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サンゴ苔(カワモズク)の発生原因と対策、除去の仕方を考える

サンゴ苔の発生原因と除去

この記事ではサンゴ苔/珊瑚苔(カワモズク)がなぜ発生するのか?発生しやすい環境は何なのか?を独自の視点で書いています。また、サンゴ苔を除去するために行った試作の中から効果的だった方法もまとめているので参考にご覧下さい。本記事で書かれていることが100%正答ではないので自身の環境の事象と照らし合わせながら除去や対策の参考にしてご覧いただけると幸いです。

目次

サンゴ苔(カワモズク)とは?特徴を知ろう

サンゴ苔(カワモズク)の特徴

サンゴ苔

サンゴ苔はアオミドロのように糸状でヒゲ苔のように塊のように発生するのが特徴です。フィルターや水草、石など場所を選ばず強力に付着する厄介な苔。ガラス面にはつかないという一面もあります。

モズクの仲間

サンゴ苔
よく見ると句切れが見える
サンゴ苔
繊維がよく見える

サンゴ苔は調べていくとどうやら淡水もずくの仲間のようです。カワモズク属のアオカワモズク、イシカワモズクと非常に酷似しています。

きちんと「ぬめり」もある

水槽内に発生するサンゴ苔もモズクのほぼほぼ仲間だと考えられるので、ヌメリがきちんとあります。放置しすぎたことによりサンゴ苔の塊が出来上がるとその苔玉はヌメっとして気持ち悪いです。

ヒゲ苔との違い

髭苔との違い

上記の写真を見るようにヒゲ苔は局所的にふさふさと髭のように付着し、ピンセットでも取り除きやすいのが特徴的。サイアミーズフライングフォックスに食べさせたり、オキシドールを直接噴射して撲滅させるなど対処はイージー。

アオミドロとの違い

アオミドロとの違い

水草に絡みついたアオミドロとサンゴ苔は一見とても似ていますが、アオミドロは歯ブラシや手でするすると取れてしまいます。一方のサンゴ苔は根元がピッタリ付着しているので簡単には取れません。

アオミドロは物理除去しやすく、エビも食べてくれるのでこちらも対処しやすいといえばしやすいです。

サンゴ苔(カワモズク)の発生原因は?

硬度が高い環境で発生しやすい?

よく硬度が高いと発生しやすいと言われますよね。水質についてなんとなくでも詳細を知らないと硬度(GH)なのか炭酸塩硬度(KH)なのか困惑するかもしれません。

GHは総硬度(カルシウムとマグネシウムの総量)を意味しており、水が硬いか柔らかいかって感じの目安です。硬度が高い水ほどKHはやや高めになりPHも高くなる傾向にあります。(石組水槽でPHが高めに出ちゃう事象がまさにそれ)

サンゴ苔はGHが高めに出る水槽で出現するのか?についてちょっと調べて見ました。

それぞれの水槽を比較

筆者の利用する水道水はPH7、KH2、GH4となっており、今回比較する水槽は

  1. サンゴ苔が大量発生
  2. サンゴ苔が割と出始めた
  3. サンゴ苔がちょっと出ている
  4. サンゴなし

といった具合でどこでサンゴ苔の起点となっているのか確認できないか水質比較をしてみました。

龍王石などの水槽は出やすい

気孔石や溶岩石、渓石などを使ってきましたが、体感的にも龍王石、青華石といった石を使用した水槽内にサンゴ苔は多々発生しています。

硬度の高い水槽
No1.水槽
1サンゴ苔が大量発生
PH9.0KH4GH8

上記の水槽はサンゴ苔ファームとなっている状態。水質はGH8、KH4という結果でかなり高い硬度を誇っており、発生するのも納得できます。

GH4以上に上がるとサンゴ苔が発生か

45cm水槽レイアウト
No2.水槽
サンゴ苔
サンゴ苔
2サンゴ苔が割と出始めた
PH7.0KH3GH4

GH3〜4を維持している水槽はサンゴ苔の発生が見られませんでしたが、石組レイアウトゆえにGHが4以上に上昇したと考えられる水槽ではサンゴ苔の発生が見られました。(水流やその他要因もあるかも知れませんが、前置きとして硬度に注目しています。)

この差を見るとGH4以上になるとサンゴ苔が誕生しやすい環境になるのでは?と考えることができます。(4.?という細かなボーダーまでは突き止められていません)

サンゴ苔が出始めた水槽は水槽換水頻度を上げ、ゼオライトを投入してGHの持続的な低下を計ったところ、生体による駆除も含めて徐々に減っていきました。

GH4以下で安定で発生しない?

