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近年、さまざまなジャンルで「副業」が取り上げられ人々の関心度が高まっています。メダカ副業に関しても同じように楽しみと掛け合わせたお小遣い稼ぎ=副業を狙う人が増えています。
その一方で副業をしたい人を狙って「稼ぎたい人は必見!誰でも○十万稼ぐ情報はこちら(有料)」や「LINE登録した方に情報をお届け!」といった引き込み型の情報商材を売りつける手法が増えています。
メダカ副業においても「一攫千金!」「誰でも数百万!」といった謳い文句をしている人がいますが、現実的ではありません。しっかりビジネスとしてやられている方はメダカの品種改良に心血を注いでいます。
どうぞ、「誰でも簡単に」を易々と教えるサービスに引っかからないようお気をつけください。本記事ではメダカ副業を始めてみたい人向けに「何が必要なのか?」「どういう品種を育てるのが無難か?」「販売方法はどうする?」といった最低限の手引きを紹介していますのでご安心して引き続きお読みください。
基本的に生き物を売る際には「第一種動物取扱業」が必要になり環境保健所に申請をしなければなりません。しかし、めだか販売に関しては該当しないため、特に資格は必要ありません。
原則メルカリやラクマでの生物の取引は禁止されています。しかし、グリーンウォーターや水草として卵を販売しているケースが稀にあります。
生体販売と判定されればアカウント削除や停止になります。現状はイタチごっこ状態ですので決して良いことではないと常人なら理解できるはず。めだかの品種の質を落とさないためにもそのようなグレーで販売をするのはやめましょう。
めだかを販売して副業にすることを前提とするなら、雑な環境での飼育は良い個体の確保ができないためやめた方が良いでしょう。メダカを飼育する上で幅30以上の飼育ケースが3つは必要になるので、幅90cm以上のスペース確保は必要です。
また、水流やエアーなどの設定も行うとなると電源の確保なども必要になります。意外とスペースを取るので事前にどこで管理するかは把握する必要があります。
まずは飼育に慣れないと繁殖行動もせずに全滅するケースもあります。副業を始める前にきちんと育てられる知識をつける必要があります。卵の孵化から稚魚の育成も同様で、大きくなるまでに全滅してしまったりすると意味がありません。また、繁殖から成魚になるまで3ヶ月は掛かります。
売り先の確保が安定化しないと初期投資の回収はできないどころか維持費でマイナスです。ブログもそうですが、固定客や新規客が確保出来るルートルーティンを作るには時間が掛ることを前提に置いてください。
TwitterやInstagramではメダカ愛好家が多くおり、情報共有が日々されています。写真を加工して販売、見た目と異なる個体の販売など悪質な手口は直ぐに拡散し、固定客や販売ルートがみるみる減っていきます。
簡単に数万円〜数十万稼げます!サラリーマンは仕事辞めれます!などと謳った「メダカ副業の情報商材を売る副業」というのがネズミ講(マルチ商法のこと)が多数存在します。
それらしい情報(YouTubeや当記事でも得られる情報)をまとめた内容を売れる方法として有料で販売するのが手口で初心者の方が引っかかりやすいです。メダカ副業をいち早く成功させるならSNSでメダカ好きと繋がりを持ち自身で魅力発信をしたり仲間を増やした方が良いです。
メダカにもトレンドがあり、人気のある種ほど高くオスメスのペアで万超もよくある話。しかし、人気トレンドの多くは品種改良したもので言わば新品種のようなもの。初心者が最初から売ることは困難です。当初高かった品種も翌年からガタ落ちすることもあります。
大雑把に系統を分けると上記の感じです。
三色系は古くから人気があり、錦鯉のような感覚で揃える人も多く、一定の人気があります。ラメ系も同様に身体がキラキラしていて華やかさのある個体で近年人気の高い傾向にあります。ロングフィンは背ビレと尾ヒレが伸長しているメダカで、ヒレ長系は尾ヒレだけ伸長していることを指します。
変わりメダカの繁殖をしたい場合はメダカを多く取り扱っている最寄りのアクアショップやメダカ専門のネットショップから購入するのが良いでしょう。ヤフオクでは比較的安価かつ見かけないレア種もいますが、状態が悪かったり騙されるケースもあるので導入としてはおすすめしません。
繁殖を目的とする場合は普通の水槽プラケースは向いていません。ほとんどの場合外での管理になりますが、水槽もプラケースも外で管理すると劣化が早くコスパの観点や安全性に欠けます。コンテナやトロ船、たらいを利用するのがベストです。ホームセンターなどで安価に入手できます。
