


グリーンロタラはパールグラスと同じくらい後景草として人気のある水草です。育てやすく丈夫な種類のため、初心者でも綺麗に育てるのに向いています。また、グリーンロタラはどこのショップでも取扱があると言って良いほど需要の高い水草の一種。この記事ではグリーンロタラの育て方やトリミングの仕方、レイアウト活用例などを掲載しています。
グリーンロタラの基本情報 | |
分類 | ミソハギ科キカシグサ属 |
学名 | Rotala sp.green |
別名 | ロタラsp.グリーン |
育成難易度 | ★・・・・ |
成長速度 | 早い |
レイアウト配置 | 中景〜後景 |
水温 | 20〜26度 |
水質(pH) | 5〜7 |
硬度(GH) | 0〜6 |
二酸化炭素(CO2) | 無くても良い |
光量/照明 | 強い方が良い |
増やし方 | トリミング |
参考価格 | 350円〜 |
グリーンロタラはパールグラスと並んで緑の後景草として用いられる水草です。葉先が若干丸みがあり1本でフワフワとしたボリュームがあるのが特徴。ボリュームがあるため、造形も容易いです。
グリーンロタラもパールグラスも成長速度と育成難易度に大差はありません。表現の差が若干違うので、自身のレイアウトに合わせて選ぶのが望ましいです。グリーンロタラはモコモコした柔らかみのある感じを演出し、パールグラスはクッキリした感じを演出したい時に用いるのが良いでしょう。
グリーンロタラまじ神。 pic.twitter.com/vKYrysfIgn
— 多松 将束 (@tabamasa46) May 15, 2020
水槽規格 | まぁまぁ育つ | 十分育つ |
30cm | 300〜500lm | 588〜1,176lm |
45cm | 750lm〜1000lm | 1,500〜2,000lm |
60cm | 1000lm〜2,000lm | 2,550〜3,000lm |
育成難易度が低い水草なので、まぁまぁ育つレベルでも綺麗に育てることは可能です。ただし、光量が低すぎると葉が黄色くなってしまうなどの障害が発生することがあるので、できるだけ最低ラインより少し高めを維持できるようにしましょう。また、グリーンロタラは有茎草の中でもふにゃふにゃとまっすぐ育ちづらい傾向のある水草なのでLEDライトはちゃんとしたものを使うことをおすすめします。
グリーンロタラは成長が比較的早い水草なのでco2が無くても徐々に成長していきます。また、よほど水質が悪くなければ葉が溶けたり、黄ばむこともないでしょう。ただ、成長が緩やかになる分、苔がつきやすくなったり発色がさほど良くなかったりするので、あった方が望ましいです。
葉を巻き込んでしっかり植え込みましょう。葉を落として茎だけ植え込む方法をする方もいますが、抜けやすいことに加えて、根元がスカスカになる可能性も十分にあります。したがって、葉ごと植え込むのがベターです。
切った茎をもう一度植え込むと勝手に根が生えてまた増えていきます。これをピンチカットと差し戻しと言います。フリマアプリで売られている多くのグリーンロタラはカットしたものになります。
「根がないからダメ」というわけではありません。根はいくらでも生えます。水中に放置しても根が生えてくるほどロタラの生命力は強いのです。
グリーンロタラのトリミングはライトが点灯して葉が広がっている時に行いないましょう。消灯時だと萎んでしまっているため、ライト点灯時と印象が変わってしまいます。斜めに切るように行い徐々に角を減らしていくような感覚で切っていきましょう。
水換え時に根元のゴミをしっかり取ることがコケを付けさせないポイントになります。トリミングする期間も割と短い品種のため、苔が付着することはあまりありません。糸状ゴケなどが発生した場合はヤマトヌマエビやサイアミーズフライングフォックスを導入するのが良いでしょう。
こちらはアオミドロや藍藻といった水換えや遮光でも手に負えない場合に行う手法です。
添加量は1Lに対して0.25mlを投入します。アンチグリーンと同様に4日連続で投与しましょう。日数×(1Lあたり0.25ml)の量を添加していく必要があります。
5日以降はコケの様子を見ながら初日の量×4を2日に1回添加していきます。水換えの頻度は1週間に1度、あまりに状態が良くなければ1週間に2度、1/3の水を入れえましょう。
出典:ロタラワリッキーを使った30cm水槽レイアウト【ちびはる作】
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新芽の展開は順調です!
グリーンロタラにいつのまにかグロッソ混ざってますけど😅 pic.twitter.com/CJkU0imYXA— ミキティー//Aquarium (@Aquariu50918409) May 22, 2020
アクアショップでは50本500程度で販売されていることが多いです。育成が上手い人から購入できれば非常にコスパ良いです。しかし、中にはアオミドロが付着していたりするので、水槽内に大量の苔を持ち込むことになる場合もあるので注意しましょう。
アクアショップは様々な水草と同じ水槽で管理されていることがほとんどなので、束購入だとミズゲジや苔といった弊害を水槽内に持ち込んでしまう可能性があります。気になるようでしたら培養カップの購入をお勧めします。