この記事ではメダカ副業を始めたい方向けに必要な道具や販売ルート、種類などを紹介しています。メダカ副業を失敗しないためにも参考にご覧ください。
メダカ副業をする前に注意すること
生き物を売る資格は必要?
基本的に生き物を売る際には「第一種動物取扱業」が必要になり環境保健所に申請をしなければなりません。しかし、めだか販売に関しては該当しないため、特に資格は必要ありません。
飼育スペースの確保が必要
めだかを販売して副業にすることを前提とするなら、雑な環境での飼育は良い個体の確保ができないためやめた方が良いでしょう。
飼育する上で幅30以上の飼育ケースが3つは必要になるので、幅90cm以上のスペース確保は必要です。また、水流やエアーなどの設定も行うとなると電源の確保なども必要になります。意外とスペースを取るので事前にどこで管理するかは把握する必要があります。
収益化までが長い
- 飼育→繁殖行動
- 卵の孵化
- 稚魚の飼育
- 売り先の確保
まずは飼育に慣れないと繁殖行動もせずに全滅するケースもあります。副業を始める前にきちんと育てられる知識をつける必要があります。卵の孵化から稚魚の育成も同様で、大きくなるまでに全滅してしまったりすると意味がありません。また、繁殖から成魚になるまで3ヶ月は掛かります。
売り先の確保が安定化しないと初期投資の回収はできないどころか維持費でマイナスです。ブログもそうですが、固定客や新規客が確保出来るルートルーティンを作るには時間が掛ることを前提に置いてください。
悪質なメダカ販売は直ぐに干される
TwitterやInstagramではメダカ愛好家が多くおり、情報共有が日々されています。写真を加工して販売、見た目と異なる個体の販売など悪質な手口は直ぐに拡散し、固定客や販売ルートがみるみる減っていきます。
売れるメダカの種類/品種は?
トレンドによって価格が変わる
メダカにもトレンドがあり、人気のある種ほど高くオスメスのペアで万超もよくある話。しかし、人気トレンドの多くは品種改良したもので言わば新品種のようなもの。初心者が最初から売ることは困難です。当初高かった品種も翌年からガタ落ちすることもあります。
無難な人気種の販売が良い
- 錦めだか(三色系)
- ラメメダカ(ラメ系)
- ロングフィン系
- ヒレ長系
大雑把に系統を分けると上記の感じです。
三色系は古くから人気があり、錦鯉のような感覚で揃える人も多く、一定の人気があります。ラメ系も同様に身体がキラキラしていて華やかさのある個体で近年人気の高い傾向にあります。ロングフィンは背ビレと尾ヒレが伸長しているメダカで、ヒレ長系は尾ヒレだけ伸長していることを指します。
メダカ副業の必要な道具
親となるメダカ
変わりメダカの繁殖をしたい場合はメダカを多く取り扱っている最寄りのアクアショップやメダカ専門のネットショップから購入するのが良いでしょう。ヤフオクでは比較的安価かつ見かけないレア種もいますが、状態が悪かったり騙されるケースもあるので導入としてはおすすめしません。
飼育用水槽(ケース)
繁殖を目的とする場合は普通の水槽プラケースは向いていません。ほとんどの場合外での管理になりますが、水槽もプラケースも外で管理すると劣化が早くコスパの観点や安全性に欠けます。コンテナやトロ船、たらいを利用するのがベストです。ホームセンターなどで安価に入手できます。
耐久性が高い
外で管理できる
設備もつけることが出来る
フィルター
水質管理は人によってことなりますが、手っ取り早いのは投げ込み式フィルターか外掛けフィルターです。ぶくぶく(エアー)とフィルターがセットになっているものでも良いでしょう。
めだかの餌/グリーンウォーター
メダカの餌は数百円で売られているので適応に買ってください。メダカの稚魚は大人用の餌を食べることができないので、手っ取り早くグリーンウォーターに入れるのが良いでしょう。グリーンウォーターは植物性プランクトンが豊富にいるので、稚魚を死なせてしまう確率を大幅に下げることが狙えます。
産卵床
マストな商品が産卵床です。慣れてくると自作する人もいます。メダカが卵を産みつけたら卵用水槽に移しましょう。
産卵繁殖用水つくり(調整剤)
メダカの繁殖を促す調整剤です。「これがないと安定しない」という方もいるほど。時々売り切れになることがあるほど需要のある商品。
浮草などの隠れ家
隠れる環境がないとストレスで調子を崩したり、繁殖を行ってくれない場合があります。浮草などの水草は水質を良くする効果もあります。
水温計
上から見ることになるので浮かべる式の水温計が良いでしょう。無くてもよいですが、事故を防ぐ、繁殖のルーティンを把握する意味ではやはり必要です。
掃除道具
掃除道具は主にホースやメラニンスポンジなどになります。100均で揃えれます。
エアーレーション
水面が揺れていないと酸素が取り込まれないためあった方が良いです。特に夏場は酸欠になりやすいのでご注意を。
網などの掬う道具
網やザルなどが必要です。網目の細かいものがおすすめ。
パックやビニール
生体を販売する際に必要な入れ物になります。生体向けの強度のあるビニールはまとめ売りで非常に安く売られています。道の駅や路上で販売する場合は足場の安定するタッパが良いでしょう。
メダカを販売するルート(売れるルート)
ヤフオクで販売
Yahoo!オークション(ヤフオク)は大きい市場になっているのでメダカを売るには適していると言えます。ただし、メダカを販売するユーザーは非常に多く、中途半端なクオリティや強気な値段設定では一切売れないこともザラ。
道の駅で販売
道の駅でメダカを売られているのを見かけたことがある方もいると思います。タッパにメダカを入れて販売委託する方法もあります。自分の起きたい道の駅に直接問い合わせをすれば、だいたい置いてくれます。
路上で販売
野菜販売をしている小屋など地域の方に許可を頂いて販売できるケースもあります。自分の敷地内(私道など)であれば許可はいりません。路上販売する際は盗難などのリスクに気をつける必要があります。行動に勝手にお店を広げると苦情が来たり、施設を撤去されてしまうことがあります。
メダカ副業まとめ
メルカリ/ラクマの出店は禁止
メルカリやラクマなどのフリマアプリでは生き物の取引が禁止されています。詳しくは公式サイトを参照してください。
メダカをしっかり育てる体勢を築こう
メダカ副業はここ数年ずっと言われ続けており、下降期に入っているとも言えます。ただ、メダカをしっかり育てられるノウハウと販売ルートの確保を行えば着実に利益を得ることができます。最初は上手くいかないかもしれませんがメダカ販売による副業を始めたい方は是非挑戦してみましょう!
【関連】水草でも副業ができます!
メダカよりも伸び代はあまりないですが、コンスタントに、ライトにお小遣いを稼ぎたい方にはおすすめ。フリマアプリも活用して販売できるので何かしてみたい人は以下の記事も読んでみてください。