水質管理は人によってことなりますが、手っ取り早いのは投げ込み式フィルターか外掛けフィルターです。ぶくぶく(エアー)とフィルターがセットになっているものでも良いでしょう。
止水域を作らないようにするための水中ポンプです。ソーラー式なため、野外で電源を引けない場合でも使うことができます。
メダカの餌は数百円で売られているので適当に買ってください。メダカの稚魚は大人用の餌を食べることができないので、手っ取り早くグリーンウォーターに入れるのが良いでしょう。グリーンウォーターは植物性プランクトンが豊富にいるので、稚魚を死なせてしまう確率を大幅に下げることが狙えます。
マストな商品が産卵床です。慣れてくると自作する人もいます。最近ではセリアで産卵床と浮き輪のセットが販売されるようになり用意するのが簡単になりました。メダカが卵を産みつけたら卵用水槽に移しましょう。
メダカの繁殖を促す調整剤です。「これがないと安定しない」という方もいるほど。時々売り切れになることがあるほど需要のある商品です。メダカ副業を成功させるには必需品と言っても良いでしょう。
隠れる環境がないとストレスで調子を崩したり、繁殖を行ってくれない場合があります。浮草などの水草は水質を良くする効果もあります。
上から見ることになるので浮かべる式の水温計が良いでしょう。無くてもよいですが、事故を防ぐ、繁殖のルーティンを把握する意味ではやはり必要です。
掃除道具は主にホースやメラニンスポンジなどになります。100均で揃えれます。
水面が揺れていないと酸素が取り込まれないためあった方が良いです。特に夏場は酸欠になりやすいのでご注意を。
網やザルなどが必要です。網目の細かいものがおすすめ。
生体を販売する際に必要な入れ物になります。生体向けの強度のあるビニールはまとめ売りで非常に安く売られています。道の駅や路上で販売する場合は足場の安定するタッパが良いでしょう。
Yahoo!オークション(ヤフオク)は大きい市場になっているのでメダカを売るには適していると言えます。ただし、メダカを販売するユーザーは非常に多く、中途半端なクオリティや強気な値段設定では一切売れないこともザラ。
道の駅でメダカを売られているのを見かけたことがある方もいると思います。タッパにメダカを入れて販売委託する方法もあります。自分の起きたい道の駅に直接問い合わせをすれば、だいたい置いてくれます。
TwitterやInstagramなどのSNS媒体でアカウントを作りメダカの宣伝及び販売につなげることも狙えます。同じメダカ愛好家同士でフォローし合えば簡単に数百〜数千フォロワーに行くことは可能なのでハードルは低め。ただ、TwitterやInstagramはSNSの特性上、炎上しやすく、ちょっとのトラブルが起きればファンが減ってしまったり販売が難しくなったり諸刃の剣なところがあります。
野菜販売をしている小屋など地域の方に許可を頂いて販売できるケースもあります。自分の敷地内(私道など)であれば許可はいりません。路上販売する際は盗難などのリスクに気をつける必要があります。行動に勝手にお店を広げると苦情が来たり、施設を撤去されてしまうことがあります。
メルカリやラクマなどのフリマアプリでは生き物の取引が禁止されています。詳しくは公式サイトを参照してください。
メダカ副業はここ数年ずっと言われ続けており、下降期に入っているとも言えます。ただ、メダカをしっかり育てられるノウハウと販売ルートの確保を行えば着実に利益を得ることができます。最初は上手くいかないかもしれませんがメダカ販売による副業を始めたい方は是非挑戦してみましょう
メダカよりも伸び代はあまりないですが、コンスタントに、ライトにお小遣いを稼ぎたい方にはおすすめ。フリマアプリも活用して販売できるので何かしてみたい人は以下の記事も読んでみてください。
メダカは素人による生体販売になります。昨今では原種めだかの出品がヤフオクで禁止になり、一般的な目線から見てメダカの副業が終わったと思われている方もいます。(実際には改良メダカは原種ではないのでセーフ)
そういった副業に参入しようと考えているユーザーも顧客層の一つと考えることができるのでメダカ副業が下火になるほど盛り上がらなくなってしまうのも稼げなくなる要因の一つと言えます。
また、昨今ではコロナ渦が終息に向かっていることで「おうち時間」がなくなり、外へ出るようになっています。当ブログもアクアリウム需要が伸びた2019年〜2022年初旬まではアクセスが急上昇していましたが、2022年後半からはレジャージャンルの伸びによってアクセスも落ちています。(当サイトは月間20万PVメディアです)
波はあるとは思いますが、年々アクアリウム(メダカも含む)需要が縮小していっていることも考慮した方が良いでしょう。メダカ副業は今や新参は難しいコンテンツと言っても過言ではありません。