水草水槽初心者がセットで買うべき育てやすい水草11選
「これから水草を育てたいけど、できるだけ楽な種類が良い」そんな方に導入としておすすめする水草を紹介していきます。CO2や高品質LEDライトがなくても育つ水草をピックアップしています。超初心者向け記事です。
初心者が育てやすい水草の基準
基準1:二酸化炭素が必要ない
水草絨毯や言葉では表現できないネイチャーアクアリウムの奥深さに魅了され、水草を育ててみたいと思う人も少なくはないでしょう。ですが、それらの芸術レイアウトを作り上げるにはほぼ100%、二酸化炭素(CO2)の添加が必要となります。
いきなりCO2を添加するための道具を導入するのはハードルが高いので、今回はCO2が必要なく、かつレイアウトとして水草を入れても成立する品種をピックアップしていきます。
基準2:光量がシビアでない
水草を綺麗に育てるには光量が重要な要素となります。赤い水草などは高光量が必要になるため、機材もそれなりのものを準備しなくてはいけません。始めからLEDライトは2つ買いましょうというのはハードルが高いので基準1と合わせて必要な光量がシビアでないものをピックアップします。
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初心者が育てやすい水草11選
アヌビアスナナ
初心者〜上級者までレイアウトに使われる超ポピュラーな水草。割と大きく30cm以下の水槽やボトリウムでスタートする方はアヌビアスナナのみでレイアウトが完成することもできます。
CO2なしでもどんどん成長していき、水質変化にもかなりタフ。食害も起きづらいという物理的な意味でも丈夫な一面を持つので生体をメインとした水槽に造花でなく生きた水草を入れたい方にもおすすめです。
アヌビアスナナプチ
アヌビアスナナの小型版がアヌビアスナナプチです。アヌビアスと同じ形状でありながら株は肥大化しないため、小さい水槽にも植栽しやすいので様々なレイアウトを作る事ができます。
アヌビアスナナプチは流木や石などにも巻き付けることで活着(根が張り付くこと)するのでソイル(土)に植え込んだりする以外にも用いる事ができるなど用途は様々です。
パールグラス
パールグラスは背丈のある水草です。成長スイッチが入ると爆発的に増えるほど生命力の高い水草です。CO2がなくてもしっかり育ち、フサフサした姿を作る事ができます。
初心者から上級者にも愛される水草で、後景草として非常に人気があります。ちなみにトリミングした水草はメルカリなどのフリマアプリで販売できるほど需要があります。
パールグラスは他に背丈の伸びない(前景用)ニューラージパールグラス、キューバパールグラスが存在します。買い間違えると成長姿が全く異なるので注意しましょう。
リシア
リシアは本来、浮草に分類される水草(根を持たないので浮いてしまう)ですが、重石に巻き付けておくことで置くだけ水草絨毯を作る事が可能になります。
リシアはきめ細かい葉が特徴的で、気泡をよく付けてくれます。更にCO2がなくともどんどん増えていくためボリュームも十分。簡易的な水草絨毯を作りたいという方はリシアから始めてみるのも良いかも。
オーストラリアン・ノチドメ/クローバー
オーストラリアンクローバーはボリュームの出る水草なので、しっかり植え込まないと浮いてしまうので注意。ただ、石に巻き付けておけば置くだけでOKなので扱いは簡単です。
ソイル初期セットであれば充分成長しますし、CO2なしでも簡単に枯れることはありません。水草の魅力の一つである葉っぱに気泡がついた姿もオーストラリアンノチドメでよく見る事ができます。
お店ではオーストラリアンクローバー、オーストラリアンヒドロコティレ、オークロ、ノチドメなど様々な名称で売られていますが、基本的にどれも一緒です。
アナカリス/オオカナダモ
金魚やメダカを飼育する水槽に使われることが多い水草。水景レイアウトにはほとんど使われませんが、水草をとりあえず育ててみたい方にはおすすめ。非常にタフな水草なため、最悪、部屋の明かりだけでも維持することも可能。
カボンバ
アナカリスと同じように金魚やメダカを飼育する水槽に入れられることが多い水草。丈夫で光量や二酸化炭素が過度に必要ないことから維持をしやすい優しい水草です。
床底は砂利でも問題ありません。溶岩石など黒い石と組み合わせてレイアウトをすると和を演出することができますよ。
アンブリア
カモンバとは違った雰囲気でもっこりとした塊のある茂みを作り出す事ができます。きめ細かい葉状なので環境によっては苔が付着してしまうかもしれません。
ただ、水草としての生命力が高くCO2なしでも十分育ち、金魚水槽やメダカ水槽などにも用いられることも珍しくありません。アンブリアは緑色だけでなく、赤く染まるアンブリアサンパウロレッドという種類も存在します。
ウィローモス
ウィローモスは流木や石に巻きつければ自在なレイアウトを展開できます。水質にとっては枯れてしまうこともありますが、ウィローモスを順調に育てられるようになれば脱初心者と言っても良いでしょう。
水草の育て方のノウハウ、活着方法、トリミングの仕方、巻き直しなど全ての基本がウィローモス育成に詰まっていると言っても過言ではありません。
南米ウィローモス
先に紹介したウィローモスとは形状の異なる葉をしているのが特徴です。線状ではなく三角形のように葉を伸ばしていくのでフサフサとした雰囲気を演出する事ができます。
シュリンプ水槽など小さな生体を飼育している場合に用いられる事が多く、流木や石に巻き付けて放置するだけで住処として活用することもできます。
フレイムモス
ショップでの単価は高め、かつ売られていないショップもありますが、育てやすさに加えて凝ったレイアウトを演出したい人にはおすすめ。放っておけば勝手に成長します。
トリミングや流木や石の巻き直しの練習にも向いています。フレイムモスをねぐらとする魚やエビのお掃除姿は癒されますよ。
まとめ
水槽セットを買って始めよう
水槽、LEDライト、フィルターさえあれば水草水槽は始められる。最初は30cm前後の水槽から始めるのが一番優しい。バラで買うよりもお得なのでお勧めだ。これらに合わせて上記に紹介した水草から始めるのが無難。
長期維持の代表格はアヌビアスナナ
おすすめ水草6選で冒頭に紹介したアヌビアスナナは特に長期維持しやすく、レイアウトもしやすい。さらに、スキルアップしてレイアウトを変える際にも破棄せずに用いる事ができたりする。今育てる水草に迷っている人はぜひアヌビアスナナに手を出して欲しい。
初心者向けレイアウト集
初心者の方も真似しやすく、立ち上げ費用も抑えられた作品を以下にまとめています。主に小型水槽やボトル水槽になりますが、参考になると思いますのでぜひご覧ください。