ミクロソリウムspトライデントの育て方|活着方法と育て方
ミクロソリウムspトライデントは三叉槍のような形もあれば、七支刀のような長さに変化をつけて伸張する葉を展開する特徴のある水草です。ミクロソリウムナローリーフのように細長い葉で、ナローリーフのように直線的でなく、変化をつけたい場合に好まれる傾向にあるように思えます。
この記事ではミクロソリウムspトライデントの育てる上で必要な光量や条件、使用レイアウト、活着の仕方などを紹介しています。参考にご覧ください。
ミクロソリウムspトライデントはどんな水草?
ミクロソリウムspトライデントの情報 | |
---|---|
分類 | ウラボシ科 ヌカボシクリハラン属 |
学名 | Microsorium trident |
類似水草 | ミクロソリウムナローリーフ ボルビティスヒュディロティ |
別名 | – |
葉の大きさ | 葉幅1~2cm |
育成難易度 | |
成長速度 | 遅め |
レイアウト配置 | 中景 |
温度 | 22〜26度 |
水質 | 6.5〜7.5 |
硬度 | 1〜3 |
二酸化炭素(CO2) | あった方が良い |
光量/照明 | LED1個分でもOK |
増やし方 | 株分け |
参考価格 | Yahoo! 1ポット910円〜 |
Amazon 1ポット1,250円〜 | |
楽天市場 1ポット960円〜 |
1枚の葉から分かれる姿が特徴的
ミクロソリウムspトライデントはぱっと見ミクロソリウムspナローリーフに似て細身で長さのある葉をしています。ですが、よく見ると1枚の葉が枝分かれするようになっているのが分かります。
成長度合いによって見え方に変化があり、小〜中株はボルビティスヒュディロティのような姿にも見えます。ただ、やはりミクロソリウムの一種で葉自体に透明感はありません。色合いも大きく異なるので代替として使う場合、雰囲気がかなり変わってくることを考慮した方が良いです。
ミクロソリウムspトライデントの育て方
ミクロソリウムspトライデントに必要な光量
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
---|---|---|
30cm | 300~500lm | 588~1,176lm |
45cm | 750~1,000lm | 1,500~2,000lm |
60cm | 1,000~2,000lm | 2,550~3,000lm |
主な基準参考商品:リーフグロー、suisaku300~、KOTOBUKIツイン、GEXパワーⅢ、アクロtriangle
ミクロソリウムspトライデントは陰性水草なので光量はまぁまぁ育つレベルからでも育てることができます。(低スペックのLED一個分)
LEDを2つ、もしくは高品質LEDライトで高い光量を維持することで光合成を活発化させて増やすことも狙えますが、コケがついてしまうと除去が難しくなります。
おすすめのLEDライト
品質 | ライト名 | 規格別 詳細 | |||
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水作ライトアップ | |||||
ルーメン | 588〜936lm | ||||
GEXクリアLEDパワーⅢ | |||||
ルーメン | 500~1000lm | ||||
アクロ TRIANGLE LED GROW | |||||
ルーメン | 1000~3000lm | ||||
Chihiros wrgb2 | |||||
ルーメン | 2300~4500lm |
ミクロソリウムspトライデントにCO2は必要?
CO2を添加することで光合成が活発化し、綺麗な新芽をどんどん展開してくれるようになります。綺麗な色味、形状をキープしたい。増やしたい場合はCO2は必ず添加した方が良いでしょう。
ミクロソリウムspトライデントの増やし方
ミクロソリウム系は成長していくと葉っぱの裏などに子株をつけるようになっていきます。そのまま放置していれば徐々に根が伸び葉っぱも大きくなっていきます。小さい段階からも取り除き、ソイルに植えることで親株と同様に成長し増やす事ができます。
また、親株が大きくなりすぎた場合、根っこ部分を両断し植え直すことでも増やす事が狙えます。
ミクロソリウムspトライデントの活着のさせ方
ミクロソリウムspトライデントを活着させる場合、根っこ部分を石や流木にテグスで巻き付けて放置するだけです。水流のない場所では活着しない事があるので、止水域での活着は難しいと思った方が良いでしょう。
水草はストレスを与えることで定着しようとする働きがあり、それを利用することで活着させる事が狙えるのです。
硬度を上げすぎない方が良い
硬度(GH)が高くなるとサンゴ苔やアオミドロが発生しやすくなります。ミクロソリウムspトライデントにサンゴ苔がつくと除去が非常に困難になるのでGHは1〜3程度にとどめるのがベスト。
もしサンゴ苔やアオミドロが生まれてしまった場合は、ゼオライトなどを投入しGHを下げつつ、換水を繰り返して消滅を狙いましょう。オキシドールを添加して徐々に弱らせるのも効果的です。