「これから水草を育てたいけど、できるだけ楽な種類が良い」そんな方に導入としておすすめする水草を紹介していきます。CO2や高品質LEDライトがなくても育つ水草をピックアップしています。超初心者向け記事です。
初心者が育てやすい水草の基準
基準1:二酸化炭素が必要ない
▲CO2はエアーとは違うストーンを使う
水草絨毯や言葉では表現できないネイチャーアクアリウムの奥深さに魅了され、水草を育ててみたいと思う人も少なくはないでしょう。ですが、それらの芸術レイアウトを作り上げるにはほぼ100%、二酸化炭素(CO2)の添加が必要となります。
いきなりCO2を添加するための道具を導入するのはハードルが高いので、今回はCO2が必要なく、かつレイアウトとして水草を入れても成立する品種をピックアップしていきます。

基準2:光量がシビアでない
水草を綺麗に育てるには光量が重要な要素となります。赤い水草などは高光量が必要になるため、機材もそれなりのものを準備しなくてはいけません。始めからLEDライトは2つ買いましょうというのはハードルが高いので基準1と合わせて必要な光量がシビアでないものをピックアップします。


初心者が育てやすい水草6選
アヌビアスナナ
初心者〜上級者までレイアウトに使われる超ポピュラーな水草。割と大きく30cm以下の水槽やボトリウムでスタートする方はアヌビアスナナのみでレイアウトが完成することもできます。

フレイムモス
ショップでの単価は高め、かつ売られていないショップもありますが、育てやすさに加えて凝ったレイアウトを演出したい人にはおすすめ。放っておけば勝手に成長します。
トリミングや流木や石の巻き直しの練習にも向いています。フレイムモスをねぐらとする魚やエビのお掃除姿は癒されますよ。

オーストラリアンクローバー/ノチドメ
オーストラリアンクローバーはしっかり植え込まないと浮いてしまうので注意。初期セットであれば充分成長しますし、CO2なしでも簡単に枯れることはありません。気泡をつけた葉は愛らしいですよ。
お店ではオーストラリアンクローバー、オーストラリアンヒドロコティレ、オークロ、ノチドメなど様々な名称で売られていますが、基本的にどれも一緒です。

アナカリス/オオカナダモ
金魚やメダカを飼育する水槽に使われることが多い水草。水景レイアウトにはほとんど使われませんが、水草をとりあえず育ててみたい方にはおすすめ。非常にタフな水草なため、最悪、部屋の明かりだけでも維持することも可能。
カボンバ
アナカリスと同じように金魚やメダカを飼育する水槽に入れられることが多い水草。丈夫で光量や二酸化炭素が過度に必要ないことから維持をしやすい優しい水草です。
床底は砂利でも問題ありません。溶岩石など黒い石と組み合わせてレイアウトをすると和を演出することができますよ。
ウィローモス/南米ウィローモス
ウィローモスは流木や石に巻きつければ自在なレイアウトを展開できます。水質にとっては枯れてしまうこともありますが、ウィローモスを順調に育てられるようになれば脱初心者と言っても良いでしょう。
水草の育て方のノウハウ、活着方法、トリミングの仕方、巻き直しなど全ての基本がウィローモス育成に詰まっていると言っても過言ではありません。
ウィローモスと南米ウィローモスの違い
ウィローモスは直線上に葉を展開していきますが、南米ウィローモスは葉を三角形に展開していきます。流木や石の形状をできるだけ活かしたい人はウィローモス。生い茂っている姿を演出したい方は南米ウィローモスを選ぶのが良いでしょう。
まとめ
水槽セットを買って始めよう
水槽、LEDライト、フィルターさえあれば水草水槽は始められる。最初は30cm前後の水槽から始めるのが一番優しい。バラで買うよりもお得なのでお勧めだ。これらに合わせて上記に紹介した水草から始めるのが無難。
長期維持の代表格はアヌビアスナナ
おすすめ水草6選で冒頭に紹介したアヌビアスナナは特に長期維持しやすく、レイアウトもしやすい。さらに、スキルアップしてレイアウトを変える際にも破棄せずに用いる事ができたりする。今育てる水草に迷っている人はぜひアヌビアスナナに手を出して欲しい。



