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水中で花を咲かせる水草5選と花の姿・咲かす条件・仕組み

水中で花を咲かせる水草5選と花の姿・咲かす条件・仕組み

水中で綺麗な姿を魅せる水草がさらに花を咲かせる姿は神秘的です。しかし、水上で花を咲かせる水草は多いですが、水中で花を咲かせる水草は少ないです。

この記事では水中で花を咲かせる品種と花の特徴を紹介していきます。ここで挙げる水草が全てではありませんが、水槽の中で花を咲かせる姿を見てみたい人は参考にご覧ください。

目次

水中で花を咲かせる水草5選と特徴

アヌビアスナナの特徴

アヌビアスナナは、アクアリウム初心者から上級者までレイアウトに用いられる人気の水草です。

サトイモ科なので、仏炎苞という形の花を咲かせます。咲いた姿は同じサトイモ科であるアンスリウムにそっくりです。花の色は白い色をしていて新鮮な水と光量がある水槽でよく咲かせます。

アヌビアスナナの花
左はアヌビアスナナ、右はアンスリウム

ただし、アヌビアスナナにも種類がいくつかあり、咲く頻度は条件はそれぞれ違う印象があり、花を咲かせることを約束できるものではありません。

ブセファランドラの特徴

ブセファランドラは、様々な種類が流通していて品種によって花が咲く条件が違います。中には全く花を咲かせてくれないものもあります。

ブセの花(仏炎苞)

ブセファランドラの花は品種によって違いがあり、真っ白な花や薄いピンク色の花を咲かせるものなど様々です。ブセファランドラは水中でも花を咲かせますが、陸上でも花を咲かせることができます。

パルダリウムやアクアテラリウムでもブセファランドラは非常に人気があり、条件さえ整えば陸上で比較的簡単に花を見ることができます。

ただし、蕾をつけた時点で栄養が蕾に行ってしまうため株が元気に育たなくなるケースがあるので、ブセファランドラ自体を愛でたい人は茎からトリミングすることをおすすめします。

ウォーターマッシュルームの特徴

ウォーターマッシュルームはビオトープで用いられる場合、ウォーターコインと呼ばれることが多いです。ウォーターマッシュルームも充分な栄養を蓄えて肥大化していくと黄緑色の細かな花を咲かせるようになります。

ウォーターマッシュルームは水中だけでなく、水上に顔を出して花を咲かせることもあり、場所は問いません。ビオトープでは積極的に水上に茎を伸ばして開花します。

開花した花は緑色〜白色をしていて、崩れやすく花粉によって水が汚れやすいので、早めにトリミングした方が良いです。

レッドミリオフィラムの特徴

レッドミリオフィラムはオレンジ色から赤色にかけて発色する細かな葉を持った水草です。ぱっと見はロタラワリッキー(リスのしっぽ)や赤色のガボンバのように見える水草です。

レッドミリオフィラムの花

レッドミリオフィラムは赤い茎に小さな綿のような花を咲かせます。水中から水上にかけて茎を伸ばして花を咲かすので水面もしくは水上で咲かすことがほとんどです。

レースプラントの特徴

レースプラントは網目のような葉が特徴的な水草で、高価な品種です。レースプラントの花は白色や紫色、ピンク色などがあります。

レースプラントの花

レースプラントは適度な水換えで水質を綺麗に保ち、水温を20度〜24度に保つことで花を咲かせる確率が上がります。

ただし、レースプラントは花を咲かせたあとは休眠期に入って葉を落とすことがあるので、受粉させて株を増やしたい目的がない限りは蕾は取ってしまった方が良いです。

なぜ水中で花が咲くのか?

水流に頼って受粉させるため

陸上の植物は昆虫の介入や風によって花粉を飛ばし、受粉することで繁殖していきますが、水中で花を咲かせる特定の水草は花粉を水流で飛ばして繁栄していきます。

水草が花を咲かせて花粉を飛ばして繁殖する水草は水媒花と呼ばれています。

水中で花を咲かせる水草は少ない

水中で花を咲かせる水草はそんなに多くありません。

しかし、水中で花を咲かなくても水上化することで花を開くことがあります。例えば、ウォーターローンは青く小さな花を咲かせ、水中では茶褐色になるアラグアイアレッドシャープハイグロは黄色い花を咲かせます。

ビオトープに水草を植えることでさまざまな種類の花を見ることもできます。

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