意しましょう。水量が10L未満の容器の場合は2Lペットボトルで測りながら行いましょう。(例:6Lの場合はアグテンを0.6ml入れる)容易に入れた水はちゃんとカルキ抜きをするようにしてください。

②アグテンを添加しよう

シリンジ

1mlずつ測るシリンジの場合は10L容器との相性が良いですが、10L未満の容器での使用は正確に測れないので0.1mlずつ測れるものを用意しましょう。シリンジがなくても水質検査薬やpH降下剤などについてくる計量カップでも問題ありません。

アグテンの蓋開かない説

さて、薬の蓋を開けてシリンジで吸い上げるのが零れないのでやりやすいのですが、アグテンは密閉されているため、シリンジで吸い上げることができません。

シリンジでアグテンを吸い上げる

シリンジ使いはここで挫折・・ともいかないので、アグテンをシリンジに直接垂らし、必要量を計測。もしくはアグテンの蓋に注いでからシリンジで吸い上げるという方法で対応しましょう。計量カップの方が圧倒的楽ですが。

③ アグテンを投薬!水温を調整しよう

アグテン投薬
水温管理は必要

必要量を計ったら飼育水に投薬し、よく混ぜましょう。薬品の澱みがなくなり、透明な青色になればOKです。いきなり魚を入れるのではなく、水温を水槽と併せてから病気の魚を入れましょう。

④ 水温は28〜30度にしよう

熱帯魚に寄生している白点虫じたいはアグテンで死滅させることができません。そのため、熱帯魚から白点病を剥がすには水温を上げることが求められます。水槽の温度を28度〜30度にし、(下がる場合も考慮して29度くらいが良い)白点虫を取り除けるようにしましょう。

⑤ 1〜2日起きに添加する

アグテンの効果は公式見解だと2日目から下がっていくそうです。また、「色が薄くなると効果が切れている状態」と日本動物薬品株式会社の公式動画でも公言されています。アグテンは環境下によっては1日〜2日で色がなくなる(薬効が切れる)場合がありますので、色を見て再度アグテンを同じ量だけ入れましょう。

薬浴期間はどれくらいを見るべき?

魚病の薬浴期間は1週間ほど見るのがスタンダードです。数日経って白点病の症状が見られない状態でも水中に白点虫が漂っている可能性があるので1週間ほどやりきった方が再発防止にはなるでしょう。

水草水槽にアグテンを使用する場合

① 水量に合わせてアグテンを添加するだけ

水草水槽(管理水槽)にアグテンを入れる方法が一番手っ取り早く楽です。アグテンは効能がすぐ切れてしまうのでその分水草へのダメージもほとんどない印象です。水量はソイルやレイアウト素材の量によって規定の水量よりも水が入っていないことが考えれます。以下の記事で水槽水量を確認してみて下さい。

ゼオライトを使用している場合は吸着性が高いので取り除きましょう。

アグテンの蓋開かない説

アグテンの蓋は開かないため、シリンジや計量カップに入れて正確な量を添加しましょう。

シリンジでアグテンを吸い上げる

シリンジでアグテンを使用する場合は、キャップにアグテンを垂らし、シリンジで規定量を吸い上げると測りやすいのでおすすめ。添加した後はしっかり水槽全体が青く染まるように攪拌(かくはん)させましょう。

水草水槽にアグテンを添加
アグテンを使用した水草水槽

青い背景をつけているので、あまり青く感じないかもしれません。アグテンはかなり着色が薄いですが、それでもゴムやチューブは青く染まります。

② アグテンの薬効は2日から効果が下がる

アグテンの効果は公式見解だと2日目から下がっていくそうです。また、「色が薄くなると効果が切れている状態」と日本動物薬品株式会社の公式動画でも公言されています。

アグテン投薬直後
アグテン投薬翌日

▲写真を見比べても翌日には効果が切れているのが分かる

以上を踏まえて使用してきた感じでは、アグテンは環境下によっては1日で色がなくなる場合(薬効が切れる)場合があるので毎日規定量を添加しても問題ないでしょう。

フィルターやソイルの吸着性を考えると毎日添加が望ましいでしょう。(体感的には半日で青みはほとんど消えてしまいます。)

むしろ毎日アグテン添加の方が都合が良い

毎日添加する方法なら、水換えもタイミングを気にせず行うことができ、白点虫の原因となるシスト(寄生前の仔虫)も水替えで除去することができます。また、本来魚の薬浴期間中は魚の餌を断食させることが多いですが、水質状態を良好に保ちながら薬浴が行えるので餌も問題なく与えることができます。

③ 水温は28〜30度にしよう

熱帯魚に寄生している白点虫じたいはアグテンで死滅させることができません。そのため、熱帯魚から白点病を剥がすには水温を上げることが求められます。水槽の温度を28度〜30度にし、(下がる場合も考慮して29度くらいが良い)白点虫を取り除けるようにしましょう。

薬浴期間はどれくらいを見るべき?

魚病の薬浴期間は1週間ほど見るのがスタンダードです。数日経って白点病の症状が見られない状態でも水中に白点虫が漂っている可能性があるので1週間ほどやりきった方が再発防止にはなるでしょう。

アグテンの計算方法と添加量早見表

アグテン希釈の計算方法

アグテンは10Lにつき1mlの添加と計算が非常に楽ちんです。10Lバケツはアクアショップでもディスカウントストアでも売られているので下手に「ペットボトルの量は〜」と計算するよりも10Lバケツを用意した方が管理する上でも楽です。

水量ごとの薬液添加量早見表

飼育水量投入適量
10L1ml
9L0.9ml
8L0.8ml
7L0.7ml
6L0.6ml
5L0.5ml
4L0.4ml
3L0.3ml
2L0.2L
1L0.1L

10Lに対して1mlという優しい設定なので他の薬と比べても扱いやすい。

アグテンが効く病気

尾ぐされ症状カラムナリス菌が原因で発病する。
水質悪化や水温の急変で起きやすく初期症状は適度な換水をし、唐辛子を入れて放置していても治る。ヒレの損傷がひどければ薬浴を行うことで早期治療が望める。
白点病白点虫が魚に寄生することで発病が確認される。寄生した白点虫には直接の効果がなく、寄生前のシストに効果がある。
水カビ病サプロレグニアといったミズカビ科の菌が原因で発症する。擦り傷や弱っている時に発症しやすい病気

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この記事を書いた人

アクアリウムが大好きなコンテンツディレクター。アクアリウム歴10年以上。WEB制作会社でSEOライターやディレクションなどをしている人。アクアリストを繋ぐメディアを作りたいと躍起になっている。

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