


ルドウィジア オバリスは和名をミズユキノシタとも言い、日本にも分布する赤系の水草です。水中化も水上化もしやすく色合いも綺麗な水草なのでレイアウトの使用やストックが容易なのが特徴。この記事ではルドウィジアオバリスの育て方やレイアウトの仕方、トリミングなど管理方法などをまとめています。
ルドウィジア オバリスの情報 | |
---|---|
分類 | アカバナ科 チョウジタデ属 |
学名 | Ludwigia ovalis |
類似水草 | ルドウィジアレペンスルビン |
別名 | ミズユキノシタ |
葉の大きさ | 葉長1~3cm 葉幅1~2cm |
育成難易度 | |
成長速度 | 早い |
レイアウト配置 | 中景 |
温度 | 20〜26度 |
水質 | 5.5〜7.0 |
硬度 | 0〜3 |
TDS | 80~110 |
二酸化炭素(CO2) | なくても育つ |
光量/照明 | 高い光量が必要 |
増やし方 | 枝分かれ ピンチカット 差し戻し |
参考価格 | Yahoo! 1本あたり128円〜 |
Amazon 1本あたり127円〜 | |
楽天市場 1本あたり176円〜 |
ルドウィジアオバリスは和名をミズユキノシタと言います。日本と朝鮮半島に分布しており、日本では四国、九州地方に生えています。ほとんどが水辺に生え、水の中でも育ちます。
北アメリカ東部でレッドルドウィジアの名称で売られているアメリカミズユキノシタも存在します。日本では外来種と指定されており、近年では神奈川県などでも発見されています。日本の市場でもルドウィジア・レペンスとして出回っています。
ルドヴィジア・オバリスは真っ赤に染まるタイプの水草ではありません。色幅はグリーンからピンク色の間で染まっていくタイプでレイアウトに単純な赤色を入れたくない場合にマッチしやすいです。緑や赤を発色する水草の中間に植えると良いバランスが取れます。
ルドウィジア・オバリスは水上葉で売られている事がほとんどですが、水中化は非常に簡単。葉が急激に溶けることなく徐々に水中に馴染んでいき、赤よりの色に変わっていきます。
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
---|---|---|
30cm | 300~500lm | 588~1,176lm |
45cm | 750~1,000lm | 1,500~2,000lm |
60cm | 1,000~2,000lm | 2,550~3,000lm |
ルドウィジアオバリスは赤系の水草であるため、光量が高い方が綺麗な色を発揮します。暗すぎると緑〜黄緑程度にしかならず、本来の美しさとは違ってきてしまいます。また、成長速度の違いも出てきます。
品質 | ライト名 | 規格別 詳細 | |||
---|---|---|---|---|---|
![]() | 水作ライトアップ | ![]() | ![]() | ![]() | |
ルーメン | 588〜936lm | ||||
![]() | GEXクリアLEDパワーⅢ | ![]() | ![]() | ![]() | |
ルーメン | 500~1000lm | ||||
![]() | アクロ TRIANGLE LED GROW | ![]() | ![]() | ![]() | |
ルーメン | 1000~3000lm | ||||
![]() | Chihiros wrgb2 | ![]() | ![]() | ![]() | |
ルーメン | 2300~4500lm |
CO2がある方が成長は促進されるため、水上葉なら比較的早く水中化が期待できます。また、二酸化炭素添加時の方が発色がよく、より赤みが増して綺麗に見えます。CO2なしでも一応育ちますが、ぎりぎりピンク色といった色合いでそこまで綺麗に見せることができません。
ルドウィジアオバリスは低pHを好むので、大磯砂よりもソイルで育てる方がおすすめです。肥料は固形肥料の方がコントロールはしやすいですが、色合いを見て液肥で鉄分やカリウムの追加を行うと良いでしょう。
ルドウィジアオバリスは挿し戻しによって増やすことができます。トリミングした部位(本来なら破棄する草)をそのままソイルに植えることを差し戻しと言います。茎だけで枯れないの?と思うかもしれませんが、挿した部分から根が出てくるので、ほとんどの有茎草は挿し戻しで増やすことができます。そのほかはピンチカットも有効です。
単純なトリミングを指します。ルドウィジアオバリスを含む有茎草は切った部分から枝分かれのように増えていきます。その性質を利用してカットして増やすことをピンチカットと呼びます。
ルドウィジアオバリスは初心者でも育てやすく赤い水草の入門として非常におすすめです。ピンクっぽい色合いにしかならないことがほとんどなので、真紅のように赤い水草が欲しい場合は、ルドウィジアsp.スーパーレッドを選ぶと良いでしょう。スーパーレッドに関しては以下の記事を参考にご覧ください。