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水槽フィルターの種類を金魚/メダカ/水草別におすすめを解説

水槽フィルターの種類と特徴
目次

水槽フィルターの種類と特徴

水槽に使われるフィルターは数多くありますが、王道として使用されるフィルター5種について今回は紹介していきます。フィルターは水槽の種類によって相性があります。初心者の方は、まずは最も流通している外掛けフィルターと外部式フィルターの違いを認識するのが一番でしょう。

外掛けフィルター

ミニフィットフィルターMF

水槽のフレームに引っ掛けるだけで簡単に設置出来るフィルターです。水槽セットに含まれていることが多く、価格も低いため、一番普及しているタイプです。30cmクラスの水槽では、十分なろ過能力を持っているため、初心者の方にオススメのフィルターと言えます。

大体、活性マットを交換するタイプやろ材を入れるタイプの2種類に分かれます。活性マットはケチると濾過能力が落ちますので、必ず交換目安の時期を守りましょう。

向いている水槽と向いてない水槽

水量30L以下におすすめ

水量が30L以下であれば外掛けフィルターでも十分に濾過することができ、きれいな水質環境を維持することができます。

外掛けフィルターは小型だけでなく大型のものまであるので、30L程度の水槽(30cmキューブ水槽)でも十分に使用できます。

水量30L以上は外部フィルター

水量が30L以上になると外掛けフィルターでも濾過能力が追いついて来なくなります。また、外掛けフィルターが大きすぎると水流が強くなりますが、外掛けフィルターの水流の向きはコントロールが難しいため、水槽の一部が硬いコケが生えやすくなるといったことになりかねません。

水量が30L以上の水槽は水槽の横幅も大きいことがほとんどであるため、外部フィルターにして、濾過性能を確保しつつ、水流パイプによって水流の向きや強さをコントロールする方が良い環境を作りやすいです。

水草水槽に向いているのか?

外部式フィルターは、組み上げた水や水面を揺らすことが多いことから水中内のco2が外に逃げやすい環境を作ってしまいます。

このことから一部のユーザーは水草水槽には不向きとも言われています。

しかし、実際に外掛けフィルターで水草水槽を立ち上げて、co2効率が落ちて水草が育たないというケースに当たったことがありません。

当サイトでは外掛けフィルターにしたところで水草育成に必要なco2効率を落とすことはないと判断しています。むしろ、水草水槽の管理をしやすくなるので、小型水槽ほど外掛けフィルターがおすすめと言っても過言ではありません。

以下の水草水槽は外掛けフィルターで作成と管理がされているものです。

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外部式水槽フィルター

エーハイム2213との違い

水草水槽に一番おすすめ

外部式フィルターはフィルターを水槽の外に設置するタイプです。外掛けでないため、水面が揺らすこともありません。co2を逃さないので、水草水槽におすすめです。

しかし、生体のみの水槽の場合は、エアレーションをしないと酸欠する恐れがあります。特に体調が15cmを超えて食欲旺盛の魚を飼うときはエアレーションしないと高確率で酸欠によって弱ります。

水中モーターなしは見栄えも良い

フィルターに水を送る水中モーターが水槽の外にあることで水槽内を広く使うことが出来ます。

ただし、濾過槽にモーターがついていない外部フィルターは水中モーターを使用して水を吸水する仕組みなため、水槽内を圧迫してしまうことがあります。

テトラバリューAXパワーフィルターVAX-60
水中モーター式

主に45cm水槽以下での使用目的としている小型の外部フィルターは水中モーター式になっています。

投げ込み式フィルター

エアーリフト(ぶくぶく)式

小型水槽セットに導入されていることが多いフィルターです。金魚や川魚を初めて飼った時などによく使われるアレです。空気を水面へ送り込む循環を利用してゴミを取っていきます。濾過能力は低いので、生体が少ない場合以外ではあまりおすすめできません。

こちらは外付けフィルターや外部フィルターと併用して使うと非常に効果的です。エアーリフト式はバクテリアを繁殖させる手段としての活用がおすすめ。

水中モーター式

水中に本体を丸ごと入れて電源を入れれば完了です。濾過能力が高い上に、水上も水中も両方で使えるので、どんな水槽にも向いています。コーナーに設置する方法もありますが、そのまま水槽に投げ込んで使用する人もいます。

床底フィルターを併用することもできるので、現状不要になったとしても今後また活路が見出せるかもしれません。用途が多いフィルターなので、初心者アクアリストの導入にもおすすめできます。物によっては60cm水槽もカバーできるものもあります。

底面式フィルター

ソイルや砂利、砂など「底床」をフィルターとして使うタイプです。水槽の床全体がフィルターの役目を持つため、高い濾過能力を発揮できます。生体水槽用として広く使われており、アクアショップのほとんど水槽では底面式が採用されています。

後付けができないが導入費は安価

水槽を立ち上げる時に設置しなければならないため、後から導入ができないフィルターです。しかし、フィルター自体の価格は安いもので500円程度なので、生体のみの水槽には特におすすめです。

水草水槽にはおすすめしない?

水草水槽ではソイルがフィルター代わりになるため、栄養が水槽内に充満してしまうリスクがあります。水槽内に栄養が過剰に舞ってしまうとコケが生えやすくなる事はもちろん、コケの除去が難しくなります。

水草水槽などのレイアウトに重点を置いた水槽には濾過能力としてでなく、水槽内に滝を演出するなどの遊び要素として取り入れる場合もあります。

上部フィルター

金魚や大きめの魚の飼育に適しているフィルターです。

上部フィルターはろ材を多く入れることができるため、濾過性能が非常に高いことに加えて、ろ材の入れ替えや掃除がしやすいメリットがあります。

ポリプテルスやアロワナといった水を汚しやすい魚の飼育には、外部フィルターや投げ込み式よりも上部フィルターの方が優れています。

水草水槽には向かない

外付けフィルターと同じように水が外気に触れる時間が長いので、二酸化炭素を逃したくない水草水槽には不向きです。また、上部式はLED照明の設置場所を奪ってしまうだけでなく、その下の水草に光が届きづらくなるデメリットがあります。

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