水草水槽
No3.水槽
水草水槽
No4.水槽
3・4サンゴ苔がほとんど出ない
PH7.0
右7.0
KH左2
右2
GH左3
右4

先述したようにGH4以下を維持し続ける環境下ではサンゴ苔は見られません。小さい水槽(図:No3)では多少硬度上昇が見られたのか、小さなサンゴ苔が微量に発生。ピンセットで取り除き水換えを行ったことで増殖を防ぐことができました。

サンゴ苔(カワモズク)除去で効果があった駆除方法

サンゴ苔の除去を効果的に行うにはどうすればよいのか、水換えと手で取るにも限界があるあると感じたためいくつかの方法で試して見たので紹介していきます。

効果のあるサンゴ苔除去

  • 手でとる
  • 水換え
  • オキシドールを入れる
  • APTを入れる
  • ゼオライトを入れる

効果が見込めたのは上記の5つになります。「手で取り、水換えを行う」については図2の水槽で効果を実感しています。

オキシドールは有効なのか?検証してみた

単純にサンゴ苔にオキシドールを添加し朽ち果てるのか?をサンゴ苔を別容器に移して検証してみました。添加したオキシドールは0.25mlです。容器が小さいのでしっかり充満しますが、大きめの水槽の場合は直接噴射となるでしょう。

オキシドール1日目
イキイキのサンゴ苔
オキシドール2日目
ライトで薄く見えるだけ

本来の活用としては1Lに対して0.25mlくらいがちょうど良い塩梅ですが、今回はより細かく測れるシリンジがなかったのでちょっと効能が強すぎるかもしれません。

6日目でほぼ死滅状態に

オキシドール6日目
かなり色が薄くなった
オキシドール7日目
ほぼ透明で死滅

オキシドールを添加し続け6日目に大きな変化が現れ始めました。キツめの緑色であったサンゴ苔が脱色し始めたのです。ようやく息絶えたと言って良いでしょう。とりあえず効果はあるようです。

APTは有効なのか?検証してみた

APTとは水草や生体に無害とされ販売されているコケ除去薬品です。(実際無害ではないので使用は自己責任の元行ってください。)

APTもオキシドールと能力値はほぼ変わらないと考えていますが、実際のところサンゴ苔にどのように効き目があるか同じように添加を続けてみました。こちらも0.25mlの添加となります。

APT1日目
APT2日目

オキシドールと効果はほぼ同等

APT6日目
APT7日目

オキシドールと同じように6日目からサンゴ苔の脱色が始まりました。ほぼ同レベルと捉えて良いでしょう。ただ、脱色するだけなので完全消滅はできません。消滅させるためには生体を入れて食べてもらうしかありません。

サンゴ苔を食べるエビ

ちなみに白くなったサンゴ苔はチェリーシュリンプレベルでも食べてくれるようです。

ゼオライトを入れる

ゼオライト

硬度を下げる目的でゼオライトを投入。そのまま投げ込みです。フィルターの中に入れるのが普通ですが、まずはサンゴ苔が消滅に影響するかを見たいので丸投げとなっています。

合わせてシルバーフライングフォックスを追加

シルバーフライングフォックス

ゼオライトの投入と合わえて割となんでも食べるとされるシルバーフライングフォックスを投入してみました。

結論は徐々に減っていく効果あり

ゼオライトによる硬度下降はGH3まで確認することが出来ました。冒頭で仮説を立てたGH4以上で増殖という点においてはクリアしている状態です。

そこに加えてのシルバーフライングフォックス。こちらは1匹で対応していますが、徐々にサンゴ苔の減少が見られました。食べるんですね〜。ありがたい。

サンゴ苔(カワモズク)除去の方法考察と検証まとめ

今回のコラム内容をまとめると…

  1. サンゴ苔は淡水モズクの仲間
  2. GH4以上で発生と増殖をしやすい
  3. GHを落とすことで除去がしやすくなる
  4. オキシドールは有効
  5. APTは有効
  6. APTで1週間狙い撃ちし後のサンゴ苔はエビも食べる
  7. シルバーフライングフォックスも食べる

といった具合でGHの上昇を気をつけることが対策と言えるのかもしれません。発生後もすぐに手でとり、GHの見直し、もしくは下降するように調整することで増殖を防げると言っても良いのかなと思います。

オキシドールやAPTも毎日添加し続けるのも良いですが、一部水草にダメージがあります。使用する際はかなり慎重になるべきでしょう。

サンゴ苔(カワモズク)除去の仕方まとめ

結局のところゼオライトなどでGHの低下を促し、頻度を週1から2〜3に変えるほどの換水、さらにシルバーフライングフォックスによる除去を狙うというのが鉄板になりそうです。また別の方法が思いついたら検証してみたいと思います。(サンゴ苔ファームは健在なので)

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この記事を書いた人

アクアリウムが大好きなコンテンツディレクター。アクアリウム歴10年以上。WEB制作会社でSEOライターやディレクションなどをしている人。アクアリストを繋ぐメディアを作りたいと躍起になっている。

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